ロケットマンのレビュー・感想・評価
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序盤というか前半はミュージカル映画のような印象で、 中盤にドキュメ...
序盤というか前半はミュージカル映画のような印象で、
中盤にドキュメンタリー要素が強くなり、終盤は上手い具合に融合させた感じでした。
私はエルトンジョンに関する知識は、代表曲を何曲か知っているというだけの若輩者ですが、ボヘミアンラプソディーが本当に良かったので、似た印象を受けた本作は絶対に見ようと楽しみに待っていました。結果はクイーンよりも知識が薄く不安な面もあったのですが、見て大正解でした。音楽さえ好きであれば楽しめる作品になっていたように思います。
エルトンジョンのファンの方にとってどうかは分かりませんが……
何よりもバーニーが本当に良い奴で、親友とはこういうもんだなと再認識させられたというかエルトンとの関係を羨ましく思いました。
そしてレコード会社と揉めたり、ゲイであることがクイーンのそれと似た境遇でボヘミアンファンとして要所要所で勝手に盛り上がってしまいました。比べてはいけないと思いつつ、
やはりスーパースターの苦悩は当然ですが一般人としては到底理解できないことというか。でも映画で追体験することで少し分かった気になってしまうというか。どうしてもエルトンの苦悩に感情移入せずにはいられませんでした。私には絶対あり得ない感情でも不思議と切なくなるものです。映画って良いなと改めて思いました。
長々と書きましたが、私にとっては何回見ても良いと思える名作映画の一つとなりました。本当に見て良かったです。
エルトンジョンはやっぱり最高です
エルトンジョンの曲を最初に聞いたのは小学校の6年生くらいだったと思う。クロコダイルロックだった。ものすごくはっきり覚えている。今回、はじめて彼のおいたちを知り、その深い孤独に涙が出た。
ストーリーの中で彼の耳慣れたら歌が流れる、初めて歌詞を字幕で見てこんな風に生まれてきた曲なんだ、とまた涙。天才は常に孤独なんだなぁ。誰とも共有できない世界の中で、最後に彼が大切なことに気づいていくのだ。良かった。今、彼は幸せをつかんだ。
これからも素晴らしい曲をみんなに聞かせてほしい。
あ、エルトンジョンのジョンがジョンレノンからきてたのはびっくりだった‼️
素晴らしかった
ボヘミアンラプソディーも良かったけど、こちらも負けず劣らず!エルトンの曲をあまり知らなかったし、バーニーとの共作だったことも知らなかった。知れて良かった。ユアソングが出来たところが最高に幸せで、切なかった。タロンエガートンがすごかった、歌上手い!本人と比べても遜色無いのでは?というくらいだった。I’m still standing 、なんか聞き覚えが?と思ったら、シングのゴリラで歌ってたんだな〜
ステージの上では明るく、派手に歌うエルトンの表情の切なさ
ロケットマン
鑑賞日 2019 9/19
ボヘミアン・ラプソディの大ヒットに便乗して作った半ミュージカルの伝記映画。最初は主演のエルトン・ジョン役のタロン・エガートンは実際のエルトン・ジョンとは似ても似つかないと思っていたが、さすがの演技力と歌唱力でだんだんと本人に見えるようになった。孤独なエルトン・ジョンの半生を描いた物語で、全体的に世界観、雰囲気は暗め。アルコール中毒、ドラッグ依存になっているのにステージの上では必死に笑顔を作って歌う姿はとても悲しげだった。だが、どうしてもボヘミアン・ラプソディと比較をしてしまうと劣ってしまうように感じる。彼自身ゲイであることなどが余計ボヘミアン・ラプソディを彷彿とさせてしまう。まず、ボヘミアン・ラプソディと大きく異なることは「本人の再現」にそこまでこだわっていないことと、「本作は半ミュージカル映画」であること。エルトン・ジョンに似ている俳優ならば探せばもっといただろう。そして歌うシーンでエルトン・ジョンの実際の歌声を使っていないこと。ボヘミアン・ラプソディと違い、本作はいきなり歌って踊ってのミュージカルスタイルの映画であること。タロン・エガートンの歌唱力は素晴らしいが、この2つがあまり伝記映画という風に感じられなかったし感動も薄い。全体的にテンポも悪いため少し退屈に感じる箇所も…
タイトルなし
ひたすらに描かれる孤独に胸が痛かった
ボヘミアンラプソディのフレディも孤独の物語だったけど、エルトンは歌作りとか以上に個人の孤独にフォーカスしてた
両親の自分のことしか考えてない感じは本当にひどかったな
