魔女見習いをさがしてのレビュー・感想・評価
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最低限「作品紹介」はみておいた方がいい作品
まずこの映画を楽しむ(または好みじゃない作品なのに見てしまわないようにする)手段として、
映画の「作品紹介」は見ておいた方がいいと思いました。
事前情報を全く入れずに鑑賞すると「思ってたものと違う」という事になりかねません。
仕方のないことなのですがそれくらい「勘違いしやすい作品」だとは思います。
この映画は「おジャ魔女どれみ」20周年記念作品ですが、
この映画においておジャ魔女どれみはあくまで「TVアニメ」として扱われるので、ドレミを始めとしたテレビアニメシリーズのキャラクターは「キャラクター」として少し出てくるだけですし、基本的には「おジャ魔女どれみのファンが主人公」というベースのもとで話が転がっていきます。
なので続編やスピンオフだと思って観に行くと面食らいます。
(私は1年近く前から流れていた上映前の予告を見て、既にこの映画の概要をなんとなく知っていたので問題なかったです。)
そして本題のレビューに入りますが、
この映画の構造としては、
◯おジャ魔女どれみの聖地巡り
◯「おジャ魔女どれみ」を通じて3人の主人公が成長していく人間ドラマ
◯大人になったファン達への(基本的に)応援メッセージ
+α
の構成となっています。
絵のタッチやテレビシリーズのコミカルさなどを受け継いでいる為凄くメタ的な視点に見えたり、小ネタを挟んだりとファンサービス的なものがちょくちょく入っていたりと、構成としてはかなりファンなら唸る出来になっています。
映画としてのストーリーも粗はいくつか挙げられるものの、根幹がしっかりしていて、テンポよく進むので見ていて気持ちが良かったです。
※こっからはネタバレ多く含みますのでご注意下さい。
特に良かったと思うのは「3人の成長を描いた人間ドラマ」の要素。
ある程度老若男女に分かるようなシンプルかつオーバーな話にはしていますが、非常に3人のドラマを短い時間で丁寧に積み上げて成長していく姿を描いているなと思いました。
あとは3人が出会うことで起きた「化学反応」が前述の通りテンポ良く「おジャ魔女どれみ」らしいドタバタ感を醸し出しながら描かれていました。
(色々言いたいことは後述しますが)最終的な着地も、3人が抱えていた悩みを解消しつつ、その上で最後の方まで宙ぶらりんになっていた「悩みによって阻害されていた自己表現」がうまくおジャ魔女どれみをエッセンスにして達成される描写がそれなりに作り込まれていたと感じます。
否定意見の多めな中盤〜終盤の恋愛要素ですが、そこは別にすんなり受け入れられました。
ここで恋愛要素が絡むキャラクターは一見他の2人と同じように物語が進むにつれ成長していく……と思いきや、最後の一歩が踏み出す勇気を持てない(就職の話が出てきますが2人に後押しされて行ってみた感じが強い)キャラに留まっていたので、ここでその勇気を振り絞るシーンが「おジャ魔女どれみから教わった事」「あのアニメを見たから変われるきっかけになった事」というところまでは達したと思います。
問題は「SNSの扱いと扱う人の人間性」についてもメッセージをねじ込んだ事で、どうにもそのキャラと恋愛で絡むもう1人のキャラクターに説得力がなくなったかなぁと思います。
(このキャラクターに恋愛要素を入れるのは問題ないと思いましたし、SNSのメッセージも最後の最後で「え?」ってなるまではそれなりに説得力があったと思います)
あとは主人公3人の1人が「離れ離れになったお父さんと偶然再会するがハッピーエンドではなく……」というシーン、これは多くの方が指摘されてるように八つ当たりや痴話喧嘩の話が不自然すぎましたね。
喧嘩なんかなくても彼女は「落ち込みすぎて先に広島に帰っちゃう」「それに負い目を感じて追っかける」展開は出来ましたし、喧嘩別れにする必要はなかったなぁと思います。
ただし、不用意にハッピーエンドにせず、そのお父さんとの再会シーンをベタベタに盛り上げないのは好感が持てました。
一番気になった要素もラストにありますかね。
1人はお店を開くのはいいとして、他の2人はそれぞれの道を進んでるけど仲良しでそのお店によく通う
……の方がこの映画のリアリティーラインからすると自然かなぁと思いました。
(で、お店が繁盛してる裏でドレミたちが一瞬走る影が映って、その横には箒が……くらいな感じにしとけば最後にぶっ飛んだイメージシーン入れなくても良かっただろうし)
あとちょっと気になった点はキャストの問題ですね。
レイカ役の百田さんは一番違和感がありました。
テンションの高いキャラですがテンションと裏腹に声に抑揚がなく滑舌のせいなのかセリフがかったるい。
ただし一番アニメっぽいキャラなので難しさはあったでしょうね。
それを加味すると主要キャスト3人、脇役の俳優さん達も含めてそこまで悪くなかったと思います。
(手放しで「OK!」とはとても言いませんが……)
総じて「粗はあるけど細かいところなので、オススメできるかどうかと言われたら断然オススメ」です。
ただし、一番最初にお話しした「防げる勘違い」があるのでそれにはご注意下さい。
30歳男性です。 アニメは主題歌知っている程度 原作を知っていれば...
