空の青さを知る人よのレビュー・感想・評価
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結構よかった!けどあれギターの幽霊じゃね?
話は全体としてよかったです!
ただ1つ後半の演出が?の部分が1つありましたが
まぁきっと作る上で何か事情があったのでしょう
劇中では説明されてませんが
もしかしたら
あの学生時代の赤毛男の子幽霊キャラ
あれたぶん生き霊ではなく
ギターの怨霊か付喪神です
そう考えると色々と合点がいきます
(理由付け演出と思われるシーンはいくつかあった)
なぜ?は見てもらったらわかると思いますが
この設定で観ると男の子のヒロインに
かける言葉や歳をとった自分に対する
感情もとても感動できる内容に捉える事ができ
ここの制作スタッフらしさが感じられるからです
憶測もありますが
自分は満足できる劇場アニメでした!
超平和バスターズ最高😭👍
「あの花」「ここさけ」と来て「空青」超平和バスターズが再結集した埼玉県秩父地方を舞台にした作品3部作の完結編と長井監督が言ってたみたいなのですが、最後に相応しい素晴らしい作品です。見に行って損はしないはずです!自分は「ここさけ」は残念ながら劇場で観る事は出来ませんでしたが「あの花」はノイタミナの頃からの大ファンで、いい歳のオッサンなのですが毎回うっかり感動してうるうるさせられちゃいます😭✨またこの3人の関わった作品が見てみたいです。
若い人は勿論、30歳前後で現状に悶えている人にも結構刺さる内容だと思う。
埼玉県秩父を舞台にした三部作は、中年期に入った男女の物語でもあり、三部作を制作しているクリエイターの長井監督・脚本の岡田麿里・キャラデザインの田中将賀のトリオが、2008年のテレビアニメ「とらドラ!」で集い意気投合して、若手から年月を重ねた中年期の心情が、反映されているのかな。
台詞に出てくる秩父の行き止まり感は、正直あまり感じないが、過去と現在の慎之介対比で、若い頃に描いた自分になれないジレンマは、とても理解出来る。
あかね役の吉岡里帆と慎之介二役の吉沢亮の演技も良い。
松平健の大物演歌歌手をギャクメーカーに徹してニヤり
ちょっとした生活描写や冬に向かう秩父の背景も味わい深い。
若い二人が、文字通り飛翔する場面は、アニメならではの爽快感。
若い人は勿論、30歳前後で現状に悶えている人にも結構刺さる内容だと思う。
深く考えてはダメ
全体的には大人も楽しめるアニメ映画だった。自分はあかね目線で観てしまいました。
ただ、冷静に考えると量産型の雑なストーリーだったなぁと思う。なんで過去からタイムスリップしてくるのかとか、なんで神社に閉じ込められるのかとか、なんでギターの弦と一緒に封印が解けるのかとか、深く考えてはいけない。アニメだから、そう言い聞かせて観ることができた。
でもあの空飛ぶ場面、要る?最近のアニメって空飛ばないといけない縛りでもあるの?笑
流石に興醒めしてしまった。
サビがない歌のような映画
話の成り行きが途中から強引な感じになり、その理由付けもあまり共感できないような内容と少し意味不明感が漂っていました。
結局最後まで見ても盛り上がり所が無いまま終了といった感じ。
感動するところはあったのか正直わからない。登場人物の範囲も狭くキャラクターも曖昧なところが長井監督っぽくないかなぁと感じました。
最後にとても残念なところが、あかね役の声の人が棒読みすぎて全然内容が入って来なかったので、やはりその辺の女優(俳優)を使わずにプロの声優さんを使って欲しいと感じました。
ついに泣き所がなくなった
最初から結末の見えたストーリーに若干うんざりでした。
この監督は夢破れて挫折中の人が再起するストーリーが好きなんですかね。
あの花のじんたん、ここさけのだいき、そしてそらあおのしんのと、全て挫折から再起のケースでしたし、いい加減ワンパターンです。
超平和バスターズの3人が作る作品の始まりはとらドラなわけですが、あのときの様な他作品にはない良さと泣けるシーンがなくなってしまったのが残念でなりません。
