劇場公開日 2020年2月21日

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「熟した千葉雄大を食う成田凌、複雑展開もしっかり回収するラストは若干見事」スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 かわちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5熟した千葉雄大を食う成田凌、複雑展開もしっかり回収するラストは若干見事

2020年6月15日
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鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

正直、前作を観ていない。それでもついていけるか心配ではあった。しかし、今回の主役は千葉雄大であり、前作を汲んでいない面では楽しめた。また、緊急事態宣言解除後初の映画ということもあり、心が躍った。やはり、大画面と音響は、大きい方がいい。
千葉雄大はどちらかというと、ストーリーテラー。囚われの殺人鬼という、タイトル通りといえばその通りだが、成田凌が真の主役に躍り出ているようなオーラ。狂気の演技が上手いだけじゃなく、芸人多用の中でもしっかりと相手を引き立てている。
ストーリーはとにかく複雑。素人で分かる範疇を超えるので、身を任せるしかない。それでも、しっかり落とした伏線を回収するので面白かった。しかし、種も多すぎるし府に落ちないところもしばしばだった。
スマホは危険、というテーマから始まるが、結局映画が終わって開くのはすぐスマホ。なんとも皮肉だが、気をつけたいという気にはなった。

たいよーさん。