「緊迫感溢れる佳作」毒戦 BELIEVER さんにん@㌦㌦さんの映画レビュー(感想・評価)
緊迫感溢れる佳作
冒頭の大雪原を走る一台の車、その静寂さから一変、喧騒の街中でのアガシ惨殺。なにかを期待させる展開にスクリーンに見いらざるを得ない。
その期待通りに見る者の焦燥感を煽る場面が続く。中でも麻薬に群がる狂人達とマトリのスリリングで紙一重の駆け引きと鬼気迫る迫力ある演技が見もの。先が読めない演出もなかなかのもの。
終盤、誰が黒幕かが読めてしまうことにやや物足りなさが残るが、それまでの精神的な疲労感から解放されることで相殺かな。
韓国映画の本気度を感じさせる一本でした。
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