「圧倒的に美しく純粋な絶対悪」永遠に僕のもの ちいまめさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的に美しく純粋な絶対悪
献身的で実直な両親からこの少年が生まれたという恐怖。人は経験で性格を培うともいうが、そんなことをあざ笑うような絶対の悪性。
美しい外見、純粋な少年性、悩みも反省もない。
欲しいものが離れていくのが許せないが、その感情にもうとく、ただ駄々をこねる子供のような印象で、わずかの快楽を求めるように淡々と延々と罪を犯す。
延々と続く犯罪物語なので、物語としては単調で盛り上がりに欠ける気もしますが、主人公が圧倒的に美しく見え、何とも言えない奇妙さに引き込まれました。
コメントする