フリーソロのレビュー・感想・評価
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ドキュメンタリーを映画館で見る価値あり!
全く飽きることなく、とても楽しめました。ドキュメンタリーを映画館で?なんて思っていたけど、食わず嫌いでした。大きなスクリーンで見る断崖絶壁は息を呑む。
金メダルか死か… 究極のスポーツに挑むには、3時間以上、計画された緻密な動きをしなくてはいけない。そうそう簡単に途中で引き返すこともできないし、パニックになったら終わりだ… 絶対真似できないからこそ、このスポーツを垣間見れたことに感謝。
嘘みたいな映像
ボルダリングやクライミングのような『スポーツ』であるそれらとは違い、まったく足場のない1cmにも満たないような窪みに体重と命を預ける。命綱なしでブルジュ・ハリファ (828.9m) よりも高い岩を登る。
その映像がただただ信じられない。
フィクションでもなければ、再現VTRでもない。製作費〇〇億円かけた3DCG映画よりもよっぽどアンリアルなドキュメント映画だった。
緊迫感がすごい!
ロープや安全装置を一切使わずに山や絶壁を登る「フリーソロ」すごいですね!
死と隣り合わせの緊迫感だらけのドキュメンタリー
世界的に知られるクライマー、アレックス・オノルドに密着していんですが、いつかこの人絶対に滑落して死んでしまうんだろうなあ、と感じながら見ていました。
巨岩エル・キャピタンって高さ900メートルで東京タワー3個分近く!の高さの岩を素手で何も使わず登るって、、凄すぎて、見ていて何で落ちないんだろう?重力ってどうなってるんだろう?というくらいすごい。
実際、同じような有名なクライマーはかなり亡くなっていますし、滑落するクライマーのシーンが時々出てきて恐ろしさを感じながら最後の20分間は釘付けで見ていました。
頼むから生き続けてくれ
怖えええええぇぇぇぇぇぇよ!!!!!
「いつ死ぬかわからないのは誰でも同じ。」
登ることで生を感じているアレックス、を、観て生を感じている自分。
ホラー映画を観て恐怖やスリルを頭に叩き込み楽しむ感覚と似ているのだろうか。いやそんなことはない、そんなもんじゃないんだろうね。失礼しました。
観ているだけで指先がジンジンと痛む。
クライミングの映像はほんの少し見たことはあったけど、フリーソロでこんな巨大な断崖を登る姿はおそらく初めて見た。
特に映画館の大きなスクリーンだと、まるで自分もそこにいるような感覚になって緊張感が半端じゃない。
仲間や家族や恋人の心情を思うと胸がズキズキと痛む。
何の前触れもなく永遠に会えなくなるかもしれない。
そんな想いを常に抱えながら彼と接するのは容易なことではない。
めちゃくちゃ他人の私ですら「心配だからやめてくれ」と思ってしまうというのに。
でもそんなのアレックスにとっては所詮他人のエゴなんだろうな。
勝手なこと言ってごめんね。どうぞご自由に。でも気を付けてね。そんなの言うまでもないけれど。
あなたが死んでも代わりを見つけるなんて、人間そんなに単純じゃないんだから。
やらずにはいられないってどんな気持ちなんだ。
不意に命を落とす可能性は誰にでもある。
だからこそ普通は危険から身を引いて近付かないようにするものでしょう。
一瞬のミスで死んでしまう可能性が非常に濃いところに積極的に突っ込んでいくって、そうしないといられないって、一体どんな気持ちなんだ。
フリーソロの挑戦までにロープ有りで練習する姿が印象的だった。
そうしてルートを確認、確保しないと無理なことだと、冷静に考えれば分かる。そりゃそうだ。
ちょっと恥ずかしいくらい無知すぎて、その辺の崖をいきなりホイホイ登ってるのかと思ってしまっていた。
ロープ有りでも危険にしか見えないし、どう登っているのかわからない。
さらに大きな機材を抱えて撮影しているカメラマンなんて本当凄まじいと思う。
とてもしんどいけれど、こういう人がいてこういう発信をしてくれることで、我々常人は見て疑似体験なんかもして楽しめる。
エンターテイメントとしても成り立っている。
劇中にいくつか流れた、クライマー達の死の知らせ。
もしいつかアレックス・オノルドの訃報が流れてきた時、私は結構なダメージを負ってしまうと思う。どんな気持ちで受け止めれば良いのか。