"普通は愛されるべき相手"に愛されないっていうのは、自分の価値を見失ってしまう
地位と名誉と金を手に入れファンに愛されても、親友が自分を気にかけてくれてても、自分の思い描く愛でなければ満たされないし孤独感は消えない
(親友が結局恋人を作ってしまったあの初めの傷は、自分の本当の気持ちを受け入れてくれなかった孤独につながる)
裏切られるほど寂しくなって、知られたくなくて道化になって、ギャップが生まれるほどまた"誰も本当の自分を知らない"と孤独が増して、でも本当の自分はどんどんダメになってくから隠すのをやめられなくて、それにたまらなくなって寂しいと喚き散らせばまた人が離れていき…
でも飢えに飢えてる時って周りに愛されるにはどうしたらいいかとか周りを思いやるとかそんな余裕ないんだよな
そこで誰か一人でも繋ぎとめてくれたら…
親友が残ってくれたの本当によかった
最後の結論が、被ってた仮面をはいで素直になること、誰かのせいにしてもいいこと、自分で自分をハグしてあげる(愛する)ことなのがすごくよかったな…
自分を信じられないと、どんな評価も他人事みたいで、自分を好きになれないと、どんなに他人に好きって言われても心に届かないし、なりふりかまわず渇き続けちゃうもんな
演出がエルトンにならってとびきりエンタメ感あってかわいくてワクワクしたけど、後半はそのハッピーな演出と彼の気持ちとのギャップがすごくてより孤独感が際立って辛かった…
ロケットマンのタイトルの意味がわかった時もすごかった…泣いた…
ほんと宇宙の中に一人みたいな感じだよな…きっと
あとYour Songに曲つける時、なんだか親友からエルトンへのラブソングみたいで、それにあんな最高な曲つけてくれるなんて愛のやりとりじゃんって思えてまた泣けた…
最後親友が初めの頃みたいに「曲つけてくれよ」って頼んだ歌の歌詞がエルトンが立ち上がるための歌なのも最高によかった
父親が冷たすぎる…
いくら妻と不仲で不在がちだったとはいえ、EJの親父冷たすぎひん…?
子供嫌いならまだわかると思ったけど、他の家庭で出来た子供には優しくしてるし…
期待するマチズモに沿わない息子を可愛がれなかった、それがEJのコンプレックスになったというのは汲み取れるけども。
鑑賞後しばらく経ってみたが、その辺りの理不尽さをジワリと思い出してしまう。
史実がそうだから、と言われればそうかもなんだけどね…
楽曲は素晴らしく、何度も鑑賞したいと思う作品。
後半が盛り上がらないのが残念
エルトン・ジョンの自伝的映画です。父親に愛されず、母親にも疎まれるレジナルド・ドワイトがピアノの才能に気付き、曲作りのパートナーのバーニー・トーピンと出会い、派手な衣装とパフォーマンスでエルトン・ジョンとしてスーパースターになるが、両親との確執、性的志向、バーニー・トーピンとの別れなどから酒とドラッグに溺れるようになってというストーリーです。ストーリー的には前半のスーパースターになるまでがクライマックスで、スーパースターの苦悩を描く後半が冗長で盛り上がらないのが残念でした。時々ミュージカル風になるのはあまり好みではありませんが、エルトン・ジョンの曲は懐かしく、できれば本人の歌で聞きたいと思いました。
名曲の数々とともに。
音楽の才能をきっかけにスターとなったエルトン・ジョン。聴いたことある名曲が次々と出てくる。子供の時の愛への飢えが、スターになったあとのさらなる愛への欲求につながっているのかもしれない。救いの手を差し伸べていることにも、その時は気づけないのかも。エルトンの半生を観て自分を振り返る。
愛を得ること、与えること
キングスマンのタロンエガートンがチャーミングエロすぎてちょっとどうしていいかわからない。
と、いうのは置いておいて。
同性愛者であることをカミングアウトしたときに、ママンから孤独宣言をされてしまったシーンがちょっと胸につかえています。
一括りにするものではないと思うのです。異性愛者だって孤独な人は孤独です。
なるべく平等に見たい。
ただ、バーニーとの『愛』は、種類の違う愛と言われてしまったし…なんか切ないなぁ。
オンリーワンだけど、ナンバーワンにはなれないって、逆にきつく感じるよなぁって。愛ってなんだー。愛って差別なのかー。
気になって調べてみたのですが、エルトンジョンは結婚してお子さんを育てているみたいです。
子育てを優先したいというようなことが載ってました。『愛される』ことが難しい描写が多かった映画でしたが、今は誰かを『愛する』人生を歩んでいるのかと思うと、愛の多様性に気づかされる思いです。子育て…無償の愛かぁ。
He wants LOVE.
