「ミスター・スポック」フリーソロ roadyさんの映画レビュー(感想・評価)
ミスター・スポック
高さ975m断崖絶壁であるエル・キャピタンのドーン・ウォールを、ロープ・道具を使わず単独で登るクライマー「アレックス・オノルド」の挑戦(2017年)を描いたアカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞作。
映画の大半は、入念に準備をしていく様子に割かれており、2015年にドーン・ウォールをフリー化したパタゴニア・アンバサダーのトミー・コールドウェルも登場する。
いくらルートを徹底的に予習しても、急な体調変化やちょっとした失敗は起こりうるので、命綱なしで死んだクライマーも多い。慎重にコトを進めるアレックスにしても、彼女ができてから練習中に2回も事故したりして、妙な流れも…
「メルー」のジミー・チン監督作ということで期待していたのですが、山や自然に興味がある方ならぜひ観て欲しい名作でした。
なぜ、フリーソロをするのかという理由について、MRI検査の結果で興味深い現象も確認できるのだが、母親の影響も伺えて、親子関係というのは大切だなぁと改めて思うのでした。
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