9人の翻訳家 囚われたベストセラーのレビュー・感想・評価
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こねくり回して結果ぼんやりした味付け
文学が好きな人には知識を持ってる楽しさがあると思うけど、一般人の私が観ると、ふーん、って感じ。
どんでん返しの連続だけど、どんでん返し自体におもきを置いていてストーリーの緻密さや感情の揺れを演出するような何かはなかった。シュチュエーションや演出を楽しむ日本の10代若者が好きそうな軽めの映画に感じたかも。
もっとサスペンスを重視するか、仲間内のやりとりを重視するか、どちらかにおもきを置けば楽しかったかも。せっかく各国の人間が集まってるのに、国民性を感じるやりとりは思うほどなかったし、ちょっと残念。
不自然なミステリー
ダビンチ・コードなど隔離翻訳作業は実話としても双方が納得ずくの契約なら非道とも言えませんね。話題性に加えてミステリーとして密室ではありませんが世間と隔離されたシチュエーションが欲しかったのでしょう。頭の30分は例によって人物紹介、退屈で閉口した、やっと恐喝メールが出てきて犯人探し、閉鎖空間で疑心暗鬼なら何か事件が起きるでしょう、かと思ったら終盤に来て本筋は別との種明かし。
目的がそうであるなら、他人を巻き込まずとも別のやり方があったでしょう、どうもシチュエーションが無理くりで不自然、ミステリー仕立てに拘るあまりいじりすぎましたね。
サスペンスにはありがちかも
娯楽的風刺
こんな感傷的な話と思わなかった。
文学と商売ってむつかしいもんね。
とはいえ、ほとんどの作家にとって、書く行為はお金に直結しているとは思いますが、行きすぎた拝金主義は、もはや書籍の世界だけではありませんから、うんざりっていうのもよくわかります。
ミステリーというかたちはとっているけど、ミステリーとしてみると、不必要に脇にそれることが多く、前半少し集中できませんでしたが、後半に向け、自分の夢とか思い出したり、この世界の嫌らしさとかに目を向け始めると、グッと来ました。
本格ミステリー作品
思ってたのと違った!
良作ですね。
(。 ・д・)-д-)ふむふむ、なるほど…
確かにこれはミステリー小説をそのまま映画にしたような作品ですね。
展開や方向性が二転三転するので飽きないかわりに全体的に薄味になってしまっている感もありますが、個人的には楽しめました。
ネタバレしてしまうと面白さが半減してしまうので、いろいろ書けませんが、巧みにミスリードを効かせた良作だと思います。
とは言っても幾つか気になる点があるのですが、1番気になったのはローズマリーの写真の件…
多分、エリックと自分の関係性を写真を見る事によって、改めて客観的に捉えられたという事なのだと思いますが、少し分かり難かったのが残念です。
9人もいると…
この中の誰なんだろう、あるいはローズマリーなのかと、オリエント急行殺人事件を思わせる犯人探し。オルガと思いきや、やっぱりアレックスだったか。個人的に9人中5人が事前共謀だったら全員共謀のエンタメ路線の方が楽しめたのかな。結局自分の作品が金儲けのために利用され、子供の頃から可愛がってもらった本屋の主人が殺されたことへの復讐を果たすわけだが、その為に一人自殺、オルガも撃たれ、全て共感とはいかなかった。
想像は出来るのですが・・・
世界的ベストセラーの新作を翻訳する為に隔離された翻訳家達が、原稿の流出事件に巻き込まれる物語。
実際にダン・ブラウン作「インフェルノ」の翻訳の際に、翻訳家達が隔離されたことにインスパイアされて製作された作品のようです。
前半はやや冗長に感じましたが、後半から終盤にかけての展開は心地よい驚きがあり好感をもてました。
犯人が、そもそも「彼」を毛嫌いした理由がもう少し明確なら、後半のストーリーにもっと納得感が生まれたかもしれませんね。
ヨーロッパ映画のイメージ変わりました
「あらゆる常識を打ち破ることによって 私は人生を築いてきた 。必ず目的を達した」
世界的に大ヒットした「ダ・ヴィンチ・コード」などの本が
翻訳された時の実話をヒントに作られた作品
この映画のテーマは
「本(あえて文学とはいわない)を、金儲けの道具にするな」
だと思います
