魔女見習いをさがしてのレビュー・感想・評価
全28件中、1~20件目を表示
懐かしくて泣いた
どれみちゃん20周年を記念して作られた魔女見習いをさがして
どれみちゃんたちは一切出て気ず別物の話と事前に聞いていた。
実際に見てみて思ったのは自分たちに重なる話だなと
当時見ていた世代、配信やDVDでみた世代が偶然出会って仲良くなって聖地巡礼したり旅する話。
自分的にはとても良かった
ただ最初の方は少しつまらなく感じてしまい見るのに時間がかかった
そしてレイカちゃんの話だけとても重かった……
お父さんとの話が1番辛い
お父さん的には長く別れて大きくなった娘に会えたのは感動だけど自分の状態や今の家族特に現在の娘の前で話すわけにはいかなかったのかなと
ラストシーンで1番最初3人が出会ったあのMAHO堂のモデルになった?似てる?家でカフェをやるのとても嬉しかった
そこでどれみちゃんたちの幻覚、自分たちも魔女見習いになってどれみちゃんたちと会話してるっていうのがめちゃくちゃ泣けた
まとめると大人になっても夢を与えてくれるどれみちゃん大好きです。
私は好き
私は99年生まれなので、上の兄弟とともにどれみをリアタイ&録画視聴してましたが、きちんと記憶があるのは「どっか〜ん」かな。
その後高校生くらいになってから、元々シリーズを全て見直していて、その上で今回の映画も見ました。
感想としては普通に面白かったし、「どれみ」を好きだった人なら楽しめる工夫も色々とされていて、楽しく見ることができました。
旧姓「玉木レイカ」かい!とか。あ、このモブはあのキャラクターの声だ!とか。
作品自体も感情移入できる内容でしたが、確かに大人向けかな。というか、そもそもターゲット層が「どれみを見ていた子どもたち(つまり今は20代以降)」のようなので、ストーリーに出てくるキャラクターの葛藤もちょうどそこの世代に合わせてあるなという印象です。
元々のどれみシリーズも、大人が見ても楽しめるくらい現実的な家庭事情や人間同士の関わりを扱っていたりして、私はそこの部分がどれみのエッセンスの一つだと思ってたので、それはこの映画にもちゃんと引き継がれているなと思いました。
もう子どもじゃないから、みんなと仲良く大団円とはなかなか行かなくて、別れなきゃいけない人がいたり、その分新しい仲間を見つけたり。大人目線で見る作品としてとても面白かったです。
ただ、まあ確かに魔法は出てこない!笑
私もいまだに魔女見習いになれると希望を抱いているクチなので、たしかにもっと魔法を見たかったなとは思いました。でも、マジカルステージ(のふり)をして、直接答えが出るのではなく、結果的に願いが叶うよう導かれるという展開は「どれみ」そのものでワクワクしました。
個人的には、「魔法はないし、魔女見習いもいない。…でも、気づいてないだけで、本当はどこかにあるのかもしれないね。」くらいの塩梅でちょうどよかったな。
まあ、制作陣にお願いがあるとすれば、どれみそのままのショート作品なんかもまた作ってくれませんかね!?おんぷちゃん推しなのでおんぷちゃんもぜひ出していただいて…笑笑
相当なファンじゃないと面白くないかと…
ストーリー自体はおジャ魔女どれみが好きな3人が聖地巡礼する話です。しかも、修学旅行先とかかなりニッチな聖地巡礼です。
予告編みたいにおジャ魔女達は大して出てきません…魔法を夢みた女の子達に現実を突きつけてくるシビアな話です。
話の中で、当時の声優の方達がちょいちょい脇役として登場します。ガチファンなら楽しめますが、「子供の頃見てたから、懐かしいから見てみよう」レベルの人たちにはもちろんわかりづらく、終盤になるにつれなんでこの映画を見にきたのかわからなくなってくるでしょう。
制作陣の自己満の映画だと感じました。
個人的にはラノベ版の様に大きくなったどれみ達を映画にしてくれた方が100倍わかりやすくて良かったと思います。
予告編を見た会社の先輩の娘さん(5歳)が観たいって言ってたらしいので、全力で阻止しました。
子供の頃にリアルタイムで観ていたので 映画になると知った時は凄く嬉...
子供の頃にリアルタイムで観ていたので
映画になると知った時は凄く嬉しかった作品!
