「ボヘミアンは超えられないが…👌」ロケットマン bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
ボヘミアンは超えられないが…👌
世代的には、正にど真ん中で、あの奇抜な衣装や彼独特の美しいロックン・ロールは、若い頃を思い出します。ただ、もっと聴きたい曲もいくつかあったなぁ。
ミュージシャンの伝記ものというと、ボヘミアン・ラプソディーとどうしても比べてしまい、壮絶な死により、真のレジェンドなったフレディーとは違い、現在もまだ生きているエルトンは、感動ドラマという点では、やや、かなわなかったかな…。
でも、スーパースター・エルトンの華やかなステージとは裏腹に、彼の生い立ちにおいては、両親から愛情を受けることができず、ゲイとして、孤独と哀愁と迷いに満ちた歩みであったことが、十分に伝わってきた。
しかし、フレディーもそうだったけど、大成功したアーティストというのは、初心を忘れ、傲慢になり、友が離れ、酒とドラッグとセックスにおぼれていくのが、常ですね。
エルトン役のタロン・エガートンは、文句無しで良かった。キングスマンの時とは全く違う役柄と共に、吹き替え無しのあの歌声は、ホントに素晴らしかった。その点では、ラミを超えていたかな。ゲイとしてのベッドシーンは、チョット生々しくて引きましたが…(笑)
改めて明日、エルトンのCDを探しにショップに行ってきたいと思います。「Your Song」を聴きたくなりました。