劇場公開日 2019年8月16日

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「恐怖心がないという恐怖」永遠に僕のもの ひろみちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5恐怖心がないという恐怖

2021年9月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

最初の第一印象はまあ美少年。ブロンドヘアー。ブルーアイ。欲するもの全てを手にできそうなルックスをもつ少年だった。
ただ、時間が経つにつれてどこかおかしいと思えてくるんだ。何をするにしても恐怖心がこれっぽっちもないこと。銃を持つ時も。泥棒をする時も。人を殺す時も。それがぞわぞわと恐怖を感じさせる。

ミゲルが死んだシーン。あれはこのまま一緒に死にたかったのかなって。
あと見ていて辛いのは母親の心情もしっかりと描かれていること。自分の息子が家に帰らなくなってから、泥棒に手を染めてることをしり、しまいには刑務所に入ってしまう。そして脱走した息子との電話から息子を捕らえられてしまう結末まで、愛する人の心情が一番心にくるものがある。

鏡でピアスつけてマリリンモンローに似ているというシーン。完全に女優さんかと思うような可愛さ。圧倒的な可愛さ。でもちょっと、猫背だったり、お腹が出てるのがまた少し可愛いポイント。

何が一番怖いかって、これが実話だってこと。
当時の1971年頃のアルゼンチン。窃盗が街に蔓延ってるそんな時代だったのかな。

ひろみちゃん