細かい内容は知らず、始めはどれみちゃん達の
将来が描かれているのかなと思ってたけど
主人公は私たちと同じ立場で
どれみちゃんを見て育った女の子達。
当時の私は特に深く考えて見てなかったですが
大人になってから色々な事を経験し
ようやく魔法が使えたらなぁ、、と
思うようになっていました。
辛い事、上手くいかない事があるけど
乗り越えることで明るい未来が待っていて
自分に自信がなくてもちょっとした個性を
"魔法"として考えたら
凄く自信に変わる気がしました!
ファンタジーが好きな私には
自分のこんなところは魔法だったのかと
思うだけで幸せになります笑
子供の頃にグッズを持っていたのに
いつのまにかなくなっていて
もっと大事にとっておけばよかったと
後悔してます(TT)
最低限「作品紹介」はみておいた方がいい作品
まずこの映画を楽しむ(または好みじゃない作品なのに見てしまわないようにする)手段として、
映画の「作品紹介」は見ておいた方がいいと思いました。
事前情報を全く入れずに鑑賞すると「思ってたものと違う」という事になりかねません。
仕方のないことなのですがそれくらい「勘違いしやすい作品」だとは思います。
この映画は「おジャ魔女どれみ」20周年記念作品ですが、
この映画においておジャ魔女どれみはあくまで「TVアニメ」として扱われるので、ドレミを始めとしたテレビアニメシリーズのキャラクターは「キャラクター」として少し出てくるだけですし、基本的には「おジャ魔女どれみのファンが主人公」というベースのもとで話が転がっていきます。
なので続編やスピンオフだと思って観に行くと面食らいます。
(私は1年近く前から流れていた上映前の予告を見て、既にこの映画の概要をなんとなく知っていたので問題なかったです。)
そして本題のレビューに入りますが、
この映画の構造としては、
◯おジャ魔女どれみの聖地巡り
◯「おジャ魔女どれみ」を通じて3人の主人公が成長していく人間ドラマ
◯大人になったファン達への(基本的に)応援メッセージ
+α
の構成となっています。
絵のタッチやテレビシリーズのコミカルさなどを受け継いでいる為凄くメタ的な視点に見えたり、小ネタを挟んだりとファンサービス的なものがちょくちょく入っていたりと、構成としてはかなりファンなら唸る出来になっています。
映画としてのストーリーも粗はいくつか挙げられるものの、根幹がしっかりしていて、テンポよく進むので見ていて気持ちが良かったです。
※こっからはネタバレ多く含みますのでご注意下さい。
特に良かったと思うのは「3人の成長を描いた人間ドラマ」の要素。
ある程度老若男女に分かるようなシンプルかつオーバーな話にはしていますが、非常に3人のドラマを短い時間で丁寧に積み上げて成長していく姿を描いているなと思いました。
あとは3人が出会うことで起きた「化学反応」が前述の通りテンポ良く「おジャ魔女どれみ」らしいドタバタ感を醸し出しながら描かれていました。
(色々言いたいことは後述しますが)最終的な着地も、3人が抱えていた悩みを解消しつつ、その上で最後の方まで宙ぶらりんになっていた「悩みによって阻害されていた自己表現」がうまくおジャ魔女どれみをエッセンスにして達成される描写がそれなりに作り込まれていたと感じます。
否定意見の多めな中盤〜終盤の恋愛要素ですが、そこは別にすんなり受け入れられました。
ここで恋愛要素が絡むキャラクターは一見他の2人と同じように物語が進むにつれ成長していく……と思いきや、最後の一歩が踏み出す勇気を持てない(就職の話が出てきますが2人に後押しされて行ってみた感じが強い)キャラに留まっていたので、ここでその勇気を振り絞るシーンが「おジャ魔女どれみから教わった事」「あのアニメを見たから変われるきっかけになった事」というところまでは達したと思います。
問題は「SNSの扱いと扱う人の人間性」についてもメッセージをねじ込んだ事で、どうにもそのキャラと恋愛で絡むもう1人のキャラクターに説得力がなくなったかなぁと思います。
(このキャラクターに恋愛要素を入れるのは問題ないと思いましたし、SNSのメッセージも最後の最後で「え?」ってなるまではそれなりに説得力があったと思います)
あとは主人公3人の1人が「離れ離れになったお父さんと偶然再会するがハッピーエンドではなく……」というシーン、これは多くの方が指摘されてるように八つ当たりや痴話喧嘩の話が不自然すぎましたね。
喧嘩なんかなくても彼女は「落ち込みすぎて先に広島に帰っちゃう」「それに負い目を感じて追っかける」展開は出来ましたし、喧嘩別れにする必要はなかったなぁと思います。
ただし、不用意にハッピーエンドにせず、そのお父さんとの再会シーンをベタベタに盛り上げないのは好感が持てました。
一番気になった要素もラストにありますかね。
1人はお店を開くのはいいとして、他の2人はそれぞれの道を進んでるけど仲良しでそのお店によく通う
……の方がこの映画のリアリティーラインからすると自然かなぁと思いました。
