もみの家のレビュー・感想・評価
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暖かい映画
もっと暗い作品なのかと思いきや、演者の優しさが溢れて暗さは感じない作品でした。特に佐々木さんと田中さんの声が優しいから聴いてるだけで涙が出そうになる。自分の居場所が分からず暗闇の中彷徨っていたら、この二人の「こっちだよー」という優しい声が光で、その光が道標になっているような感覚。この二人の声は観ている私達も励まされました。
つまずいても良いんだよ。急がなくて良いんだよ。一緒に立ち上がろう。周りを気にしないで。一緒に前を向こう。一緒に歩こう。
このスピード感溢れる現代社会、人の目を気にしてる人も多い中、今必要な作品はこの作品なのかと思います。
あと、ご飯と野菜とおはぎが食べたくなる作品です。
心の奥底にじんわりと響く素朴な作品
人の心のつながり、
揺れ動く感情、
成長、
出会いと別れ。
日常の何気ない中にある出来事で成長していく女の子。
前作もよかったので今回見に行きましたが、
途中から引き込まれて気づいたら涙を流していました。
久しぶりに心があたたまる作品に出合いました。
これは見た方がよい映画だと思います。
淡々と少女の成長を見守る良作
志乃ちゃんに続いて人付き合いが苦手な少女役の南さん。名演でした。富山の四季の移ろいとともに少しずつ成長する少女を先生と一緒に観客が見守る暖かい映画でした。障害さえ取り除いてあげれば子供は勝手に良い方向に育っていく。そんなメッセージを感じました。私の4つ隣にいたのは南さんじゃないかな。とても綺麗な方でした
私は元気です。
高校1年生で不登校となり半年の女子高生が、富山県の田舎町にある自立支援施設で過ごす話。
いじめられていた訳ではないけれど、人の顔色を窺い自分を出せず、地味キャラ扱いとなって居場所を無くした主人公。
…という設定だけど、暗そうな感じはないものの人と打ち解けられないのかその気がないのか、ただの甘ったれにもみえるし、良くわからない状態で30分。
理由を話したときには唐突ながら既に結構喋る様になっていて、何がみせたいのか?と感じてしまった序盤戦だったし、この時点の語りではまだ足りないし。
けれど、そこからはまぁお約束というか、他の入居者と普通に接する様になり、打ち込むものが出来、命を感じという中で、自分を見つめ直して行く展開。
直面しないとみつけられない人振り返れない人はいるもんね。
激しい感情の浮き沈みがなく話は単純、みんないい人、毒は無しというコテコテ成長物語だけど、優しさや温かさを感じてとても面白かった。
思った通りのストーリーだけど
富山県先行公開の作品、いつもなら地元の方々がこぞって見に行くのだろうが、例のウイルスのせいで観客が少ないのが残念。
人間関係に悩み、学校に行けなくなった少女が成長していく姿を優しく描く。
「こうなるだろうな。」ストーリーは大きな盛り上がりはなく思った通りの展開。
気になったのは冒頭のカメラワーク。ブレブレの画面はあまり好きではない。
独りで余韻を感じていたくなる秀作
静かで、でもとても丁寧に、リアルな日常が淡々と綴られています。
それが心の奥にある何かを動かして、子育ての事などで眠っていた記憶など沸々とわき出て涙が流れました。
また、散居村の夕陽、稲穂、小屋の農機具、もみの家の家具など、全てが命を感じる美しさで ずっとそこにあったような良い味だしています。
そんな風景や、登場人物の言葉の一つ一つなど、空気感がとても自然で、自分が映画の中にいるようでした。
おかげで、いろいろと振り返る時間をもらいました。
散居村の夕陽で涙がでたのはなんでかなぁ。。
あったかく浸みる、日本の映画
終わってから,独りで余韻を感じていたくなる秀作
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