「タイトル「毒戦」ではないのか?」毒戦 BELIEVER Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトル「毒戦」ではないのか?
以前公開された香港・中国合作のクライム映画のリメイク版として、本作は、位置付けられていて、謎の麻薬犯罪組織のボス、Mr,Leeを追う主人公である刑事ウォンホの活躍を描いている。
物語の始まりは、刑事ウォンホと彼の子飼いの少女に最後だからと言って、携帯を渡すところから始まる。その彼女が、ボコボコにされたところを発見し、病院に行くが,,,,,,。
Mr. Lee, that bastard sent me a message.
"I killed your rat."
何年も追っていた、年齢も国籍も、そして性別すら謎の麻薬組織のボス、Mr.Lee。そんな得体の知れない奴をどうやって捕まえるのか?と人からも上司からも揶揄されながら必死に捕まえようとする刑事ウォンホの時には荒々しい、またある時は、過激な銃撃戦や麻薬組織とのスリリングな駆け引きを描いていて、韓国の中でも男臭く、濃いい強面が揃っている。その映画の成り立ちからか、この映画のことを韓国版"Neo-noir"と称する方もおられる。
ただし、個人的には、ろうあの兄妹がこのような形で登場し、彼らが耳が聞こえないことをシナリオの中に入れ、またラストにもそのことをかけているのは、この映画のあることのために仕方がないかもしれないが、自分自身いい子ちゃんではないが、気持ちのいいものでもない。しかし、別の角度から見れば、それがかえって監督の映画に対する潔さが光っているのかもしれない。一体どっちなの?
麻薬組織のボスMr.Lee。最初から誰が、犯人かわかってしまう「火サス」のようなものと同じだと言えば言い過ぎか?
アメリカの週刊新聞紙、San Diego Readerによると「 おそらく、私が"ドラッグ・ウォー/毒戦"のほうが好みだったことが、韓国版に対する見方が曇ったのかもしれないとおもっていたが、ところが、私がスクリーンを見ている以上に私の時計を見る時間を費やさなかった。」
交通事故で亡くなったキム・ジュヒョクさんが出演されている。
ただラストの視聴者に映画の結果をゆだねるような作り方は、どうかと思ってしまうのだが.......?