(で、お店が繁盛してる裏でドレミたちが一瞬走る影が映って、その横には箒が……くらいな感じにしとけば最後にぶっ飛んだイメージシーン入れなくても良かっただろうし)
あとちょっと気になった点はキャストの問題ですね。
レイカ役の百田さんは一番違和感がありました。
テンションの高いキャラですがテンションと裏腹に声に抑揚がなく滑舌のせいなのかセリフがかったるい。
ただし一番アニメっぽいキャラなので難しさはあったでしょうね。
それを加味すると主要キャスト3人、脇役の俳優さん達も含めてそこまで悪くなかったと思います。
(手放しで「OK!」とはとても言いませんが……)
総じて「粗はあるけど細かいところなので、オススメできるかどうかと言われたら断然オススメ」です。
ただし、一番最初にお話しした「防げる勘違い」があるのでそれにはご注意下さい。
かつては子供だったすべての大人たちへ。
あの頃は、確かにどれみちゃんたちの方が年上だった。
いつのまにか、大人になってしまった。
映画を見ていると一瞬にして時が戻ったような気持ちになり、けどそれと同時に、「ああ、もうこんなに生きてきてしまったのか。」と思い知らされて。
今はもう、、なんて考えていたら、彼女たちは変わらぬ姿で私たちの前に立ちはだかってくれた。それがすごく、うれしかった。
さりげないセリフやBGM、主題歌までもが懐かしくて、どれみちゃん好きにはたまらない作品だった。個人的にはおんぷちゃんの終わらない物語が最高に感動しました。
みんなは大人になったら、何になりたいの?
このままいついつまでも、、。なあんて。
どれみちゃんたちの出番が少なかった
少し気になっていて、時間ができたので友人と見に行きました。
「おジャ魔女どれみ」は当時テレビでよく見ていて、映画を見る前に公式YouTubeで少しおさらいをして行きました。(最終話が泣けた)
曲やセリフが所々懐かしく、当時の声優陣もモブ役で出演していてテンションが上がりました。
主人公の3人の女性については、仕事で理不尽な目にあっているミレに感情移入できる部分が多少ありました。
しかし、教育実習で悩んでいるソラについては、発達障害のお子さんとの接し方で悩んでいるのか、そもそも教師になることに悩んでいるのかな描写がよくわからず、あまり共感ができませんでした。
レイカの彼氏に至っては、行っていることは犯罪に近いのでは、、、と感じてしまい、東京に引っ越せてよかったねと安心しました。
話の展開については、そこまで大きな事件もなく、ゆったりと観ることができましたが、出会ってGWに旅行、さらにソラの試験後に旅行など、レイカの懐事情を心配してしまいましたが、女子旅はいいなと心から思えました。
ミレについてですが、辞表の出し方が現実的でなかったことが引っかかりました。また、3ヶ月後にMAHO堂でカフェを始める資金繰りの心配をしてしまいました。しかし、3人の中では一番好感の持てるキャラでした。2人から責められるシーンがありますが、全然悪くないと思いました。
ソラについてですが、ずっとはづきちゃんの声に似てるな〜という印象でした。教育実習の先生は、何度も生徒を訪ねるものなのでしょうか、、、?後半で恋をしていますが、1日やそこらで知り合った人にすぐ告白するのは旅の勢いなのかもしれませんが、少し違和感がありました。そして、振られる理由にあまり納得出来ませんでした。その後、お友達としては続かないのでしょうか。
にしても、初対面女性3人との写真を加工したとはいえ無断でSNSに掲載するのは微妙ですね。(しかも全体公開)それを知った上で2日目も行動を共にするのは現実的でなく、3人とももう少し警戒した方がいいような、、、などと考えてしまいました。
レイカはとにかく彼氏と別れられてよかった!これもミレが尾道まで来てくれたおかげだなと思いました。それにしても、生き別れの父と感動の再会と思いきや、あの父親は何だったのでしょうか。今の家族には以前の家族のことを知らせていなくて言い出せなかったのか、病状がよくなくこのまま再会しない方がいいと考えたのか、、、とにかく、レイカがかわいそうでした。けど、それをミレのせいにするのは筋違いで、その辺はまだ子供だなぁと見ていました。ももクロのかなこちゃんはかわいくて好きですが、たまになんて言ってるのか聞き取りにくかったです。
旅行のシーンはいろんな観光スポットやグルメが見られて楽しかった!ラストの後はどうなるのでしょうか。ミレ以外の2人の進路が気になります。全体的に、ほっこりしたお話でした。楽しかったです。
ちなみに、おジャ魔女をきちんと見たことがない友人は、とても感動したよい映画だと言っておりました。
おジャ魔女世代の全女性に響く映画
すごくいい映画!っていう訳ではないかもしれませんが、おジャ魔女世代の女性なら自分を重ねてしまう人も多いのではないかと思います。
おジャ魔女どれみを知らなくても楽しめます。
主人公は自分たち
の意味がすごいわかった!
