「声が良くて驚きました。」鹿の王 ユナと約束の旅 さんさんの映画レビュー(感想・評価)
声が良くて驚きました。
原作未読、精霊の守人の原作&アニメファン
竹内涼真さんと堤真一さんだったことを忘れていたんですが、「この青年らしい声と、イケボな男性は誰だろう?」と考えてやっと思い出すレベルでした。
竹内涼真さんがこんなにお上手だったとは。
遠くの人には遠くに話しかけるように、きちんと距離感のある声の出し方をされていましたし、声に表情がありました。
堤さんの声も聞き心地よくて安心感がありました。
昔の映画は後で声を入れることも多かったから、ベテランの俳優さんがお上手なのは想像ができるのですが、竹内涼真さんは今後も声での出演をしてほしいなって思いました。
数年前に見た「ウルフウォーカー」、「おおかみこども」「もののけ姫」のサンも同じだったのかも。山の主が死ぬときは誰かが次の主にならなくてはならない。「蟲師」でもそういうのありましたね。
他の方も仰っているように
登場する動物や、世界が少し似ているので仕方ないと思うのですが
鹿はヤックル、オオカミたちが纏うものは祟り神のよう、鹿が走りながら主人公を乗せたり、崖から鹿が飛び降りたり、鹿が藪の中を走り主人公が草木の中を突き進む、既視感はありました。監督がジブリ出身だというのを宣伝文句に使っていたのが逆に頭にあったせいかも。
でも、さすが!動物の動きなどすごく丁寧でした。細部まで丁寧に感じました。
これも他の方が仰っているように
映画に収めるには時間が足りなかったのかも
時間が圧縮された感じがしました
景色が映る場面はあるのですが
音の余韻や、事件が起こった余韻を感じる間が短い感じで、ナレーションがすぐ始まるのもあってか、一瞬セリフがナレーションか分からない時が何度かありました
1回目は、驚いたり気になる事があると、そればかり気になってしまうので、勿体無い見方をしてしまいました。もう一度世界観に集中してちゃんと観たいなって思います