「実はブルース・リーが・・!」イップ・マン 完結 Mt.ブルーさんの映画レビュー(感想・評価)
実はブルース・リーが・・!
カンフー映画を観たはずですが、(笑)
タイムリーな話題(と言うか、連綿と続く人種問題)
が、過去作以上に色濃く、演出されているように思います。
難しい話ではあるのですが、個人の感想として、作品を通して人種問題が、やはり中国人目線で描かれているのです。(まあ、中国映画だしね。)
言い方悪いし、反論もあるかと思いますが
イップマン全作品を通してこの問題は、明確な憎まれ役・敵役を分かり易く演出する為に使われているだけだと思います。本当の意味では扱われていないかと。
(ちゃんと扱ったらカンフーアクション映画にならないしね。)
問題提起する感覚で観る程度です。
個人的に??となったのは、邪推かも知れませんが、アメリカ海兵隊を通じて空手最強!(日本武術)カンフーはダメ!(中国武術)的な演出が強い?
そう言う意味では、今回登場した、ブルース・リーが一番偏見無い立ち位置にいるかと。空手・ボクシングの要素を取り入れたジークンドーを人種関係なく広めようとしている。(実際は、ハリウッドに幻滅して香港に戻り「ドラゴンへの道」や「怒りの鉄拳」で認められる皮肉)
堅苦しい事書いてしまいましたが、やっぱりイップマン最高!(笑)
全体通して、イップマンだけでなく他の俳優のアクションも最高。特に太極拳のワン・ゾンホア役の方初めて知りましたが、凄いですね。
ブルース・リー役は方は「少林サッカー」から、ブルース・リー役ばっかり(笑)でもアクションも良いです。
只、今回は、正統派カンフーアクションで、「継承」と時より武器やら異種格闘的なものは少なく地味?かな。
ブルース・リーへのオマージュと言わんばかりに路地裏アクション!
過去作知っているとクスっとしてしまう負けると場所のせいにするロー師匠。
やっぱりカンフー映画は、良いですねー(笑)