20年後のドレミちゃんたちを描いた物語だと思っていたが、本当はドレミちゃん世代に向けたドレミちゃんファンの物語。
人生に悩んでいる時にドレミちゃんを通じて友達ができ、魔法を頼りにしてみたり裏切られたりなかなか面白かった。
みんなそれぞれ魔法を持ってる、の結末は20年後だからこそ良かったと思う。
前半の歌と所々出てくるドレミちゃんたちに懐かしくなった!!
ハッピーラッキーを綿毛に乗せて
最高の映画でした。
物語や演出、画面に隠された意味を考えるたびラストシーンの涙が止まらなくなる上手い作りになっていました。
巧みです。
以下考察です。
主人公は女性3人。
魔法を夢見ていた少女はそれぞれ19歳,22歳,27歳と大人になり、人生に難しさを感じています。
魔法さえ使えたら…そんな3人がホウキに跨り空飛ぶどれみたちを見上げるオープニングからこの物語が始まります。
手にはホウキではなく″それぞれの夢″を手にして。
(ラストまで見た時、これがこの物語の大きなキーになっていたことに気付きました。)
オープニングが終わると日常を描くシーンが始まりますが、ここであることに気付きます。
主人公3人を演じる役者の芝居が拙い。
いや、それでは失礼なので正確に書くと「アニメっぽくない」。
それもそのはず、3人を演じているのは声優ではありません。
3人どころか登場人物の大半に、おそらく「声優」が当てられていません。
そうか、ここは現実。
アニメやファンタジーの世界じゃなく、現実なんだという、この上ない表現になっていたんです。
そんな中で登場するミレ職場の後輩。
当てられているのは「石田彰さん」。
おかしい、なにかが。
ここまで現実を表現しておいて、職場の後輩にこれほどの声優…。
その視点で見ていると気づくことがありました。
レイカの父親もおそらく声優
ソラが出会った子供や、塾の先生も声優
自分たちが魔法を発揮すべき人、
自分たちにハッピーラッキーを届けてくれる人に声優が使われている!!!
声優とファンタジーの世界とが紐付けられていて、
どれみたちの世界観に唯一結びつく、そんな存在には声優 が当て嵌められていたんです。
それ以外にも随所に声優さんがモブとして登場するシーンがありました。
「魔法が使えなくても、日常にハッピーラッキーが溢れてるよ」と、そんな声が聞こえてこんばかりの配役です。
そんな仕掛けも隠された物語を追って、衝突もしながら3人が答えを出すきっかけになるセリフ。
「どれみが人気者だったのは、魔法が使えたからじゃない」
この言葉にこの映画の全てが詰まっていました。
ラストシーン。
3人が辿り着いた答え、その場所に綿毛が3つ舞い降ります。
オープニングでどれみたちをバックに舞いあがった無数の綿毛。
ポスターにも使われた象徴的な言葉。
「ハッピーラッキーみんなに届け。」
それをようやく受け取った3人は、幻か想像か、どれみたちを目撃します。
そんなどれみたちと話しているのは過去の、魔法が使える何にでもなれると信じていた自分たち。
しばらく話していると、どれみたちはまたホウキに跨り飛んでいってしまいます。
でも3人はもう分かっていました。
魔法が使えなきゃハッピーになれないわけじゃない。
魔法が使えなきゃ願いが叶えられないわけじゃない。
この物語を通して、子供の頃に夢見た「魔法」と同等の意味を持つ宝物を3人とも見つけていたんです。
目の前の子供時代の3人は、なんの戸惑いもなくホウキに跨り、どれみたちを先導して夜の空を飛んで行きました。
現実にぶつかった大人にこそ響く、最高の映画をありがとうございました。
聖地巡礼ロードムービー
おジャ魔女どれみは全くの未鑑賞です。キャラクター名もなんとなく知っている程度です。
非常に楽しめました。言いたいことは結構ありますが、とても綺麗に仕上がっていたと思います。