30歳男性です。
アニメは主題歌知っている程度
原作を知っていればもっと楽しめるのかもしれないですが、アニメ映画で聖地巡礼を描いた点は旅行ものを見ているみたいで非常に面白い設定でした。
それに合わせて日本各地を描いた作画が綺麗なこと。
あの頃夢中でアニメを見ていた少女が大人になり、それぞれ人生の中での悩みを抱えてる最中に同じ趣味の友人に出会う。
尺の都合上、強引なところもありますが、大人の友情っていいなと素直に感じることができました。
声優の3人はプロ声優ではないみたいですが特に違和感は感じませんでした。
開始3分で号泣
とりあえず、良かった。
当時のおジャ魔女を観てた人は、泣ける。
小さい頃は純粋に、何にでもなれるって思ってたけど、大人になるにつれて、諦めちゃう事が多くて思ってた大人と違うなって感じるけど、この映画観たら、心洗われた感じ。
オープニングの曲が流れると、懐かしいなぁって思う。
観終わると、ちょっと前向きに頑張ろうと思える
あぁ、なんでワクワクしちゃうんだろ?
やべー、なんかこみ上げて来ちゃっいました。なぜだ?
大人だったけど、おジャ魔女見てたんだよな。ただ、それだけなんだけど、なぜだ?
想定外の展開だったなー。主人公3人の設定は現実的で移入しやすいです。
ひじょーにわかりやすく、まぁーいっか!的な展開は沢山あるけど、
サイドストーリーはともかくメインテーマがグググときちゃいましたね。
アニメでも漫画でも映画でも、作品や作品の登場人物から力もらうとか、
人生変わるとかありますし、そのあたりをつついてくるあたりなかなかです。
おジャ魔女たちがどんな絡み方するのかな?って思ってたけど、この感じはGOODです。
懐かしむだけではなく、けど信じたくなる魔法の存在を
うまくファンタジーで包み込んで、けどリアルな現実があって・・・
いい感じじゃないですか!
昔好きだったから、
懐かしい気持ちになりたいから、
って事をターゲットにした安易なストーリーじゃなくてよかった。
でもね・・・・・しっかり盛り上がりますよ!
魔法、やっぱどきどきするよな!
呪文、となえたくなるよな!
特に気に入ったのは、おジャ魔女達がどう絡んでいくの?ってとこっすよ。
それが、いー塩梅なんですわ!
じらすでもない、
もったいぶるでもない、
大盤振る舞いでもない、
まじ、こーなったらえーやーん!って思う、いー塩梅レベル。
これなら、リアルな世界でありえるやもしれん!って感じ。
ストーリーのエンディングがおジャ魔女な感じでまたよい!
魔女見習い・・・なるほどね!
ワクワクしちゃったし、ハッピーになれちゃいました。
良作!!!
かつては子供だったすべての大人たちへ。
あの頃は、確かにどれみちゃんたちの方が年上だった。
いつのまにか、大人になってしまった。
映画を見ていると一瞬にして時が戻ったような気持ちになり、けどそれと同時に、「ああ、もうこんなに生きてきてしまったのか。」と思い知らされて。
今はもう、、なんて考えていたら、彼女たちは変わらぬ姿で私たちの前に立ちはだかってくれた。それがすごく、うれしかった。
さりげないセリフやBGM、主題歌までもが懐かしくて、どれみちゃん好きにはたまらない作品だった。個人的にはおんぷちゃんの終わらない物語が最高に感動しました。
みんなは大人になったら、何になりたいの?
