9人の翻訳家 囚われたベストセラーのレビュー・感想・評価
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全世界同時発売の同時翻訳を行うために各国の翻訳家がシェルターに集め...
犯人こそ最低じゃないか
うーん
見終わったあとむかむかする映画
だれもレビューで突っ込んでないのも気になるけど
広告代理店のおじさんはたしかに利益にばかりこだわり目的を見失っているが、
はめた犯人こそ、顔も名も出さない、度胸もなく、ベストセラーにしてくれたやつを一方的に恨むってどうなの?こんな学生気分の芸術気取りが多いから本の世界や映画は衰退するような気もする
仕事する人、広告を打つ人、マーケーティング含め、物を売る、読んでもらう、読んでもらうためにはまず知ってもらう、興味を持ってもらう、そのプロセスこそ大変なのに。主人公は物を売ることがら何かわかっていない。むしろ感謝すべきとこを軽蔑している勘違いヤロウ。作り手の思いが欠けている。周りの人の助けがあること忘れエゴ的に振る舞った結果の悲劇にしか見えない。
風が立つ、魂に刻まなければならない。
【オチが読めない!それが見どころ!】
・2019年公開のフランス・ベルギーのサスペンススリラー映画。
・フランスのとある洋館の地下室に9か国の翻訳家が出版社のオーナー、エリックによって集められる。全世界が待ち望んでいるミステリー3部作小説「デダリュス」の完結編を、内容が流出することなく9か国語に翻訳するために、彼らは地下室の密室に隔離され、翻訳が終わるまでそこを出れないことを知る。無茶苦茶だよ…と思いながらも、翻訳を進める9人の翻訳家。それを監視するエリックとその部下たち。するとエリックの元にとあるメールが。「冒頭の10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロ(約6億)を支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば、全ページを公開する」と。独占販売することで巨額の利益を得ようともくろんでいたエリックにとってはかなり痛い要求。一方、地下室の彼ら以外は元ネタを知るはずもない。ということで、地下室の9人の中に犯人はいると疑っていくが… という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・計算されたサスペンス!久しぶりに裏切られたぁ~!と感激しました。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・とにかく、物語が良くできていると思いました。個人的には、サスペンス領域ではかなりの良作だと思います。真犯人や意図を想定してみたものの、全然的外れ。笑 これぞ、期待を裏切ってうまくだましてくれるサスペンスの醍醐味!中盤あたりからネタバレが始まり、あとは、ネタバレの仕掛けやその動機などを。いやぁ、あまり話すとネタバレしちゃうので控えますが、久しぶりに素敵なギミックの効いた映画に出会えてよかったです。
・ドラマ性は割と薄めです。
[演出]
・これは物語の部分かもしれませんが、時間軸を飛ばす流れ・演出が若干混乱させられました。混乱がある分、衝撃度が下がります。本来なら衝撃を受ける部分が「あれ、今どういう状況?自分の認識であってる?」と懐疑的になるため、徐々に理解してやっと衝撃を受ける→せっかくの頂点で衝撃を受けることができなかったな、という印象があります。
[映像]
・際立って感じたことはありません。
[音楽]
・際立って感じたことはありません。
[演技・配役]
・知らない方々ばかりでした(オルガ・キュリレンコさんはどこかで見た記憶がありました)。しかし、安定して観ることのできた演技ではありました。
[全体]
・裏切りのオチ、これがこの映画の見どころでした。一方、物語性は薄めです。どこか子供じみた衝動や行動が目立ちます。共感性はそこまでないですが、ただただ、サスペンスに自分の予想を裏切られたい!と願う人なら一見の価値はあるのではないでしょうか。ありがとうございました。
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#全体3.5 #物語3.7 #演出3.3 #演技3.4 #配役3.3 #映像3.4 #音楽3.4
ミルフィーユみたいな映画
ダ・ヴィンチ・コードの絡みはない
お手軽ミステリー
この映画のレビューを公開すると、囚われるのか
冒頭、一気に個性的な翻訳家が集められる。
日本人いなくて残念。
フランス映画だから仕方ないか。
ある程度さまざまな作品を見ていると
推理小説とかミステリー映画とか、
めんどくさくなっちゃうんだよね。
たとえば、「きっとあなたは騙される」とか
言われると
よし、騙されないように見るぞって
構えちゃうし。
騙されると面白さより悔しさが
勝っちゃうし。
途中で展開が読めちゃうと
つまらなかったって
思っちゃうし。
なので、推理というより
登場人物のキャラクターとか
プロットを楽しませるとか
の方が映画として面白いのだと思う。
この映画だけで言うと
個性的なのに9人も必要ないし、
もったいないし。
出版って、
作家、編集者、翻訳者以外に
校閲者、デザイナー、装丁者、印刷業者、
校正者、配送業者、書店販売員・・・
翻訳者だけ軟禁する意味あるのか?
「絶対流出禁止」という内容を
どんでん返し推理映画に
していいのか?
と、ネタバレ禁止にせず公開してみる。
密室ミステリー?
多言語が入り乱れる
あまり現実味がなくそんなにやった
期待し過ぎたかも。
透明でいる理由
翻訳者です。ついうっかりタイトルに釣られました。
一か所に集められて閉じ込められた経験こそありませんが、大きなプロジェクトのためにいろんな背景を持つ翻訳者とともに集められたり、機密保持のためさまざまな干渉や制約を受けたり、またその機密のために仕事を人に見せられず、時々本当に透明人間ぽかったり、自分にも似たような経験がいろいろあったので、それがミステリの小道具になっているのはちょっと面白かったです。自分の専門以外の言語も使える人がいるのもあるあるで(多分言語オタクが多い)それで戦おうとする場面は楽しかったし、失敗してしまったのは悲しかったです。
ただ、ネタバラシになるとちょっとつまらなく感じてしまいました。
主人公は編集者が翻訳者を家畜のように扱うのが許せないと言いますが、自分も結局彼らを共犯者ではなく道具として扱っていますよね。正直なんやねんという気持ちです。
また、彼が覆面作家でいたかった理由もそれだけ?と思いました。
翻訳者には作家志望もいますが、いろんな理由で透明人間の方が良いという人もいるはずです。そういうタイプの翻訳者と主人公の透明でいたい理由を対比させながら掘り下げれば、彼がこういう復習を企てた理由をもっと痛切なものとして感じられたのではないかと思います。なぜなら彼が透明人間でいたことも彼が大事な理解者を失った理由のひとつだからです。
期待以下
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