まずキャラクターが良い。元気だけど多くの外的問題を抱えているレイカ、将来の道に焦っているソラ、会社の方針に納得のいっていないミレ。と何かしら問題を抱えてる女性3人のコミカルな掛け合いが楽しいです。松井玲奈さんの声は序盤は引っかかりましたが、段々と慣れてきたので問題なしです。森川さんと百田さんは文句なしにお上手でした。
おジャ魔女どれみの作品内に登場した場所への聖地巡礼が物語の肝ですが、楽しそうに観光しているので見ているこちらも気持ちがいいです。男性ファンも肯定するような内容なのも褒めポイントです。
引っかかった点として、物語が進み方が強引に感じます。レイカの突飛な行動には疑問を覚えました。病室に勝手に入っていくのは20歳の女性がやるにはあまりにも非常識な行動だと思いました。スタンドバイミードラえもん2でも、大人のび太が止めもせずに勝手に病室に入っていくのにはイラッときたので、それが頭をよぎりました。他にも、ソラを驚かせてこけさすシーンは危なくね?と思いました。もう少し自然に出来なかったかなぁ。
でも、それらを踏まえても非常に楽しめるエンタメ作品でした。キャッチーな表情が最高です。ぜひ劇場へ。
どれみオタク女子旅日記
基本的に映画は前情報無しで、地雷を踏むも満足するも一興ってスタイルで観に行くので、この作品は最初「大人になったどれみ達の話」かと思っていました。
実際には歳も出身地も境遇も違う、どれみ好きの女子3人が偶然どれみ聖地巡り中で出会って友達になり、あちこち一緒に聖地巡りしながら人生の悩みなんかを打ち明け合うお話。
なるほど、「魔女見習いをさがして」とは確かにマッチしたネーミング。
私も男ながら子供の頃、日曜朝にリアタイで観ていた世代(アイちゃん派である)。
今空前絶後の大ブームである鬼滅の刃等であれば聖地にはとんでもない数の人が居ようが、今どれみの聖地に行ってバッタリ同胞に出くわせば運命の一つや二つは感じる気持ちはよく分かる。
将来の夢に悩む二十歳、選んだ道が自分に合っているのか悩む女子大生、無能上司に悩むキャリアウーマンと、幅広い年代の3人組なので、観客が3人のうち誰かには共感し易い打率の高さ。そしてその3人を開始5分で繋ぐ役目を「おジャ魔女」が担います。
話が逸れますが、この構成はおジャ魔女だけじゃなく、聖地巡り出来る懐かし系アニメなら同じように出来ますね。デジモンアドベンチャーとかでやっても面白いかもしれません。
俺も昔は選ばれし子供だったんだぜ、お前もそうだろ?みたいな。
話を戻しますが、基本的には3人で夜な夜などれみトークで盛り上がったり、時々一緒に聖地巡りの旅行に出掛ける女子旅話。
オタクトークをしながら美味しい物食べて観光して、夜はそれぞれ人生の悩みを相談しながら所々でどれみ作中の台詞を用いてアドバイス。
共通の趣味を持った理想の友達という感じです。
この作品を観にくる人は程度の差はあれどアニメファンでしょう。この辺は憧れの陽キャ充実オタクライフ像として楽しめるかと思います。
しかしながら事件が起きると急転直下。ここからは少々女性的な感性なのでしょうか。
「えっ?そこ!!?」
って所にいきなり怒り出したり、不満があると状況問わず顔や態度に出す事を隠さなかったり。
正直オヂサンには彼女達が喧嘩した理由もあそこまで大事になった理由も分からない…。何に対してそんな怒ってんのこの子達…って困惑が強かった。
あとも一つ気になったのは、出てくる男が全員へっぽこって所ですかね。
自称ミュージシャン目指してるヒモ男、無能上司、妻子捨てた元父親、子犬のように慕ってくれる後輩男、絵を褒めたら好感度ゲージ一発で振り切れる発達障害男児、人付き合い恐怖症男。
後輩と男児はお手軽主人公引き立てマシーン役、上司は因果応報として弄りようが無いですが、ヒモ男と元父親はわざわざ登場させたなら立ち直って夢に再出発するシーンと別れたワケが分かるシーンくらいは欲しいですね。
女性は徹底的に強く、男性は徹底的に醜く描かれてるのが正直気になりました。
あと最後の店を開くシーン。三人で一緒にやるにはちょっとそれぞれの配分が微妙というか、ぶっちゃけ絵の人と教育実習の人、そこに居る意味やメリットある…?
