劇場公開日 2019年7月27日

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「タスマニア 悲惨な歴史」ブレス あの波の向こうへ Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5タスマニア 悲惨な歴史

2019年4月20日
PCから投稿

この映画、主演・監督・脚本・制作を一人でこなした方で世間ではTVシリーズ「メンタリスト」で好評を博したサイモン・ベイカーが務めている。
批評家からも視聴者からも高い支持を受けている映画でその上、いつもハリウッドでは、同じオーストラリア出身のデブ俳優、おっと失礼、Mr.ラッセル・クロウ......と同じようにオーストラリア英語ではなくて、アメリカ英語を使っている器用な方で、ボイストレーニングの成果を象徴するかのような代表選手。この映画では、肩の荷が下りたのか思いっきり故郷に帰った感を出している。つまり、アメリカ人があまり使わない、 "I reckon〜" というどちらかというとコモンウエルスに加盟している国ぐらいしか使わない表現も出てくる。
個人的には、過去に観たようなステレオタイプと言っていいようなありふれた内容に加え、あまりにも話の流れが遅く、いい話としてなら我慢もできたが、関心のないものにとっては、途中で観るのをやめようかと思うほどつまらなくて、くだらない映画と映し出されている。たぶん、日本の一般の視聴者の方々は、冷静な判断をされ、私のレビューがいかにも自己中で的外れなのかをすぐにわかると思うのだが、敢えて辛辣なコメントを載せた。
タスマニアには行ったことがないが、この映画では日中からも何故か暗く、海そのもの自体も人を寄せ付けないような波でわざとそのような映像を撮ったとしか考えられないものにしている。つまり、日本人がオーストラリアに旅行に行くなら欠かせない場所、ゴールドコーストの雰囲気と180度違う場所と描いているように思える。

Naaki