お願いだから、もう少し生きてね。
究極の映像体験は一見の価値あり
1㎜先に文字通り「死」が待っている世界。そんな尋常ならざる状況を疑似体験させてくれる、ありがたく拝んで観るべき貴重な作品。
単なるドキュメンタリーの枠に収まらず、音楽による盛り上げ方も的確で、エンターテイメントとしても飽きさせず一本の映画として良く出来ている。
無謀とも言える主人公含むフリーソロクライマーたちの挑戦を必要以上に美化したり持ち上げるでもなく、事実を盛り込みながらの淡々とした語り口は好感が持てる。彼らを最も近くで見守り共感し支援しているはずの撮影スタッフが、登頂中における最大の難所すなわち見せ場にきたところで思わず見ていられないと目を背けてしまう様子はとてもリアルだ。背景となる自然の美しさは言うまでもなく、常に清々しく画面が彩られ、極限の緊張感を煽りも癒しもしてくれる。
どれだけ大金をかけ、脚本を練り、名優を揃えて最新のCGを駆使したとしても敵いようがないだろう。今後も容易には超えられないレベルの傑作エンターテイメントではないかと思う。
これこそ映画館で観るべき映画であり、もっと上映館が増えてより巨大なスクリーンで鑑賞できるようになることを願わずにはいられない。
息をするのを忘れるくらい
久々のドキュメンタリー映画です。
考えると4年前の「アリのままでいたい」以来です。この映画はカマキリが主役です。カマキリが大好きな私は交尾しながらバリバリ顔を食べられてしまう雄カマキリに思わず落涙!
まじサークルオブライフかよ!
窓口で「アリのままでいたい」を一枚と言ったら、窓口のお姉さんは変な事を言った。15分後に始まるのに1時間後の時間で良いですか?
ん?なに?
「アリスのままで」と間違えてた!
確かに似たタイトルにも程がある!
アナ雪、こすりすぎ!
さて本作だがフリーソロ、一人で命綱なしで
900メートルの岸壁を登る話だ。岸壁に母はいません。いわばそれだけ。
但しCGは使っていません。観ている方は心臓を直接触られている気分になります。もしかして、その瞬間を観ることになるのか?
頼むよ!何回も心が叫びました。
頻繁にインサートされるクライマーの死。
私が登れるマックスはジャングルジム。
やめて!また心が叫びます。
とにかくラスト20分は凄いです。
そして気付きました。とてつもなく知的な
スポーツなんだなと!
高所恐怖症じゃない方は是非劇場で!
手に汗握る
命綱無し、本当に身体一つ、滑り止めを入れた小さなケースを腰に付けただけの装備で断崖絶壁を登る、まさにクレイジーです。
恋人や練習の為に一緒に登る協力者、撮影クルーとの関係など、淡々と語ります。
是非、大きなスクリーンで観てください。
ミスタースポック
落ち着いて振り返ってみると、アレックスという宇宙人に周りが振り回されまくってる
だけの内容な気もしてきましたが、観ている時はハラハラドキドキ!
挑戦と挫折、恐怖を乗り越える勇気、死を覚悟した別れなど、映画的エモーショナルに
溢れている上に、主人公カップルも丁度いい美男美女で、本当に映画のようでした。
やばいよ 最高だよ
フリーソロという断崖絶壁を素手で登る素人が見たら卒倒しそうな物 撮影スタッフも凄腕 人類はこういう人のお陰で進歩して来たんだろな MRIで検査したら普通の刺激には反応しないタイプと言われててナットク
アレックス・ホノルドさんに敬意を表してスコアは高め。
ロープも道具も使わずクライミング。
何でこんな事するのか理解出来ません。
事前準備はロープを使いながらルートを探るんだけど難所は一手一手攻略の手順を覚えて本番に望むんですね。
記憶力が凄い。
終始ハラハラドキドキで足も痺れっっぱなしの作品。
綺麗な風景とのアンマッチが印象に残ります。
観客は登山家と思える方も多数。
彼らもフリーソロやるのかなぁ( ´∀`)
【稀有なクライマーが恋人の涙、フリーソロクライミングシーンをカメラに撮られる緊張感などを乗越え、自然体で1000Mのビッグ・ウォールに臨む姿が神々しい。】
ー ヨセミテの花崗岩の一枚巨岩「エル・キャピタン」ー
・この、1000Mの屹立する巨岩にフリーソロで臨んだ人がいたとは知らなかった。