"爆音映画祭 in MOVIXあまがさき Vol.3" で鑑賞(字幕)。
正直、エルトン・ジョンのことは全然知りません。
唯一耳にしたことがある曲が「ユア・ソング」だったと云うことを、本作を観て初めて知ったぐらいなもので…
「ボヘミアン・ラプソディ」を降板したブライアン・シンガー監督に代わって完成させたデクスター・フレッチャー監督が再び挑んだ音楽伝記映画ですが、監督は今後このような音楽伝記映画シリーズを展開するのでしょうか?(フレディ・マーキュリー役でラミ・マレックを出す案もあったとか…。実現していたらユニバース的で面白かったのに…。残念!)
エルトン・ジョン本人が製作に関わっていることから、大分脚色されているのかと思いきや、栄光も裏側もダイレクトに描写されていて驚きました。彼とジョン・リードの濃厚なラブシーンまで…。ドキドキしちゃいました(笑)。
「ボヘミアン・ラプソディ」と違い、ミュージカルの要素を取り入れて、エルトンの心情を彼の楽曲に乗せて表現していると云う点が特筆すべきところではないでしょうか?
彼の心象風景と云うか、内面がつまびらかにされ、愛を求めてもがき苦しんだ15年間が心に迫って来ました。
スターの伝記映画に必ずと言って良いほど登場する酒とドラッグ、セックスにまみれた、悲しみと苦悩の壮絶な日々…
幼い頃より親から愛を得られず、愛をくれたかに見えたパートナーはとんだクソ野郎で…。苦しみが増すごとに派手になっていくステージ衣装に胸が痛くなりました。
やがて身近にあった大切なものに気づき、本来の自分を取り戻していく姿は、やはりどんな形であっても共感してしまうなと改めて思いました。スターだって、人間だもの…。人間味がある方がいい曲をつくれるのかもしれませんなぁ…
※修正(2022/08/15)
ユア・ソング
やはりこの曲が一番好きかな。
あのシーンだけでも十分なんだけど、やはりもう一度しっかり聴きたかった。
家族との葛藤、性癖、人気とは裏腹な孤独…アーティストには欠かせないのだろうか?
作詞家とどれほど気が合ったかは伝わってくるが、バンド仲間との会話もあまり?なかったのが残念。
どうしてもボヘミアンラプソディーど比べてしまうが、1週間の終わりに、心地良い音楽映画を楽しみたかったのだが、どこか物足りなかった。
素晴らしい
タロンエジャトンがとにかく素晴らしい。
見た目も仕草も歌唱力も完全にエルトンだ。
ストーリーはいたってシンプルであるが、目と耳で最高に楽しめるため、まったく気にならない。
自分にとっては、先日見たワンスアポンアタイムに続き、今年のベスト3に間違いなく入る。
もう一度見に行きたいくらいだ。
しかしながら、自分がいったときは、お客さんがかなり少なかった。かなりびっくりした。
ランキングの状況などみると、悲しいことに日本ではあまりヒットしていないようだ。
なぜだろう。
おそらく、ボヘミアンラプソディーのようなヒットが見込まれていたとは思うが、日本ではそこまでエルトンジョンの曲は浸透していないのかもしれない。特に若い世代はほとんど知らないのかも。
また、もうひとつは、主人公が現在も生きてるかどうかだ。
ボヘミアンラプソディーのラストはすばらしかったが、それは事実とは異なり、かなり手を加えられた人工的なもの。フレディが亡くなってるからできたことだ。
ロケットマンのストーリーは、落ち込んで、復帰して、落ち込んで、復帰しての繰り返しで、ストーリーはいたって平坦だ。でもそれ事実を忠実に表現した結果だ。エルトンジョンが亡くなった後だったら、もしかしたらもっとヒットしていたかもしれない。
エルトンの半生では無理だー
自分にとっての、オールスターキャストだったのに。全く面白くない。学芸会程度のシナリオが原因か!?