このままいついつまでも、、。なあんて。
3人とも個性が強くて、見てて楽しい
リアタイってなんだ~?
リアルタイムかぁ…
おジャ魔女どれみは見てなかったけど、この映画のテーマが良さそうだし、映画の日だし鑑賞。
女子3人旅は経験無かったから、こんなふうなのかって新鮮だった。
今はなかなか旅が出来ないから、スクリーンで旅を味わえて良かったよ。7つ年が離れていても友達になれる。大人って良いね。
しかし新しい家族が大事とは言え、娘をあんなふうに切り捨てられる父って居るのかね?どれほどの事情があるのか…?
魔法の呪文を唱えるところ、TVで見てた世代にはたまらないだろうな!
私の世代じゃ「テクマクマヤコン…」になるかな。この呪文を聞くだけで心が幼い子供に戻るようだわ。
こんなふうにボーナス映画が楽しめるんなら、リアタイで見とけばよかったかも!?
でも初見でも十分ついて行けます。
「もともと持ってる魔法」て言葉が良かった。
TVアニメ観たことなくても良い!
最初にちょっと劇場への疑問。
今日劇場に行ったら平日夕方で全席開放8割の入りで、特に4列目以降は満員。
しかし、あの「密」状態で食べ物も可能にしてるから90%もの人が暗くなるやマスク外し上映終了までカリカリ、シャカシャカ、ムシャムシャ。(音が止むことは殆ど無くマスクを外したままの人も多かった)
このコロナ拡大期に驚き…。
今までは映画館側も客側も細心の注意をはらって感染防止に努めていたけど、こうなったら映画館での感染発覚も追跡も出来ない集団感染も出てくるかと。
作品については、おジャ魔女を観たことがない自分でも何の問題も無く楽しめる、TVアニメ世代の幼い記憶を呼び覚ました上で日々の活力を与えてくれる作品、という感じでした。
観て損は無いかと思います。
どれみちゃんたちの出番が少なかった
少し気になっていて、時間ができたので友人と見に行きました。
「おジャ魔女どれみ」は当時テレビでよく見ていて、映画を見る前に公式YouTubeで少しおさらいをして行きました。(最終話が泣けた)
曲やセリフが所々懐かしく、当時の声優陣もモブ役で出演していてテンションが上がりました。
主人公の3人の女性については、仕事で理不尽な目にあっているミレに感情移入できる部分が多少ありました。
しかし、教育実習で悩んでいるソラについては、発達障害のお子さんとの接し方で悩んでいるのか、そもそも教師になることに悩んでいるのかな描写がよくわからず、あまり共感ができませんでした。
レイカの彼氏に至っては、行っていることは犯罪に近いのでは、、、と感じてしまい、東京に引っ越せてよかったねと安心しました。
話の展開については、そこまで大きな事件もなく、ゆったりと観ることができましたが、出会ってGWに旅行、さらにソラの試験後に旅行など、レイカの懐事情を心配してしまいましたが、女子旅はいいなと心から思えました。
ミレについてですが、辞表の出し方が現実的でなかったことが引っかかりました。また、3ヶ月後にMAHO堂でカフェを始める資金繰りの心配をしてしまいました。しかし、3人の中では一番好感の持てるキャラでした。2人から責められるシーンがありますが、全然悪くないと思いました。
ソラについてですが、ずっとはづきちゃんの声に似てるな〜という印象でした。教育実習の先生は、何度も生徒を訪ねるものなのでしょうか、、、?後半で恋をしていますが、1日やそこらで知り合った人にすぐ告白するのは旅の勢いなのかもしれませんが、少し違和感がありました。そして、振られる理由にあまり納得出来ませんでした。その後、お友達としては続かないのでしょうか。
にしても、初対面女性3人との写真を加工したとはいえ無断でSNSに掲載するのは微妙ですね。(しかも全体公開)それを知った上で2日目も行動を共にするのは現実的でなく、3人とももう少し警戒した方がいいような、、、などと考えてしまいました。
