劇場公開日 2019年8月23日

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「タロンの代表作間違いなし。素晴らしい演技。バーニーの変わらぬ友情に涙。」ロケットマン Marikoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5タロンの代表作間違いなし。素晴らしい演技。バーニーの変わらぬ友情に涙。

2019年8月23日
iPhoneアプリから投稿

まず、タロン・エガートンの歌と演技が素晴らしかった。
いろんな名曲がありますが、私の大好きな「ユア・ソング」が作られるこのシーン。
https://youtu.be/XKONuvW0Rk8
ほんとにいい曲です。
この、ピアノのそばで見守るバーニーが作詞をした人。
まだ駆け出しの頃の2人の原点に近いこのシーンが愛おしい。
エルトンはゲイだけど、このバーニーとはずっと兄弟のような友情で結ばれ、この後大スターになるエルトンにも、その後心を病んでドラッグや酒に溺れて堕落したエルトンにも、いつも変わらない友情で信じ続けて支えてくれたバーニーの存在に涙でした。
お金目当てに群がる輩ばかりの中で、稀有な存在。なかなかできることではない。

エルトンはとても繊細でピュアな人。
そしてずっと自分探しをしていた人。
間違いもたくさんして、人も傷つけて、そして傷ついて、さまざまな葛藤を乗り越え「自分らしく生きたい」と
つらかった子供時代の自分を抱きしめてやることで、自分を許し、過去を受け入れ、ようやく穏やかな人生を手にすることができたエルトン。

人はみんなそれぞれ闘っているのですね。
エルトン、自分をさらけ出してくれてありがとう。
勇気がいることだと思いますよ。

なんだか勇気がもらえました。
もう一回観たいな。。。

Mariko