親代わりをしていたあかねさんが30歳を超えたのに彼氏も作らない独身という事実に泣けるわけですが、こういう泣き所は求めていません。
ラストのしんのとあおいの空飛ぶシーン❗️最高です‼️
アニメはめったに見ないが、大人目線で見ても素晴らしい作品だった。秩父の秋の紅葉の風景の画面の緻密さには感動した。13年前のしんのに痺れた。他方、挫折から立ち直って夢に向かって前を向く現在のしんのにも心を打たれた。
勿論、あおいとあかねの両親を若くして亡くした姉妹の人間関係も抵抗感なく心に響いてきた。脚本も良いし細部の拘りも徹底していたので◎だ。君の名はと同じくらい大ヒットして欲しいと思います。
観て良かった。なかなか面白っかった。
自分の殻を破るイメージを
映像で表現してるのがすごいな。
時間が止まってしまっている若かりし自分と、
生活に流されてしまっている晴れない自分が
空間を共有する。
若かりし自分だけが ある結界からは出られない。
過去の思い残しと現在のわだかまりを上手く映像化したなと。
殻を破ったあとの晴れやかさの表現も爽快で
心地いい。
主人公以外の登場人物それぞれの視点でも
色々と考えさせられる。考えると面白い作だなと。
エンドロールもなんか良い。
こんなに感動する映画とは思いもしなかった
いやーこんなに感動する映画とは思いもしなかった。予告編を見て、タイムトラベルものはいいやと思ってスルーしていたのだが、他の人のレビューを読んで鑑賞することにした。
大好きなガンダーラがベースが効いたアレンジでスクリーンから流れてきた。ストーリーの前に音で引き込まれてしまうね。その上、両親が不慮の事故で亡くしてしまうなんて、「若女将は小学生」と同じで、涙をカツアゲされる予感がする。
自分を育てるために姉が恋愛ややりたいことを犠牲にしているという負い目を持つ妹のあおい。姉のあかねを自分から早く解放してあげたいという気持ちがあるところに、しんのが現れたことによって、初恋と姉への気持ちが交錯する。そのあたりのあおいの心情を若山詩音が見事に演じていて、あおいの気持ちが高ぶるたびに、見ている自分もグッとくる。
あかねを演じている吉岡里帆もうまいが、しんのを演じている吉沢亮の声優力にはびっくり。18才のしんのと30才の慎之介を見事に演じ分けている。キングダムでも光る演技をしていたけど今回も絶品。
これだけ、役とぴったりで実力のある声優・役者を集めて、脚本も素晴らしいから、自然と涙腺が緩んでしまうよね。
スパッと余韻を残すエンディングの後、エンドロールのあいみょんの曲を聴きながらその後を想像していたら、スクリーンにその後のスナップショットが表示された。うんうん。よかった。よかった。
あおいは、ジェフベックバンドに在籍していたタル・ウィルケンフェルドみたいな天才女性ベーシストになってほしいね。ライブでタル嬢のパフォーマンスに度胆抜かれた事を思い出した。
アニメと現実の演出
リアルな秩父の景色
地方の若者が抱える夢や将来への不安に悩む感情等々
ものすごく実写以上にリアルなのに
アニメ的にかんたんに両親の事故死、
更には後半の盛り上がりの中で空を飛ぶ演出…
話し自体はものすごく良いだけに
少しもったいない
音楽の演出もいまいち弱く印象に残らない
終盤良かった
途中までは心の機微がわかるようでわからず、少しモヤモヤしていた(そのモヤモヤ具合も高校生の心理としてはそれはそれで良かったが)。ただ終盤は登場人物が心を吐露してくれてわかりやすかった。ギター男(若)がギター男(老)に「なってもいいと思えるようになってくれ」的なことを言うシーン、「(井の中の蛙大海を知らず。されど)空の青さを知る」という言葉に秘められた姉の妹(主人公)への思いはとても印象に残っている。その姉が妹の成長を感じてギター男の「告白」に応えるのも良かった。一人の女性(=空の青さを知る人)への思いを胸に抱いた人たちが次の一歩を踏み出す話とも言えるかもしれない。
私は刺さりました!