経験や勉強のためだとしても規模が小さいというか限定的というか…。無理矢理はめ込んだ感が強かったです。
総じて、起承転結の承までは良かったですが、転からちょっと強引な展開やよく分からない感情変化や描写の足りないシーンが目立って、最後はちょっと無理矢理着地したという印象です。
「泣ける」という感想も幾つかありましたが、出来の良し悪し以前に泣きどころが分からない。そういう感想では懐かしくて泣けるようですが、その為にはおジャ魔女のDVD見て泣けるくらいのハマり度が必要かと思います。
かつておジャ魔女に憧れた女性もしくは女心の分かるナイスガイ向けの映画です。
リアルタイムで観ていた方には感涙モノ。観ていなくても楽しめる作品です。
「おジャ魔女どれみ」と言うアニメ作品自体は知ってはいますが、殆ど見た事はないので、なんとなくのストーリーしか知りませんがシリーズ20周年記念作品として、当時リアルタイムで見ていた方に向けての作品と言う事で、絵柄や設定がなんとなく面白そうと思い、観賞しました。
で、感想はと言うと、良いですね。
個人的にはアニメ作品の映画は劇場で観賞しようと言う意欲があんまり沸かないんですが、これは殆ど作品詳細を知らなくても楽しめました♪
「おジャ魔女どれみ」がテレビアニメとして放送され、そのおジャ魔女どれみが大好きだった女性3人の物語で、詳細を知らなくても普通に楽しめたので、おジャ魔女どれみが好きな方で当時リアルタイムに見ていた人は感涙モノではないでしょうか?
実際に場内は若い女性の方が多くて、結構涙腺がホロリした方も多かったみたいです。
オープニングからいろんな演出があって、影でどれみ達がほうきに乗って飛んでる絵が良い。ワクワク感を演出してます。
また主題歌がアレンジバージョンではありますが、優しい旋律が良くてオープニングからグッと来て、ちょっと泣けそうになったw
掴み方が上手いです。
ストーリーはおジャ魔女どれみが好きでたまたま知り合った女性3人がおジャ魔女の聖地を巡る旅行をメインにしてますが、ストーリーにそんなとっ散らかりもない。
細かな部分では多少のご都合があってもそんなに気にならない。
奈良・京都を巡る旅先で出会った大宮とソラが付き合わなかったのは意外と言えば意外。作品の流れとすると友達からの付き合いが始まってもおかしくないのに。
らしくないと言えばらしくないですが、過去にSNSで炎上させ、勝手にSNSに写真をアップしている性格は昨今のコミュニケーション問題らしいと言えますし、そこから人格否定問題までを入れてる意図に沿ったまとめ方はリアルと言えばリアルですが、"まぁ良いじゃん"的にまとめなかったので個人的には良いのでないかと。まぁらしくはないですけどね。
でも、切っ掛けになったとは言え、おんぷちゃんのキーホルダーはちょっとイタい感じがしますねw
小さい頃に離ればなれになった父親を訪ねるが今の家庭を壊さない様にと再会を拒まれるとか、人付き合いご苦手でSNSでも過去に炎上させてる経緯があるとか、発達障害の生徒とか、今の社会で抱える問題を取り組り入れてるのが大人向けな作品の意図を感じます。
そもそも低年齢の女の子向けの作品ではありますが、それをリアルタイムで見てた子供達が今の20代以上なのは長期シリーズ作品を産み出している産物。
同じ様な事が「セーラームーン」や「プリキュア」で言えるのでしょうが、出来ればこの手の記念的作品の連発はしてほしくはないなぁと言う気持ちです。
あと東映の作品なんですが、都内の東映の旗艦店的劇場の「丸の内TOEI」で上映されてないのがちょっと気になります。
メインの声優を努めている3人も普通に上手い。
百田夏菜子さんは時折過剰に聞こえる部分もありますが、個性があって良いのではないかと。
逆に普通に上手いだけでなく、ちゃんと起用された意図の爪痕を残していると思います。
ラストのどれみ達5人が登場するパステルカラーの淡い感じが良いですね。
個人的にはラストはどれみ達を盛り込み過ぎな感じで、ソラ達の世界とどれみ達との世界観の境が曖昧になってる感じ。
演出面では作品の気質がそのままなのですが、大人向けとしたのであれば、もう少し抑えても良かったかな?と思ったり、昨今のアニメの聖地巡りを割りと入れ込んでいるのが、少しあざとさを感じますが如何でしょうか?
