いなくなれ、群青のレビュー・感想・評価
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横浜流星ファン用アイドル映画ではない!
大人気イケメン俳優横浜流星主演の胸キュン作品と思いきや、幻想的な独特な空気感にめんくらう。映像もきれいで音楽も心地よく、キャストのセリフのやりとりも禅問答っぽく睡魔に襲われる。この世界観は好き嫌いもわかれると思う。横浜流星目当てだけに観賞するのは厳しい作品かもね。
タイトルの深い意味。幻想的で詩的な世界観。
【賛否両論チェック】
賛:不思議な島にあって、真実を知ろうと奔走するヒロインと、彼女を見守る主人公が辿り着く真実が、切なくも感慨深い。
否:セリフの言い回しが結構小説チック。禅問答みたいなやり取りもあり、やや難解な印象を受けてしまう。
記憶を失った人々が暮らす不思議な島を舞台に、そこでの暮らしに染まっていた高校生・七草の前に現れた、現状に甘えない少女・真辺。島を出ようと躍起になる彼女にそっと寄り添う七草がやがて辿り着く、島の秘密と切ない真実に驚かされると同時に、どこか身につまされるといいますか、主人公に共感してしまう部分も多いです。
ただその小難しい世界観同様に、セリフの言い回しなんかも結構小説チックで、何となく違和感も覚えてしまいます。まるで禅問答みたいな七草と真辺のやり取りなんかもあって、正直
「なんだかなぁ・・・」
って思ってしまう場面もありました(笑)。
タイトルの真の意味にも思わず考えさせられました。良くも悪くも人間の深い部分まで掘り下げられるような、そんな作品だと思います。
いなくなれ群青
原作未読で鑑賞。まず、映像と音楽がとても良い。それらを堪能するには、是非とも映画館で鑑賞して欲しい作品。
一見、無表情で何を考えているか分からない七草を、横浜流星が抑えた演技で熱演している。物語が進むと、何故、彼が他の同級生達より全てを達観した様に見えたのか分かる。真辺を演じる飯豊まりえも、自分勝手で痛い程真っ直ぐな、さもすれば嫌な役を、芯の通った凛とした女性として演じている。七草より、もっと何を考えているか分からないナドを演じる黒羽麻璃央始め、若い役者達が、それぞれの役を精一杯演じている。ファンタジー要素も含まれているので、少し分かりずらい所があるのかも知れないが、それはそれで良しなんだと思う。個人の主観に正解は無いから。
私は、ラストの後、七草と真辺、その他の人物達があの島でどんな生活を送っているのか、続きが非常に観たくなる映画だった。
想像してたより良かった。空気感や、雰囲気が良く、まさに青!って感じ...
想像してたより良かった。空気感や、雰囲気が良く、まさに青!って感じの作品だった。宮本から君への後に鑑賞したから、なおさらほんわかしてよく感じてしまっているのかもしれない笑
特に映像が素晴らしい
島の雰囲気活かしたきれいな映像だなって全編通じて思うんだけど、飯豊まりえの登場シーンが絶品。監督・カメラマンも会心のできで、撮った瞬間、興奮したと思うね。
飯豊まりえ、そんなにきれいな顔だと思わないけど、このシーンは美しくて魅力的に見えんの。
横浜流星・飯豊まりえが主演の映画ってのが渋いのね。どちらも大ブレークはしてないけど、演技はうまい。そして出てくる俳優さんが「どこから探してきた?」って不思議になるくらいみんな演技がうまいの。
俳優さん調べたら、そんなに演技派って感じでもないのね。だから演出の力だわ。
ストーリー、台詞まわし、キャラ設定が「《サクラダリセット》に似てるなあ」と思って観てたんだけど、そのうち「この話、《サクラダリセット》の人じゃなきゃ書けないわ」と思ってきて、エンドロールで原作確認したら河野裕さんで、《サクラダリセット》の人だった。
《サクラダリセット》は映画も小説も良かったからね。特に映画は好き。
シーンの構成というか、カットの入れ方というかも良くて、音楽の使い方もうまくて、編集もいいの。良い映画だったよ。
良い映画
少々哲学的な内容でしたが、ユニークなテーマの物語で、なかなか面白かったです。
(人気俳優を使っただけの…みたいな作品ではありませんでした(笑)
人が成長して行く過程で、捨ててしまったであろう色んな人格が集まった島、階段島で起こる物語。
それぞれの人格は擬人化され、島の中で共存している…つまり、私たちの中でも、かつては共存していたであろう人格たちです。
(なくしてしまったもの…失ってしまったものと表現されています)
理想を夢見る心と悲観的な心が反発し合います…
また理解しあえる時が、いつか来る…そんな事を信じられることに希望を感じさせてくれた作品でした。
青臭いかもしれませんが、その青臭さが愛おしかったです。
良い作品でした。
*見逃さなくて良かった…(笑)
これは美しいラブストーリーだと思います
なぜ自分がその島に来たのか分からない。
捨てられた人が暮らす島『階段島』
階段島は魔女が管理する島で、外に出る事も連絡を取る事も出来ない。
そんな特殊な環境で、主人公の七草と幼馴染の真辺の物語が進んでいく。
真っ直ぐな理想主義の真辺は、その真っ直ぐさから周囲にも影響を与えていく。
