劇場公開日 2019年8月16日

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「世界は泥棒と芸術家のもの」永遠に僕のもの 白波さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5世界は泥棒と芸術家のもの

2022年1月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

オープニングからその色調や音楽に魅せられます。
あとファッションが実に冴えてるんですね。
それと何と言っても主人公のカルリートス、笑顔がすごくキュートです。
猫背だったりお腹がぽっこりした幼児体型だったりと、決してスタイルが良いとは言えないんですが、それら全部カバーしてしまう妖艶な空気があります。
ここら辺はオーディションで最も求められた点なんでしょう、経験や技術より空気感を重要視したのでしょうね。
主人公は犯罪に恐怖心がないと言うよりも、本当無邪気なんですよ。
悪魔的とは正にこういった人物なのだろうと思います。
実話ベースなのでドラマティックな展開はなく、ひたすらに終焉に向かうばかり。
先に楽曲が良いと触れましたが、「朝日のあたる家」の使いどころは本当最高でした。
「世界は泥棒と芸術家のものだ」この言葉そのままの人生であり、そのままの作品でした。

白波