もみの家のレビュー・感想・評価
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暖かい映画
心の奥底にじんわりと響く素朴な作品
淡々と少女の成長を見守る良作
私は元気です。
高校1年生で不登校となり半年の女子高生が、富山県の田舎町にある自立支援施設で過ごす話。
いじめられていた訳ではないけれど、人の顔色を窺い自分を出せず、地味キャラ扱いとなって居場所を無くした主人公。
…という設定だけど、暗そうな感じはないものの人と打ち解けられないのかその気がないのか、ただの甘ったれにもみえるし、良くわからない状態で30分。
理由を話したときには唐突ながら既に結構喋る様になっていて、何がみせたいのか?と感じてしまった序盤戦だったし、この時点の語りではまだ足りないし。
けれど、そこからはまぁお約束というか、他の入居者と普通に接する様になり、打ち込むものが出来、命を感じという中で、自分を見つめ直して行く展開。
直面しないとみつけられない人振り返れない人はいるもんね。
激しい感情の浮き沈みがなく話は単純、みんないい人、毒は無しというコテコテ成長物語だけど、優しさや温かさを感じてとても面白かった。
思った通りのストーリーだけど
独りで余韻を感じていたくなる秀作
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