多感な青春期らしい登場人物たちの等身大の悩みや壁も描かれつつ、七草と真辺の関係性や、階段島とは何で、魔女は誰なのかと言った謎も明かされていきます。
階段島の秘密を知っていても状況を受け入れている七草の真辺を想う気持ちは、正しいかは別にしても深い愛だなと思いました。
ピストルスターの輝きに照らされなくても、この世界のどこかでその星が輝いていれば幸せだと言う七草の想いは切ないけど尊いものだと感じました。
そして、その想いを受け止めての真辺の選択もまた、七草を想う深い愛だなと思うのです。
最後は自然と涙が出ました。
特殊設定の映画なので、雰囲気のあるキレイな映像がとても印象的でした。
個人的には、七草とナドのやり取りがとても好きでした。
そして、元気なキャラクターで拝見する事の多かった矢作穂香さんの堀の演技がとても素敵だな思いました。
ただ物静かなだけではない、堀の謎めいた雰囲気をしっかり演じられてたと思います。
設定で疑問に思う部分もあったのですが、原作では描写があったりするのかな?とも思ったり。
原作未読なため、これから原作も読んでみたいと思います。
なんだかなぁ
私の理解力が足りないのか。
この映画の表現力が足りないのか。
そもそも、入り口よくわからないし。
全体通して、よくわからないし。
とりあえず、観ててなんとなく全体像はふわっと掴めたけど、流星くんと屋上で語らってたかれは、本当はちゃんとした人物だったのでは?映画ではフワッとしかしてなかったけど。。。
うーん、構成が観てて、分かりづらい。
原作見てないからかもですが全体像が掴みづらい。
原作読んでないと、本編よーわからんです。っていう映画。
私嫌、そもそも嫌いなんです。
映画を映画として、それだけで表現できない監督はそもそも原作のある映画作るなよと。
キングダムとか、原作観てなくても普通に楽しめたし。
割と後半まで吉沢悠が出てることわからなかったけど。
うーん、なのでうーんです。
ごめんなさい、力不足かな。
流星くんがイケメン以外、何も感想なし。
横浜流星の新境地❗
星🌟🌟🌟🌟🌟あんまり話題になってなかったのですが横浜流星が出ているので観ました❗凄く良かったです❗確かにストーリーな難解で難しい作品かも知れませんが醒めた感じの横浜流星とテンション高くて熱い飯島まりえのコンビが絶妙で上手い具合に化学反応を起こして凄く良い作品になってます❗難しいなと感じたら夢の中の出来事だと理解すれば解りやすくなるかも…実際は夢じゃないですが…正直横浜流星はおとなしい役は似合わないと思っていたのですがこの作品ではハマり役で彼の見方が変わりました❗凄く良い作品でした❗
ファンタジーミステリー 難解
ラノベ原作ですが、かなりの難解。映画を1回観るだけでは理解出来ないよ~と思いました。原作(私は読みました)では脇キャラまで細かく説明されていますが、映画では説明がなく自分で解釈しないといけない点が多い。原作を読んだ方々はこの物語の世界感を理解出来るし、キャストに興味がある方々もしっかり観ているので、感動的なラストを感じられると思います。この物語は青春、恋愛要素を含んだファンタジーミステリーという感じで、とても静かで深いです。小説と違って何回か読み返す事が出来ないミステリー映画に関して、私が最重要視している点は、伏線の回収と内容の理解。映画でも最終的には解決されますが、クライマックスに至るまでのウダウダ感、詩的な台詞の違和感、演技のぎこちなさ(演技が上手くないと言っている訳じゃない)に耐えるのが大変で映像美や役者さんに目が集中してしまいました。
原作未読
原作は未読。
天気の子を成長させたらこんな風になるのかなと思いました。
こんなに感動するとは思わなかった。説明口調が多い気がしたのも最後まで観たら納得出来る気がしてくる。
階段島のこととか疑問に思おうと思えばいくらでも思えそうだけど、階段島が隔離されているように考えなくていい気がしてくる。
このような内容だから、評価が分かれるのも充分わかる
景色が綺麗
原作を読んでいないので、ストーリーとしては難しかったです。
人の気持ちを擬人化した作品とレビューがあり納得しました。
景色や音楽も綺麗で、ストーリーが進むにつれて引き込まれていきます。この景色だけでも見る価値があるくらい素敵な景色が沢山ありました。
ミステリーとラブストーリーのバランスが程よかったと思います。
小説を読んでからもう一度見てみたいと思う作品です。
映画館で見たい映画
原作の大ファンですが、脚本、キャスト、映像、音楽…すべてが素晴らしかったです。特に小説ならではの詩的なセリフ回しが、絶妙なファンタジー感を残したまま、リアリティを持った温度感のある言葉になっていたこと、それをこの世界観の中で演じ切った役者のみなさんに拍手を送りたいです。台詞回しだけではなく、細かな仕草や表情が素晴らしかった。章立ての切り方も秀逸ですし、映像の色に心が震えます。
ミステリアスな青春映画
今をときめく横浜流星くん主演の青春映画。
撮影は1年前なんだとか。
流星くんの落ち着いたトーンと飯豊まりえちゃんの少し高いテンション。
一見、不協和音を生みそうなのにお互いの持たない部分を補って、雑音じゃなく不思議なメロディを奏でていました。
設定も特殊なので万人受けはしないだろうし、何より上映館が少ない!