(「エル・キャピタン」は過去”岳人”を読み耽っていたので偶々知っていた)
・この超人、アレックス・オノルドの思考、言動が常人離れしている。医者曰く、”余程の興奮がないと脳の一部が機能しない・・・・”
・彼がフリーソロに臨むまでの過程が実に丁寧に描かれる。補助ロープを付けて難所を越える練習を何度も行う。怪我もする。恋人との会話も我々は見聞きする。撮影スタッフとの遣り取りも露わに描かれる。超人は第六感も大切にする。
・矢張り圧巻なのは、フリーソロで「エル・キャピタン」を一気に駆け上がっていく彼の姿である。
・地上のカメラマンが据え付けカメラの脇で目を覆い、”こんな仕事は二度と受けない”と呟く中、練習で難度も墜落した箇所もアレックスは次々と乗り越えていく。
この各シーンは本当に凄すぎる。
・クラックに身を入れクロールしながら、指半分の突起を頼りに振り子トラバースしながら、空手キックで壁に圧をかけながら、着々と頂上に向かうアレックスの姿は観ていて身震いがする。
・アレックスが自然と一体になった時が続き、彼は頂上に到達する。満面の笑顔だが涙はない。歓喜するスタッフ、恋人。が、彼は意外と冷静だ。
・信じ難き、物凄すぎるビッグ・クライミングを堪能させていただきました。
<撮影部隊の頑張りと撮影テクニックもこの傑作ドキュメンタリーを支えていることは、観れば分かる。>
<エンドロールで平山ユージの名前が出た時は、感慨深かったなあ・・。>
<2019年9月7日 映画館にて鑑賞>
とにかく凄くて感動した
エル・キャピタンを写真で見ただけでもフリーでクライミングすることがとんでもないことがわかる。
このとんでもない偉業を成し遂げる人間は、強烈にアグレッシブで、スリルマニアだろうと予想していた。だが、実際のアレックスは、内向的で、慎重で、宇宙飛行士並みの冷静さを備えていてびっくりした。
特に、勇気ある撤退をも躊躇なくできてしまうから並みのメンタルじゃないね。感情を鎧で覆うというのはこういうことなんだと感心した。
クライマックスの登攀シーンは、とにかく凄くて感動した。
精神と肉体を研ぎ澄ます
このフリーソロは、一切、命綱を頼らず、六感と精神を研ぎ澄まして、何十億年かかって地球が作り上げた壁と対話している感じだろうか。
常に動き、身体の位置を微調整しながらも、実は禅のような静的な深さも感じさせる。
何か地球とボソボソと会話してるようでもある。
アレックスを含め、クライマーと呼ばず、自らをフリー・ライダーと名乗る人々との対話も興味深く、その先に何を見るのだろうか興味が湧く。
最善の準備をし、迷いがあれば、途中で中止することも辞さない。決して、無謀なチャレンジではないのだ。
アレックスは、また、他の前人未到のフリーソロに挑戦するのだろうか。
何のために、その先にあるものは何なのか
その目的は─。理解できそうで、本当は何も分からない、理解できない。
フリーソロという行為でかなり稼いでいるようだし、名誉も得ているから、それで少しは理解できそうだけれど、いざ己にクライミングの途轍もない能力が備わっていることを想像したとき、果たしてフリーソロという行為に及ぶことが出来るものか─、そんな無駄な夢想を常に抱きながら無駄に思える男のロマンを食い入るように見つめていた。
無謀なその行為を成せる理由を、しっかりと科学的に検証しつつ、決して無謀という言葉で片づけられない準備や恐怖や絆が丁寧に描かれていて、理由が分からないままに感動して涙が流れてしまう。
凄いよ!お前スゴいよ!!と思えるんだけれど、決して彼のこの先に約束された栄光があるわけでもなく、むしろ暗い陰が常に潜んでいる…ということもしっかりと感じさせてくれる素晴らしいドキュメンタリーだった。
多少作られた感があったけれど、映し出される映像は、紛れもなく壮大で嘘偽りのなく畏怖すべきものであった。
驚異。
常人にはわからないし真似できない驚異の世界。死ぬまでゴールはないんじゃないかと。
映像は予告通りな迫力画面。普段見れない世界に普通ならCG ワールドな映像におどろくばかり。一体どこをつかんで登っているなやら。とにかくすごい、のひとこと。
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