ロケットマンのレビュー・感想・評価
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早死にしなかったロックスター
ミュージカルらしからぬミュージカル
見やすい
あそこまで自分を曝け出したエルトンに拍手‼︎
どんなシーンから始まるのだろうと思っていたら、予想だにしない冒頭でまずびっくりした。かわいそうすぎる少年時代。「ハグして」ただそれだけのことなのに叶わない。愛がもらえない日々。エルトンのことはあまりよく知らなかったし、何曲か聴いたことがあるくらい。それが耳にしたことがある曲が始まって、楽しいミュージカルになってゆく。その曲の当てはめ方がうまいなぁと思ったことと、驚いたのは、エルトンの声でなく、タロン・エガートン自身がすべて歌っていることだ。顔は全然似せていなかったけれど、素晴らしかった! 愛に裏切られてばかりのエルトンだったけど、バーニーという人と知り合えたことは、最高に幸せだったと思う。曲作りにおいても、人間としても… 最後本当のエルトンの少年時代の写真が出てきて、映画の子役にそっくりなのには、驚いた。こっちはちゃんと似せてた。
グッバイ・イエロー・ブリックロード
エルトン・ジョンの素顔を知る
エルトン・ジョンについては、名前と派手な外見ぐらいしか知りません。それだけに、周囲を笑顔にするような明るい人かと思っていました。しかし、本作から、彼の半生はむしろその真逆だったことを知り、衝撃でした。子供の頃からずっと愛を求め続ける、孤独な人生だったことが、切ないほどによく描かれていると感じました。
本作では、彼の独白によって半生を振り返る構成がとられており、幼少期から話を起こしています。そして、それが実にテンポよく、ターニングポイントを絞ってまとめられているように感じました。無論これは彼の「孤独」を描くという視点から切り取ったもので、彼の人生の全てではないことは言うまでもありません。しかし、おかげで彼についてほとんど何も知らない自分でも、彼の人生を間近で見てきたような錯覚にとらわれるほどわかりやすかったです。
物語が進めば進むほど、彼の寂しさや悲しみは深まり、苛立ちが隠せず、酒やドラッグに溺れていく姿が本当に痛々しかったです。そして、それと相反するようにド派手になっていくステージ衣装が、彼の孤独感の裏返しのようで、今までとは全く別の意味を持って見えてきました。
そんな彼を変わらぬ友情で支え続けてくれたのが、生涯の相棒バーニー。エルトンの求めるものは、ずっと前からすぐそばにあったのです。そのことに彼が気づいた時の感動がとても心地よかったです。私たちの知らないエルトン・ジョンを、圧倒的なパフォーマンスと熱量で演じ切ってくれたタロン・エガートンに心から拍手を送りたいです。
耳に馴染む
ほとんどエルトンのことは知らず、派手で有名な大御所ミュージシャンという印象しかありませんでした。
本作で彼の半生にはじめて触れましたが、酒、ドラッグ、セックスと、若くして成功した有名人にありがちなことをしていたんだな、と思っただけで、特に感慨深いものはありませんでした。しかし、彼の作った楽曲はどれもキャッチーで、つい口ずさみたくなるメロディには、脱帽を禁じ得ません。また、ライブでは「エルトン・ジョン」という人物を演じることでファンを楽しませようとするプロ意識にも、頭が下がるばかりです。
そんな彼を演じ切ったタロン・エガートンも、すばらしかったです。贅沢なことを言わせてもらうなら、「ポヘミアン・ラプソディ」のライブシーン並みに、彼の歌声を長く聴きたかったです。
泣ける
良かったけど、ちょっと長くてアッサリ終わる
タロンエガートン歌うま!
調理法はこれで良かったのかな!?
朝イチの回に観たら、胃もたれしました。今回は少し辛口に。
エルトン・ジョンというエピソードに事欠かない極上の素材を前にして、腕の立つ料理人であるハリウッドの脚本家と監督は気合いが入り過ぎたかしらね。もう少しシンプルに演出してもよかったかなと思いました( ´_ゝ`)
例えてみると、味付けがいろいろありすぎて、私は感情移入がしずらくなりました。ミュージカルシーン入れて軽妙さもあり、重いテーマは一転して重苦しく描いてみせたりね。秘話も無く、あまりに有名なエピソードばかりなのでなおさら、派手な演出は観客を物語に引っ張りこむ力強さが足らなくて、あくまで私の見方ですけど、演出に背骨が通ってない印象ですかね。甘辛しょっぱくて酸っぱくてホロ苦い・・・結局、ボヤけた味わい
食後にさっぱりしたもので、口直しが欲しくなりました。
「曲満載」
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