レイカはとにかく彼氏と別れられてよかった!これもミレが尾道まで来てくれたおかげだなと思いました。それにしても、生き別れの父と感動の再会と思いきや、あの父親は何だったのでしょうか。今の家族には以前の家族のことを知らせていなくて言い出せなかったのか、病状がよくなくこのまま再会しない方がいいと考えたのか、、、とにかく、レイカがかわいそうでした。けど、それをミレのせいにするのは筋違いで、その辺はまだ子供だなぁと見ていました。ももクロのかなこちゃんはかわいくて好きですが、たまになんて言ってるのか聞き取りにくかったです。
旅行のシーンはいろんな観光スポットやグルメが見られて楽しかった!ラストの後はどうなるのでしょうか。ミレ以外の2人の進路が気になります。全体的に、ほっこりしたお話でした。楽しかったです。
ちなみに、おジャ魔女をきちんと見たことがない友人は、とても感動したよい映画だと言っておりました。
おジャ魔女世代の全女性に響く映画
すごくいい映画!っていう訳ではないかもしれませんが、おジャ魔女世代の女性なら自分を重ねてしまう人も多いのではないかと思います。
おジャ魔女どれみを知らなくても楽しめます。
良い映画だった
おジャ魔女1ミリも見た事が無いと言ったら怒られるとおもうけど、見た事ない私でも、良かったなぁと思えた。割と終始涙目だった、かも。
好きなもの(おジャ魔女)が共通している、たまたま出会った女3人。それぞれ年齢も職業も悩みもばらばらだけど、何かしら人生や過去や人間関係に悩んでいるのは一致していて、色々起こりながらも前に進んでく姿が良かったなぁ。あと、単純に自分の好きなものに没頭している人を見るのが大好きなので(オタクとか)、3人のおジャ魔女トークが面白いし楽しいしジーンときた。趣味が一緒の人達とガチ聖地巡礼をしてみたい…。旅とか旅行とか、めちゃくちゃ好きという訳では無いけど、趣味が合う友達と趣味に関する旅とか行くのアツいね…やってみたいな。
主人公は自分たち
の意味がすごいわかった!
20年後のドレミちゃんたちを描いた物語だと思っていたが、本当はドレミちゃん世代に向けたドレミちゃんファンの物語。
人生に悩んでいる時にドレミちゃんを通じて友達ができ、魔法を頼りにしてみたり裏切られたりなかなか面白かった。
みんなそれぞれ魔法を持ってる、の結末は20年後だからこそ良かったと思う。
前半の歌と所々出てくるドレミちゃんたちに懐かしくなった!!
ハッピーラッキーを綿毛に乗せて
最高の映画でした。
物語や演出、画面に隠された意味を考えるたびラストシーンの涙が止まらなくなる上手い作りになっていました。
巧みです。
以下考察です。
主人公は女性3人。
魔法を夢見ていた少女はそれぞれ19歳,22歳,27歳と大人になり、人生に難しさを感じています。
魔法さえ使えたら…そんな3人がホウキに跨り空飛ぶどれみたちを見上げるオープニングからこの物語が始まります。
手にはホウキではなく″それぞれの夢″を手にして。
(ラストまで見た時、これがこの物語の大きなキーになっていたことに気付きました。)
オープニングが終わると日常を描くシーンが始まりますが、ここであることに気付きます。
主人公3人を演じる役者の芝居が拙い。
いや、それでは失礼なので正確に書くと「アニメっぽくない」。
それもそのはず、3人を演じているのは声優ではありません。
3人どころか登場人物の大半に、おそらく「声優」が当てられていません。
そうか、ここは現実。
アニメやファンタジーの世界じゃなく、現実なんだという、この上ない表現になっていたんです。
そんな中で登場するミレ職場の後輩。
当てられているのは「石田彰さん」。
おかしい、なにかが。
ここまで現実を表現しておいて、職場の後輩にこれほどの声優…。
その視点で見ていると気づくことがありました。
レイカの父親もおそらく声優
ソラが出会った子供や、塾の先生も声優
自分たちが魔法を発揮すべき人、
自分たちにハッピーラッキーを届けてくれる人に声優が使われている!!!