子供の頃は何にでもなれる魔法を持っていて、それが大人になるにつれて、いろんな事を知り、その魔法がだんだん消えていく様な感覚。すんごく分かります。
だからこそ、大人向けの作品であるんだろうし、おジャ魔女どれみを子供の頃に体感した方ならもっとおジャ魔女を好きになれるんでしょうね。
男性でおジャ魔女どれみに縁がある人はそんなに多くないと思いますが、それでも観てみる価値はあるかと思います。
良い作品でした♪
おジャ魔女を題材とした魔法を大人な解釈で見るお話
おジャ魔女どれみをリアタイで見ていた世代に深く刺さると思います。あの頃見ていた魔法の世界を大人になりどう感じるか、どう解釈するかに焦点をあてた作品なのではないでしょうか。
また、作中のいたるところでおジャ魔女で見たことのある構図や動きがあり、アニメーションとしても大変楽しめるものでした。(最近ではあまり見ることのなくなった走る動きをぐるぐる円での表現や画面一杯にブーたれる表情などがわかりやすいでしょうか)
では順番に……
ストーリーは軽快にテンポ良く進みます。話についていけないといったことはなく女子3人の問題提起と解決までの流れがわかりやすく展開されるので見やすく面白かったです。
作画や動画については前述のとおり、おジャ魔女を見ていた人にはわかるシーンがいくつもありファンだった人が更に楽しめる作りとなっていました。
曲は開始5秒で泣けます。原作OPアレンジは懐かしさで泣くから……
おもちゃの効果音なども当時のものに似せて作っているのでしょうか、懐かしさを感じました。
ただ個人的に残念だったのが、ラストの原作に寄ったほうのおジャ魔女カーニバルです。曲の開始部分のイントロがないっ!あのイントロあってこそのオープニングだったのでぜひ入れてほしかったなぁと思ってしまいました。
残念ついでに声優さんも少し残念でした。リアルさを追求しておジャ魔女世代のタレントさん3人を起用したのではないかと思いますが、やはり演技が少し気になる……
序盤はセリフを読んでるなぁと思う箇所がいくつかありました。とはいっても中盤以降は違和感をあまり感じなかったので、作中で成長したのかな?とも思います。
また、おジャ魔女勢の方の演技は素晴らしかったです。20年前の作品ですが衰えることなくキャラの声を出せるのには驚きでした。
最後に、
魔法は誰でも持っていて、自分にない才能を持っている人はみんな魔法使い。
魔法少女のアニメがこういった解釈で見れるようになったのは素晴らしいなと思いました。
おジャ魔女を見ていた子供
おジャ魔女はリアルタイムで途中まで見てました。だから作中で「どれみ達は魔女の道を選ばなかった」的なことをさらりと聞いて「そうなの?!」となってた。
でもあの呪文は今でも自然に言えるし初期なら歌もうたえる。それくらいのおジャ魔女度。
主人公たちがおジャ魔女を観てたこちら側の子だったからか、すんなり入ってきました。
OPや最後にどれみ達が出てきたところは「やった〜!」と舞い上がってました。私はどれみ達が観たかったんだよ…
●気になったところ
・レイカ(絵描き)。お父さん、死期が近いのだろうけれど、だからこそせめてお互い納得の上別れてほしかったなぁ。あれは自己完結だ。
・大宮くん(おんぷ推し)。いるいるこんな子…(遠い目)となってました。君が今まで人と上手く付き合えなかったのはその数々の失敗の改善点をしっかり見ていないからでは…?と思ってしまった。SNS炎上の内容は不明ですが、顔隠してるからって他人も写った写真を無断であげるのは擁護出来ない…
諸々好青年で声も三浦翔平だっただけに残念…
・レイカも矢部(ミレの後輩)も挨拶ちゃんとしよ…と思った。レイカは病室の件。お父さんのことで目一杯なのは分かるけれど、こちらは冷静に観てしまってるのでなかなか名乗らないの怖いな…魔法玉が…とか言って事前に接触してるし。矢部は仕事辞めるのは勝手だけど重い…!と思ってしまった。
最後、魔女見習い達が箒を出す為に胸元のタップを押した時の音がおもちゃの音で感動しました。そうだよ、私たちおもちゃで本物の魔女になれたんだよ…