勿体ない!
七草の想いが明かされる後半部、特に階段の上のクライマックスとラストシーンにはうるっときました。
見終わった後じんわりと感動がやって来る、決して後悔のない一本。
想像以上に真辺由宇 (追記、採点修正しました)
原作シリーズ既読です。面白くて夢中で読んじゃいました。
ただ、話が展開するに連れて少しモヤモヤも残ったかな。
そんな感じで、凄く楽しみにしていたこの映画、かなり良かったです。
原作の根っこの部分はちゃんと残しつつ、綺麗なストーリーになっていたと思います。
そして、とにかく情景が綺麗。ただ綺麗なだけじゃなく、綺麗だけどどこか影のあるストーリーに合う雰囲気の映像になっていたと思います。
そのおかげで、数々の台詞達が情景に溶け込んで感じました。
それと、ストーリーを絞った事で、登場人物も絞られましたね。
そのことで、佐々岡と水谷が魅力的に描けていたと思います。
これ、良かったんじゃないでしょうか。
本来、人格の捨てられた部分である彼ら、それがとても魅力的。
人は自分の性格の中に気に入らない部分も有ったりするもの。でも、そんな所も他の人からは魅力的に見えたり、自分の心の持ちよう一つで魅力に変えられたりするんじゃないかと。
最後に、この映画で一番良かったと思った事、それは飯豊さんがイメージ以上に真辺由宇だった事。
飯豊さんに引っ張られる感じで、横浜さんも紛れもなく七草だった。
この二人が本当に良かった。
良かっただけに、期間限定で付いた特別映像は見たくなかったかな。
せっかく余韻に浸りたいのに、役者さんの素の表情を見る事で、現実に戻された感じで。
キャストのファンの方には、嬉しい映像だと思うから、反対ってわけではないんですけど。
ここから追記です。(10月2日)
鑑賞してから余韻が残って、もう一回観なければと思い、普段行かない劇場まで足を延ばしてきました。
結果、一回目の鑑賞より二回目の方が、更に余韻が残りました。
美しい情景と台詞達が印象に残るこの作品、もう一度観てみると表情が丁寧に撮られている気がしました。
役者さん達の演技力もあるのでしょうが、監督が登場人物達を大切に扱っている様に思えました。そう、階段島の魔女の様に。
きっと、この監督はとても優しい。
階段島の世界観に、ぴったり嵌まる監督だと思いました。
もっと、この世界観に浸っていたい。そう思わせてくれる素敵な作品だと思います。
観て良かった! 人生得した気分です。
初めて映画のレビュー書きます。
もしまだ自分が観ていなかったとしたら、絶対観たほうが良いと自分に薦めたい映画でした。
原作は読んでいなくて、ここの口コミを見て行きました。
下記感想を羅列します。
・想像していたより、役者さんの演技に魅了されました
・音楽や映像も素敵で、映画と現実が混ざったような、幸せになる映画でした
・苦しかったり胸が張り裂けそうになる感情ではなくて、自然と涙が溢れてきるような感動でした
・評価が低い方のコメントも見ましたが、その部分は私は全く感じず、高評価の方の意見と一致していました
・観終わった後に、階段島ことやキャラクターのこと、自分自身の「なくしたもの」「捨てたもの」を考えて、その後もずっと余韻を楽しめました
・原作も読みたくなったし、また映画観たいと思いました
・一人で行ったので、次は友達と行って、人それぞれの感じ方、解釈を話すのが楽しみです
・映画を見た次の日から、目の前の日常が軽くなり、視野が変わりました
・「どんな自分でいたいのか」未来に向かって思考が動いていて、そんな感覚をくれた映画に感謝です
最後に、とても素敵な映画を観ることができて良かったです。
次もまた観たいです!!
この作品を作った役者さんと監督、皆さんに感謝と激励の気持ちです!!!
気になっている人がいたら、一度見に行ってみてと背中を押してあげたいです。
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