エガートンがいくら歌が上手くても、カラオケ程度のバックだと、やっぱりエルトンの声で聴きたくなるのは当たり前。
David BowieやBryan Ferryの映画なんぞ作らないでね!
ミュージシャンを裸にしても、面白いものは作れない。
だから音楽が良い訳で、、、
ボヘミアンが弊害にならないように祈るのみ
演出に魅力が無い…
なんだかとってもスタンダードでベタベタな映画的な演出が多くてガッカリしてしまいました。
ミュージカルシーンも普通のシーンも、他の映画で何度も観たことのあるような演出、カメラワークばかり。演技もクサイ。
これってエルトン・ジョン抜きで他の映画を切り貼りしても同じものが出来るのでは?と思ったのですが、この気持ち分かりますかね…。
とにかく映像がおしゃれじゃないし、目新しいものが無いので、全くワクワクしませんでした。
この時代のミュージシャンの伝記映画は大体ドラッグ、同性愛なんかで堕落しての〜というお決まりのストーリーになるのは仕方ないとして、楽曲は勿論素晴らしいの次に、このミュージシャンはこんなに魅力的なんですよ!というのを如何に伝えられるかだと思うんですが、そこが足りないなぁと。
エルトン・ジョンについては詳しくないのですが、もっとキュートな方かと思ってました。違うんですかね。
生い立ちや辛かった半生は分かったんですが、人として魅了するシーンが無くて、こんなステキな人が作った曲をもっと聴いてみたい!という気持ちにならなかったです。
エルトン・ジョンの一般受けするポップサウンドに、キャンプなグラムルックという絶妙なダサさが良いというバランスも、もっと全体的に上手に演出して欲しかったです。
ロケットマンを歌う時や、最後のMVみたいなバカっぽいけどエルトン・ジョン節な映像演出をもっと多用して欲しかった。
結局衣装頼りという感じなんですよね。
面白い衣装を着た寂しいおじさん止まりでした。
あと、ボヘミアンラプソディーと比べたくないんですが、最初のシーンへ向かう構成として、終着点がライブエイドとカウンセリングじゃあ、どっちがテンション上がるかって話です。
三番煎じ
ボヘミアンラプソディーに感動し、アリィスター誕生では二番煎じ的な感じではあるがその歌声、迫力にちょっと感動しました。
いかんせん。ロケットマンは三番煎じだった。
実在の人物でまだご存命とあらば 仕方のない内容なんだけど
ミュージカル仕立てにしては そこまでミュージカルではないし
自伝記にしては オチもなく、「薬物依存からは足を洗って今ではボランティアに従事している」なんて綺麗に収めてしまって。感動も冷めてしまう。
タロンエガートンの歌声はよかったよ。エルトンジョン本人にはかなわないけどね。
ひとりのさみしい男の子の物語
いい意味で、イメージと違った作品。
もっと派手で元気でハッピーでひとをエンパワメントするような話かと思っていたら、
ずっとさみしくてずっと愛されたくて、でも誰一人彼に愛され方も愛も教えてくれなかった、 そんな男の物語だった。
印象に残ってるのは、とんでもなくさみしいシーンばかりだ。
最高の成功をおさめた夜、唯一無二の相棒が、苦楽を共にした自分ではなく見知らぬゴージャスな女と夜に消えていくシーン。
俺じゃダメなのか、そんな声がにじみ出ている気がした。
子供の愛し方がわからないはずの、そのうえ家を捨てた父親に、大成功したスターとして再会しにいくシーン。
彼は自分は一度もハグしてくれなかったのに、異母兄弟は自然にハグしている、理想の父親のように。そして彼は、スターになってからもエルトンに興味を持とうとしない、よそよそしいまま。
そのときの彼のさみしそうな顔!
