「アメリカ合衆国で大ヒットしたのも、よくわかる作品でした。」ブレス あの波の向こうへ 81。screenさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ合衆国で大ヒットしたのも、よくわかる作品でした。
今回は、プレミアムイベントにて、1960年代から70年代のオーストリアについて、原作本;「ブレス(邦題)」の和文翻訳者でもある、佐和田敬司さんより、ティーチ・イン・スピーチをしていただいた、そのお蔭様で・・・・・、
実際には、狭い世界のお話でありながら、たくさんのテーマを見つけることができ、その狭さをまったく感じさせない作り込みとなっていることに気付くことができました。特に、劇中、「ああ、そう言えば、あの登場人物は、あの時は、どんな表情だったのかなあ。」と、後戻りして、もう一度観たい、と感じることが、何度かありました。
段々と、数が増えてゆく、メンターに気付くと、製作スタッフさんも含めて、一枚も二枚も上手で、物凄く人懐っこく、「あんな風に、ありたいもんだなあ。」と、身近に迫ってきます。
また、画面構成比とタイミングが思いっきり精緻化されたカメラ・ワークを通して、普段、私たちだけでは、飛び込んでゆくことができそうもない、海そして山の懐の深さや躍動感も、存分に楽しめることができました。
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