「コスプレっぽい」ロケットマン コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
コスプレっぽい
『ボヘミアン・ラプソディー』を仕上げた監督が本作も監督、『キングスマン』のスタッフで撮影して、エルトン役をエグジーを演じたタロン・エガートンがやるなら観に行かねば案件。
「柳の下に泥鰌は二匹いるか?」の確認案件とも言える。
……つまらなくはないが、暗い。
アルコールとドラッグの依存症を治療するセラピーシーンからスタートし、少年時代からの出来事を、自らのヒット曲に乗せて、ミュージカル調に紹介していくスタイル。
今までどれだけ愛を失って、孤独で寂しかったかを語るエルトン。
タロンのエルトンは、歌っているとエルトンっぽいのだが、普通にセリフのあるシーンだと、単なるコスプレしたタロンなので、時々痛々しくなる。
(ただし、ステージや服の再現性は素晴らしい。美術スタッフには拍手したい)
『ボヘミアン~』と違い、しっかり男同士の全裸からみやシャブ摂取シーンを描いていて、ドン引く。
それでも最後まで眠らず観られたのは、エルトンの楽曲の力だと思います。
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