メインキャラクター達の心の葛藤に、色々考えさせられるとても良い映画でした。
心の葛藤を言葉多く語り表現するところと、言葉少なく表情で見せてくれるところにすごさを感じます。
あおいが感情が溢れた時に方言になったりと、細かなところまで気配りされているところが楽しくもありました。
最後に。
エンドロールまでご鑑賞をお勧めいたします。
もうちょっと長く見ていたかったかな…
普段の変わりない日常に ちょっと不思議な出来事が 人に変化を気づかせる。
話も綺麗にまとめられており、キャラの表情、動きが秀逸。さすが長井龍雪監督といったところ。万人の人が見れる作品。
是非、地上波でやって欲しい。
いつも心に。
「星の王子様」の秩父版のようで面白かった。心に赤いバラを持ってる大人にはどストライクなストーリー。
もちろん、私は赤いバラを秘かに大事にしているので、モヤモヤ、ドキドキ、ワオとすごく楽しみました。
自分の人生の核がわかり、それを選び、それに決めてブレずに生きている人は強く唯一無二の存在。シンプルにわかりやすい、つたえたかったのは、本当に「空の青さを知る人よ」なのだと思いました。
いつも心に「赤いギター」「赤い髪のシンノ」を。
びっくりしました
予告編を見て、曲と相まってよさそだなー
くらいで見に行きまして。
途中まではよくある話かなとか思いながら
それなりに話を楽しんでたんですけどね。
大人とガキのやり取りで、刺さった方
けっこういらっしゃるんじゃないです?
刺さり方は人それぞれだとは思うんですけどね。
勝手に自分とリンクさせちゃう感じだと思うので。
僕はめっちゃ泣きました。
そこまではそんなにのめり込んでなかったのに
突然涙溢れました。びっくりした。
自分のこと本当に理解してくれる人なんて
まわりにいないかもしれない
でも、昔の自分が見てるよ。
なりたかった大人になったかい?
まだ途中だけど、頑張ってるよって。
どんなに見苦しくたって、
前に進んでるんだって、自分が自分を信じてやれなくちゃどうしようもないなって。
刺さり方間違ってますかね。
でも間違いなく、見て良かった。
それぞれの葛藤と後悔
映画館の映画上映前に予告が流れていて、「面白そうだなー」と思って鑑賞。事前知識はほとんどありませんでしたが、ネット上での評価も非常に高かったのでかなり期待して鑑賞しました。
いやー、素晴らしかったです。これぞ青春って感じですね。大人も楽しめる青春ラブストーリーになっていました。
まずストーリーがおもしろかった。
主要人物である4人(あかね・あおい・慎之介・しんの)もそうですし、脇を固めるキャラクター達もそれぞれ何かしら悩みや葛藤や後悔を持っていて、それをどのように乗り越えるかが描かれた映画になっています。それぞれのキャラクターの葛藤が現代社会を生きる私にも共感できるものばかりで、思わず感情移入して観てしまいました。
細かな演出も素晴らしかった。
おにぎりの具であったりガンダーラであったり、キャラクターの感情や思いを表現する演出が見られ、「何故しんのが13年後の現代に現れたのか」という部分も、明言はされないものの考察の余地を残すような表現が見られました。こういう繊細な表現と語り合いたくなるような考察の要素を含んだ作品は私の大好物ですし、作品の面白さにも直結すると考えています。
音響にも注目して観てみてほしいです。
映画冒頭の、あおいがイヤホンをしてベース演奏をするシーン。イヤホンを外す時に遮断されていた環境音が一気に耳に流れ込んでくるような音の表現があって、そこが鳥肌が立つくらい素晴らしい表現でした。それ以外にもバンド演奏のシーンなど、音響にこだわりを感じる部分が多かったので、これはDVDとかではなく映画館の大音量で観るべき映画だと感じました。
声優も素晴らしかった。
相生あかね役に吉岡里帆さん、慎之介・しんのの一人二役で吉沢亮さんなど、今話題の俳優さんが主要キャラクターの声優を務めています。アニメ映画の声優を話題の俳優にやらせるのはしばしば批判を生みますが、今回の吉岡さんと吉沢さんの演技は全く違和感を感じないほど素晴らしかったです。特に一人二役という難しい役に挑戦した吉沢さんが本当に素晴らしかった。高校生のしんのと31歳の慎之介を見事に演じ分け、私は映画終了後のスタッフロールで初めて一人二役だと気付きました。それくらい上手でした。売れっ子俳優が声優に挑戦することは私は反対派でしたが、吉岡さんや吉沢さんのような声の演技もお上手な俳優さんが声優をするのであれば大賛成です。是非今後も俳優業声優業ともに活躍していただきたいですね。
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