大人になってしまったのは寂しいですが、過去を振り返る良い機会を与えてもらった気がします。
映画は微妙にリアルで微妙にファンタジーでした。
どれみ達があまり出てこなくて寂しかったですが、大人になったどれみ達を観てしまうのも違う気がするので、これで正解だったなと思います。
魔法はいつもきっかけだけ
名前と主題歌を知ってるくらいの認識でしたが
予告で面白そうだったので観賞
幼少期おジャ魔女どれみに夢中になっていた
歳も生活も違う3人の女子がどれみを通じて
知り合いそれぞれの悩みと運命を共有し
切り開くスピンオフストーリー
感想としては
・ターゲットは狭いが親近感のわくシナリオ
・最小限のファンタジー
・言うほど薄い原作要素
・ターゲットは狭い
・アニメで作って正解
など原作をそう知らない身でも楽しめました
有能なキャリアウーマンながら気が勝り会社で人間関係が
うまくいかない吉月ミレ(27)
親に言われるがまま教育者の道を進む大学ながら
発達障害児との接し方で行き詰まり悩む長瀬ソラ(22)
母子家庭で母も病気で失いフリーターをしつつ
会いたい父の手がかりに絵画修復の仕事を夢見る川谷レイカ(19)
この3人は子供の頃おジャ魔女どれみを夢中で観ていた
影響で訪れたMAHO堂のモデルになった家の前で
運命的な出会いを果たしそれぞれ抱えている悩みを
時には衝突しつつも乗り越えて進むべき道を
見つけていきます
つまり原作の世界観の中にある話ではなく現実と同じ
世界での話ですがアニメのタッチは原作準拠と
やや変わった作りの作品ですがこれが良かったと思います
実写で作ってしまいそうな話ですが
そうしていたらかなり悲惨なことになっていたでしょう
現実世界ですから魔法は出てきませんが
どれみ自体ドラえもんの秘密道具ほどの効果を
もたらすわけでなくほんの少し力添えするだけで
ほとんど本人達の意識や頑張りで物事が解決していく
独特の世界観を重ねてうまく表現されていました
大人になると色々な事が夢だと気がついて
上手くいかない自分に滅入るけど
実は気がついてない出来ていたこと
まだ持っていた夢
それを気付かせてくれるきっかけがあったら
それはもう魔法を使えたんじゃないか
そんなメッセージを感じました
3人が関係を深めるのがどれみ本編にも出てきた
実在の地への女子旅が中心になりますが
結構あちこち行くので旅番組みたいになって
しまっている所もありますがまあ
大人が集まってざっくばらんに話せるとしたら
旅行しかないかな
どれみシリーズのファンは思いの外原作キャラの
登場が少なく戸惑いを感じるのかもしれませんが
主役3人の声を務めたのはそれぞれ芸能人ですが
全然違和感ありませんでしたしこういうのも
いいんじゃないという感じで楽しめる作品だと
思いました
他の作品に置き換えても成り立つストーリー
だったと思います
こういう作品も色んな名作を題材に
出てくるのかもしれませんね
リアルタイム世代の感想です
ミレと同じ歳なので共感する部分が多く、最終的には私も頑張らなきゃなって思える作品でした。
キャラの表情も豊かで全体的に楽しく見れましたが、これだけは言いたいです。
すごく突き放された気分になりました。
おジャ魔女の世界はフィクションで、
魔法なんか使えないから自分でなんとか立つしかないんだよと、
もう大人になれと、厳しい現実を見せられました。
ポ〇モンに例えるなら、
ポ〇モンはいつだって今も昔も私達の傍にいるのに、
公式から「そんなものはいない」と正面から言われたようなショックがありました。
どれみちゃん達もそんなに出てこないので、なんだか寂しい気持ちになりました。
あの頃おジャ魔女たちが見せてくれた夢は無意識に私の大きな土台になっています。
この作品で突き放されて現実に向き合う勇気はもらったので、頑張りますね。厳しい優しさかもしれない。
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