声優とファンタジーの世界とが紐付けられていて、
どれみたちの世界観に唯一結びつく、そんな存在には声優 が当て嵌められていたんです。
それ以外にも随所に声優さんがモブとして登場するシーンがありました。
「魔法が使えなくても、日常にハッピーラッキーが溢れてるよ」と、そんな声が聞こえてこんばかりの配役です。
そんな仕掛けも隠された物語を追って、衝突もしながら3人が答えを出すきっかけになるセリフ。
「どれみが人気者だったのは、魔法が使えたからじゃない」
この言葉にこの映画の全てが詰まっていました。
ラストシーン。
3人が辿り着いた答え、その場所に綿毛が3つ舞い降ります。
オープニングでどれみたちをバックに舞いあがった無数の綿毛。
ポスターにも使われた象徴的な言葉。
「ハッピーラッキーみんなに届け。」
それをようやく受け取った3人は、幻か想像か、どれみたちを目撃します。
そんなどれみたちと話しているのは過去の、魔法が使える何にでもなれると信じていた自分たち。
しばらく話していると、どれみたちはまたホウキに跨り飛んでいってしまいます。
でも3人はもう分かっていました。
魔法が使えなきゃハッピーになれないわけじゃない。
魔法が使えなきゃ願いが叶えられないわけじゃない。
この物語を通して、子供の頃に夢見た「魔法」と同等の意味を持つ宝物を3人とも見つけていたんです。
目の前の子供時代の3人は、なんの戸惑いもなくホウキに跨り、どれみたちを先導して夜の空を飛んで行きました。
現実にぶつかった大人にこそ響く、最高の映画をありがとうございました。
おジャ魔女を見ていなくてもOKです
おジャ魔女シリーズは、たま〜に見ていた程度で、ストーリーやキャラの名前も知らない状態でしたが、そんなことは関係なく、ストーリーに引き込まれる作品に仕上がっていました。
お子様向けでは?と思っているあなた!
この作品は子供向けではありません。
仕事に疲れた貴方のための作品です。
観に行くのが恥ずかしいのであれば、レイトショーの時間に観に行って下さい。
それは良いとして、今回のストーリーは聖地巡礼として、あちこち旅に出かけていましたね。
おジャ魔女のファンだったら、倍楽しめたんだろうな・・。
今はコロナの影響で、聖地巡礼の旅は難しいと思いますが、コロナ禍が収束したら、友人と聖地巡礼の旅に出てみたいと思います。そんな気分になる作品でした。
聖地巡礼ロードムービー
おジャ魔女どれみは全くの未鑑賞です。キャラクター名もなんとなく知っている程度です。
非常に楽しめました。言いたいことは結構ありますが、とても綺麗に仕上がっていたと思います。
まずキャラクターが良い。元気だけど多くの外的問題を抱えているレイカ、将来の道に焦っているソラ、会社の方針に納得のいっていないミレ。と何かしら問題を抱えてる女性3人のコミカルな掛け合いが楽しいです。松井玲奈さんの声は序盤は引っかかりましたが、段々と慣れてきたので問題なしです。森川さんと百田さんは文句なしにお上手でした。
おジャ魔女どれみの作品内に登場した場所への聖地巡礼が物語の肝ですが、楽しそうに観光しているので見ているこちらも気持ちがいいです。男性ファンも肯定するような内容なのも褒めポイントです。
引っかかった点として、物語が進み方が強引に感じます。レイカの突飛な行動には疑問を覚えました。病室に勝手に入っていくのは20歳の女性がやるにはあまりにも非常識な行動だと思いました。スタンドバイミードラえもん2でも、大人のび太が止めもせずに勝手に病室に入っていくのにはイラッときたので、それが頭をよぎりました。他にも、ソラを驚かせてこけさすシーンは危なくね?と思いました。もう少し自然に出来なかったかなぁ。
でも、それらを踏まえても非常に楽しめるエンタメ作品でした。キャッチーな表情が最高です。ぜひ劇場へ。
ハッピーラッキー届いたよ!
