ベスト・オブ・エネミーズ 価値ある闘いのレビュー・感想・評価
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すげ〜映画
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映画だから多少の脚色はあるだろうが、実話と言うことに驚き。同時に権利獲得のために闘ってきたアメリカの民主主義の歴史、偉大さを感じた。未だに差別は残るが、この国はこうやって多様性に関して激しくぶつかり、認め合い、いがみ合い、向かい合ってきた事実がある。国のためにベトナム戦争で戦った英雄に対して指図できない、またその英雄に白人も黒人もないというシーンがあるが、凄く印象的。やはり、国というものへの思いがアメリカ国民にはある。たった2週間の異人種間の話し合いで、KKKの支部長が黒人側に投票するようになるって、ある意味家族もいるのに命懸けの行動だと思う。KKKと聞くだけで恐ろしかったが、そこに入る理由は一人は孤独で強力な何かに守られたい、そして仲間と共に仲間のために行動したいというもの。その行使の仕方が暴力的で決して許されるものではないが、子供を心配する気持ちはKKKと言えども同じ。サム・ロックウェルの嫌らしさ、画面から臭ってくるような人間臭さが素晴らしい。タラジはまくし立てる、おせっかいな役を演じても上手い。映画のような実話の話(笑)
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