9人の翻訳家 囚われたベストセラーのレビュー・感想・評価
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ミルフィーユみたいな映画
「翻訳家」という言葉につられて再生したけど、とても映画らしい映画だった。
突っ込みどころもあるけれど、細かい演出もうまい。
The Usual Suspects + Ocean's Eleven + ほんのちょびっとBack to the Future。
出版翻訳という業界の痛いところも突いてくる。
根底にあるのは、創作活動へ情熱と愛とリスペクト。
ストーリーは別として&あんな環境で翻訳はできないけど、9カ国語の翻訳者が集まっての作業は面白そうだなぁ。
ダ・ヴィンチ・コードの絡みはない
お手軽ミステリー
この映画のレビューを公開すると、囚われるのか
冒頭、一気に個性的な翻訳家が集められる。
日本人いなくて残念。
フランス映画だから仕方ないか。
ある程度さまざまな作品を見ていると
推理小説とかミステリー映画とか、
めんどくさくなっちゃうんだよね。
たとえば、「きっとあなたは騙される」とか
言われると
よし、騙されないように見るぞって
構えちゃうし。
騙されると面白さより悔しさが
勝っちゃうし。
途中で展開が読めちゃうと
つまらなかったって
思っちゃうし。
なので、推理というより
登場人物のキャラクターとか
プロットを楽しませるとか
の方が映画として面白いのだと思う。
この映画だけで言うと
個性的なのに9人も必要ないし、
もったいないし。
出版って、
作家、編集者、翻訳者以外に
校閲者、デザイナー、装丁者、印刷業者、
校正者、配送業者、書店販売員・・・
翻訳者だけ軟禁する意味あるのか?
「絶対流出禁止」という内容を
どんでん返し推理映画に
していいのか?
と、ネタバレ禁止にせず公開してみる。
密室ミステリー?
多言語が入り乱れる
あまり現実味がなくそんなにやった
期待し過ぎたかも。
透明でいる理由
翻訳者です。ついうっかりタイトルに釣られました。
一か所に集められて閉じ込められた経験こそありませんが、大きなプロジェクトのためにいろんな背景を持つ翻訳者とともに集められたり、機密保持のためさまざまな干渉や制約を受けたり、またその機密のために仕事を人に見せられず、時々本当に透明人間ぽかったり、自分にも似たような経験がいろいろあったので、それがミステリの小道具になっているのはちょっと面白かったです。自分の専門以外の言語も使える人がいるのもあるあるで(多分言語オタクが多い)それで戦おうとする場面は楽しかったし、失敗してしまったのは悲しかったです。
ただ、ネタバラシになるとちょっとつまらなく感じてしまいました。
主人公は編集者が翻訳者を家畜のように扱うのが許せないと言いますが、自分も結局彼らを共犯者ではなく道具として扱っていますよね。正直なんやねんという気持ちです。
また、彼が覆面作家でいたかった理由もそれだけ?と思いました。
翻訳者には作家志望もいますが、いろんな理由で透明人間の方が良いという人もいるはずです。そういうタイプの翻訳者と主人公の透明でいたい理由を対比させながら掘り下げれば、彼がこういう復習を企てた理由をもっと痛切なものとして感じられたのではないかと思います。なぜなら彼が透明人間でいたことも彼が大事な理解者を失った理由のひとつだからです。
期待以下
地下での労働
出だしから怪しさ満載でした。翻訳の仕事をシェルターでやり、2ヶ月間外部との接触禁止とか…。
雇われた9人の翻訳家も個性があって面白かったです。まさかシェルターに来る前に何人かは知り合っていたとは驚きです。ラストにも驚かされました。最後まで誰が悪か分からなかったけど、結局は…って感じです。最後まで惹きつけられました。
もう少し、一人一人にフォーカスしても…
レビュー
オシャレミステリー
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