おジャ魔女どれみは3話まで視聴。とりあえず名前と顔が一致する程度。
ジャンルをつけるとしたらこの映画は応援映画の部類なのかな。心が軽くなって浄化されている気がします。
この作品の主役をおジャ魔女どれみを見てきた子供達という設定にしたのは良かったと思います。共感できる方は多かったでしょう。僕自身もアニメが好きなのであの情熱には共感できました。
ストーリーは王道で笑いあり、恋愛あり、涙ありで王道好きとして楽しめました。今ではよくある聖地巡礼をアニメにしたのは面白いですね。アニメは見てませんが旅は好きなので楽しめます。それに背中を押されるような映画で心が弱った時とかに見たい映画です。ただちょっと恋愛要素が多すぎやしないかというところもありました。全員が恋をするのでちょっと飽きちゃったところもあります。面白いんですけどね。それぞれの恋も。それでもラストは泣いたし最後はあんなん泣くしかないような感じでズルかったです。
声優さんも始めは不安定なところがあった気もしますが 途中からキャラによってきた感じで違和感なく楽しめました。特にももクロの彼女は上手かったですね。
作画も良いのでアニメーションとしてはすごく良いです。
おジャ魔女どれみを見た方なら絶対楽しめるでしょうし、90分でハッピーラッキーが届く映画なのでぜひご覧下さい。
魔法を信じていた少女達が魔法玉を手に未来を切り拓く和製『ヘイト・ユー・ギブ』
私がちょうど20年前に観ていたのは第2シリーズの『おジャ魔女どれみ#』。長女が3歳で長男が生まれた2000年の日曜日の朝は『未来戦隊タイムレンジャー』、『仮面ライダークウガ』とこれが連続で放映されるという恐ろしく充実した時代。リーダーが女性、敵の目的が世界征服ではなく金儲け、実は時々敵が勝つという画期的な『〜タイムレンジャー』、刑事モノのような分厚いドラマ、昭和ライダーもやっていない派手なバイクアクション、主人公が熱血漢じゃないというこれまた画期的な『〜クウガ』、それに続く『〜どれみ#』も困ったら魔法で解決という安直さを完全にかなぐり捨てた展開、朝食のデザートにステーキを出されるような濃厚な週末は今でも忘れ難いわけです。そんな週末の一角を成していた作品の20周年記念ですから、当時一緒にテレビを観ていた長女と家内を連れて来てみました。
歯に絹着せぬ発言で煙たがられて営業から総務に異動させられた東京の商社勤務のミレ。
教育実習で赴任した小学校で出会った少年と上手く交流できなかったことで自信を失くした名古屋の大学生ソラ。
絵画の修復師になる夢を持ちながらだらしないミュージシャンの彼氏にたかられる尾道のお好み焼き屋店員レイカ。
世代も住んでいる街も違う彼女らの共通点は幼少期に『おジャ魔女どれみ』に夢中になっていたこと。魔女見習いのどれみ達が集っていた洋館MAHO堂のモデルとなった鎌倉の洋館をたまたま同じ時刻に訪れた三人は意気投合、連休の折にどれみゆかりの土地を訪ねる旅を共にすることに。それぞれに悩みを抱え様々な試練に晒される三人は励まし合いぶつかり合いながら自分たちの進むべき未来と向き合おうと奮闘する中で、ふとあることに気付かされる。
傷ついた彼女達がどれみの聖地巡礼を心に決める序盤の数分で胸をかき毟られたところに被さる“おジャ魔女カーニバル“で涙腺崩壊・・・まだお話始まったばっかりなのに傑作確定。小さな旅での出会いと別れ、かつて魔法を信じていた少女達が魔法玉を手に未来を切り拓いていく様を見つめるドラマはどこまでもリアルでずっしりとしたものですが、どれみ世代には懐かしさ満点のスラップスティックなギャグを随所に散りばめているのでどこにも湿っぽさが残らないサクサクでクリスピーな仕上がりで、三者三様の決意が結実するクライマックスの爽やかさが胸にジワっと染み渡ります。何気にロードムービーとしても一級品で、ご当地グルメやローカル鉄道の精緻な描写はGOTO欲を激しく揺さぶるかも知れません。
どれみたちの20年後を描くのではなく、どれみを観ていた女子達の物語という意味では、ハリー・ポッターが大好きだった子供達のその後を描いた『ヘイト・ユー・ギブ』的。パワハラ、離婚、発達障害、共依存といったいかにも現代的な問題に揺さぶられる女子達が魔法玉を手に奮闘する物語という意味では『82年生まれ、キム・ジヨン』的。実写映画でもなかなか踏み込みにくいテーマを敢えて選びながらも軽快さを微塵も損なわない絶妙なバランス感覚は20年経っても色褪せないどころか研ぎ澄まされている、そして何より当時のことをぼんやりとしか憶えていない長女が帰宅後どれみ関連の楽曲をググッて片っ端から聴きまくっていたことからも、本作の製作意図が大正解であったことを物語っていると思います。
だいすき!
おジャ魔女どれみ世代でした!
映画上映のためにまた20年前のシリーズを最初から見直しました。
おジャ魔女どれみにそんなに詳しくなくても楽しんで見られると思います。
全部可愛くて、泣けて、懐かしくて最高でした。
ハッピーラッキーみんなにとーどけっ!
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