みんなは持っているはずなのに、自分だけ持っていない、それを求めてもがき続ける、そんな苦闘の物語だった。
伝記映画あるある?ラストに現在の姿が本人写真で出てくるけど、わがまま言えば是非いまの夫とのなれそめなんかれも聞きたかった…!!
バーニーとエルトンの性的志向が同じだったら? きっと手っ取り早くエルトンは救われたかもしれないが、もしかしたら50年の友情はなかったかもしれない。
良い映画でした!
本当の愛に出会えたのかな?
これを見ただけではまだまだ知らない事が多いでしょうが、全くと言うほどエルトン・ジョンの事を知りませんでした。本当に「キングスマン2」に出て来た感じの衣装を着ているんだとも知りました。
何度か泣いてしまいましたがまず「your song」を作曲している時に涙が溢れました。
子供時代からこんなに才能がある人だったんですね。
「ボヘミアン…」とは入口出口は似てるかなと思いますが違っていてミュージカル調な所もあります。アル中だった人が28年禁酒してるなんて信じられない。買い物依存症で借金があるのは知ってました。男性との結婚は自分が納得していればもし相手が財産目当てでも幸せなのかな?有りすぎると他人事ですが疑います。親との関係は切ないです。エルトン・ジョンだけでなく稼げるといろんな人が利用しようと群がって来るのは悲しいです。
余談ですが、ポップコーンをこんなに音を出して食べられるなんて思わせるのもしょっちゅうあって不快だけど、今回プレミアシートでの観賞で席を蹴られる(足が長かったようですが関係ない!) なんて最悪(>_<)
再度じっくり見て感動したいです。エルトンははまり役でした。吹き替えなしなら歌上手い!子供時代の子役の歌もうまいし、写真 そっくりでした。
これからもっとエルトンの曲が知りたいのでCD買おうと思います。男色が嫌いな人でなければ見て損はないと思います。
壮絶な半生に何故か共感
一躍スターダムを駆け上がった「エルトンジョン」ことレジードワイトの半生記。
彼のヒット曲に載せたミュージカル。ミュージカルに抵抗あったが、知ってる曲とキャッチーな曲だと楽しく鑑賞できる事を確認できた、自分史上に於いて画期的作品でした。
レジーの不遇な少年期。作詞家バーニーに出会ってからの大躍進。そしてアメリカでの成功を描いている。
世界中で知らない人の方が少ない「エルトンジョン」は、どれだけ興行的な成功を収めても常に孤独を感じていた。それは、皆が愛しているのは、レジーが演じる「エルトン」であり、彼の性癖の所為もあるが、常にレジーに想起される両親との関係で、レジーは少年時代から成長出来ていないのである。
愛情に飢えたレジーは、愛に見紛うモノに次々と身を委ねるが、自分の勘違いや価値観の違いで破綻してしまう。
彼ほどの成功者がいつも周囲を悲しませてしまうのは、彼自身が現状を心底楽しんだ事がないからであり、それは彼自身が少年から成長していないからである。
自分がどれだけ成長してもどれだけ成果を出しても、自分の原点は変わっていなくて常にそこに帰りたくなる、というノスタルジーみたいなものは、誰にでもあるのではないだろうか?
少なくとも、何も成功していない自分ですら、今の自分が本物なのか虚構なのか、と偶に考えてしまう。
「エルトンジョン」は休止宣言して、子育てするそうだ。子育てする事で彼の内面がどう変わるのか、また復帰した時のパフォーマンスを期待したい。
どなたかのレビューで、エルトンジョンが「キングスマン」に出てる事を知り、「ゴールデンサークル」を慌てて観た事を、追記します。
「ゴールデンサークル」撮ってる時には、既に「ロケットマン」の話は進んでいた様ですね。
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