情報漏洩を防ぐ為に、「家畜のように」軟禁され
作品の全体像がわからないまま細切れに翻訳をさせられる9人
(9か国)の個性的な翻訳家たち
「翻訳家は透明人間みたいなもの」
本の表紙に名前は出ない(日本では出る事もありますけど)
本を読むことに喜びを抱きつつ文章を書きたい、けれど
作家にはなれない人々が翻訳をやっているとは限らない
(翻訳家から作家になった、或いは両方をこなしている
人も少なくない)・・・でも
脚本も書いているという、この映画の監督は
翻訳と言う仕事に携わる人々に自分の思いを重ねたのかな
脚本家も、映画産業の中では影の存在だし、監督やスポンサーの
意向で、脚本を勝手に書き換えられてしまう事がよくあるそうなので
本(脚本)を金儲けの道具としか考えていない出版社社長エリックの存在は
今の出版(映画)業界の姿勢に対する皮肉なのでしょう
冒頭の言葉
「あらゆる常識を打ち破ることによって
私は人生を築いてきた
必ず目的を達した」
燃える本(金儲けの道具として使われる本の象徴)の映像と
誰のものかわからない独白からストーリーが
始まります
これがどこで、どういう意味を持つのかは、物語の終盤で
明らかになります(独白は、監督自身の言葉でもあると思う)
物語としては
唐突に回想シーンが入ったりして、時系列がわかりにくい部分や
本当の主人公アレックス(本物のオスカル・ブラック)の
復讐劇が、出来すぎやりすぎな感は否めないものの、
「常識外れ」の、どんでん返しの数々が面白いミステリー風味の作品でした
「オリエント急行殺人事件」(アガサ・クリスティー作)ネタとか
アレックスがエリックに銃で撃たれた時、命を救ったのが胸に忍ばせていた
プルーストの「失われた時を求めて」だとか(今読んでいます(≧∇≦)!)
エリックが、翻訳させるつもりの原稿を肌身離さず鞄に入れて
持ち歩いている、その鍵の暗証番号が「777」とか(普通、大切なものの
暗証番号って、わかりにくいものにするよね?を逆手に取って
金の亡者を皮肉った笑い)
登場人物のひとりが「レベッカ」と呼ばれていたり、彼女が映画
「007」に出演した際ボンド・ガールだったのか、鞄を盗んで
暗証番号を試す場面で、候補に「007」がさりげなく出てくるとか、
高性能のコピー機が日本製とか、
細かい所に監督兼脚本のお遊びが入っているのが
暗くなりがちな話で、ふっと笑えるエピソードになっていて
面白かったです
本好きな人は、共感出来る映画だと思う
フランス映画って、容赦なく現実を突き付ける傾向があるので
映画観て、スカッとしたいとかほんわかハッピーな気分に
浸りたい人向けではないけど
一度ツボにハマったら、結構好きになれると思うんです
フランス映画好きな人、増えて欲しいな~(´∀`*)
久々に
オスカル・ブラック
翻訳家、でも実は、、、🤫
ベストセラー小説を各国同時発売しようと、9カ国から翻訳家が集められる。出版するまで外部との接触をせず、缶詰め状態で2ヶ月を過ごす条件。しかし途中で事件が起きる。
集められた翻訳家の中で1番若い、頼りなげな青年が実は原作者だったり、作者を殺したであろう人物を追い込む為の策略であったりと、とても面白かった。ただ私は賢くないので、所々戻したり、一旦停止して考えたりしてなんとか理解💦映画館で観たらちょっと思考が追いつかなかったかも😅(そんなおバカは私だけかな)
集められた翻訳家、デンマーク、ポルトガル、イタリア、ギリシャ、ロシア、韓国、ドイツ、、後どこだっけ?日本は選ばれて無いのが残念‼️
どんでん返しにそこまで拘らなくても良い派です。
ダヴィンチコードは面白かったので、元ネタの話題につられて鑑賞。でも自分にはあまりこないかな。
意外な展開を狙いすぎてちょっと説得力が弱く感じてしまった。あといきなり暴れだしたりするシーンが多いことが短絡的に見えてしまって登場人物全体的に知的な感じなのに勿体ないなぁ、そこで駆引き要素もっと出してほしいなぁ、多国籍での通訳ネタとかもっと仕込んでおいてほしかったなぁ、とか思ってしまう。
密室での謎解きがメインだしそこまで求めると映画じゃ収まらないだろうに自分も随分贅沢症になったもんだよ。
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