空の青さを知る人よのレビュー・感想・評価
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秩父三部作で一番好きかな。
秩父三部作(あの花、ここさけ、本作)全て観ています。
感想
正直、過去作は不満点ばかりの作品で苦手な作品でした。特に、ここさけは嫌い無類の作品です。しかし、今作は素直に楽しめました!
これまでの作品は毒気が強く、重たい話ばかりで見るのが辛いと思うことばかりでした(過度な下ネタ発言や主人公への困難すぎるメンタル面の試練、いかにもアニメらしい非現実的な表現など)。
今作では、それらの部分が軽量化されより万人受けしやすい作品に仕上がっていたと思います。
また、しんの=めんま、葵=成瀬のような前作までの作品に類似した設定も多くファンなら楽しめるでしょう。物語は過去に縛られた者達の決死の足掻きとそれによる解放が今作でも描かれていました。特に慎之介、葵、あかねの3人のメインキャラのクライマックスの思いを告白していく怒涛の展開は響きました。
しかし、万人受けを狙い過ぎたのか全体的に物語が薄味になってしまっているとも感じた。
総評
秩父三部作で一番見やすい作品。超平和バスターズ作品を見ていない人にも勧めたい1本に仕上がっていたので満足です。
悪くなかったんだけど、うーん。
始めに良い所を挙げます。
キャラデザは凄く作品にあっていました。そして演技が上手い。主要キャラは全員タレントなのですが、いい演技でした。特に吉岡里帆の優しいお姉さんのようなと10代と30代の違いを声だけで表現できていた吉沢亮が記憶に残っています。あと、歌は全部良かった。
そしてこれから気になった所をあげたいのですが、正直特出してダメという部分がほぼないんですよね。でも気になるところは沢山ある。みたいな。
個人的に一番気になったのはラストかな。無理やり締めくくった感がありました。
なんでしんのが空を飛べたのかとか説明しないまま終わったのでずっとモヤモヤしてました。僕がバカだからですかね?あとはラストを全部エンドロールでやっちゃうのもちょっと寂しいなと。
まぁ、全然雰囲気で泣ける映画ですし見て損することはないと思います。
とりあえず「ここさけ」と「あのはな」見てみようかな。これからの超平和バスターズさんに期待しています。
アニメが嫌いだった
この映画でアニメ映画が大好きになった。
アニメの面白さ、尊さを知れた。
なぜ13年前のしんのが現れたのか、霊なのかなんなのか、そんな理屈なんて考えなくていい。
-0.5の理由として、
エンドロールでの挿絵は凄く要らなかった。
その後の3人の関係はギターとベースの並んだ写真だけだったら色々と想像で保管できたのだけど、ガッツリその後が描かれた挿絵だったのが残念。
その後の事は想像で保管したかった。
両親を事故で亡くした、年の離れた姉妹。 幼馴染で13年前の世界から...
両親を事故で亡くした、年の離れた姉妹。
幼馴染で13年前の世界からタイムスリップしてきた少年。
ベタベタなラブストーリーではなく、様々な事情で想いは成就していないが、一途な気持ちを持ち続けている感じがいい。
あと、なぜガンダーラ?ww
絵は好き
だけ。
あとはよくある話を繋ぎ合わせただけです。
決して破綻はしてないし、メッセージ性もある程度はあるし、胸糞もなく、不必要なシーンも無い。
けれど
歌でカタルシスを生むとかエンタメとして突き抜けてもないし、現実を突きつける系のビターさも中途半端だし、恋愛ものとしても弱い。
主人公の心の成長を描いたんでしょうが、どちらかと言えば姉カップルの物語と言えるぐらい主人公の存在感(?)は薄い。
神作品になりそうなオーラはあるんですけど、正直平凡の域を出ない。
惜しい作品です。
次回
今の私はどうしても主人公のあおいが好きになれず、
この作品を好きだと思うことができませんでした。
映像は実写かと思うくらいキレイだし
声優も思ってたよりずっとしっかりしてるし
もっと大人になって成長してからなら主人公のこと広い目で見れて、作品に対してもちゃんとのめり込めるのかなと思います。
まだ精神的に成長できてないうちに見ただけで決めつけてしまいたくはない作品。
またきっと見ます。
実写化も可能な良作
三十路のあかねと高校生のあおいの姉妹を中心に据えて、あかねの高校時代の仲間たちとの交錯から、突然高校生しんのが生き霊で現れてくる部分は「あの花」を思い出してしまう。
あおいの青臭さが堪らなく可愛いのはこっちが歳を取ったからだろうか?
みじんことあかね、しんのすけとかまだ三十代なのにグダグダしとるとモヤモヤした。
ラストはクレジットで見せる形で。
三十歳はまだ若いと思うので、オバチャンとか言われてもピンとこないのが悲しかった(笑)
中盤までは好きだったが…
姉と2人で暮らすあおいは自身のために様々なものを我慢する姉に複雑な気持ちを抱えていて…。
超平和バスターズによる3作目の作品。大切な人のためだから自身のことも我慢出来ると言う言葉にしない姉妹の関係性は良かったが終盤はイマイチ盛り上がりに欠ける印象でした。
何が言いたかったのか
アニメ映画ですから頭空っぽにして見たらいいかなと思います。
何が言いたい映画なのかなーという感じ。
ただあの花とここさけが好きな人は見ておいて損はないと思います。
絵のタッチとか音楽とか、あの大画面で見れるのはなかなかないので。
だれか吉沢亮を止めろw
脚本家・岡田麿里は新海誠になりたいのだろうか。
と、アニヲタではない私には感じられた。
叶わない想い、そうするしかなかった選択。
いやいや、そんな善人ばっかり出すからだよと突っ込みたくなる。
しかし世の中の支持がこれほど多いのだから、
きっとこれが正解で、
これ以上のドロドロもギッドギトも望んでいないのだろう。
声優・吉沢亮が2役のすごい仕事をしている。
そして声の通りが素晴らしい吉岡里帆が本職顔負けの演技を魅せている。
キャラも小道具もよく作り込まれていて、勉強になりました。
でもやっぱり私には苦手かもしれない。
私はきっと、人の、どうしようもない部分からしか出てこない美しさが好きなんだと確信した。
すがすがしい印象の作品でした
何の気なしに見ましたが良作。あたりでした。
顔出しの俳優さんが声を当てるといまいち会わないと思うことがありますが、今作はよくあっていて物語を楽しめました。
自己顕示欲、自己防衛、逃避、それぞれが過去と対峙し向き合って受け止めて、これからに進んでいく。すがすがしい印象の作品でした。
個人的には一番マンガっぽい顔で誰よりイケメンの息子がツボ!いい男すぎ!彼の候の行方がどうなったかが気になります。
秩父三部作?の最高傑作
公開前、別の映画のオープニング時に予告PVを見たのですが、その時には「一人の男を巡っての姉妹による修羅場?」という予想しか出来ませんでした。
また、長井龍雪監督と言えば、ご存知の通り「あの花」「ここさけ」という事になるのでしょうが、「あの花」は後日談という形のため、TV版には届かず、「ここさけ」は一歩間違うと感動ポルノ的な設定のため、話にのめり込めないきらいがありました。更にいずれも児童時の体験がトラウマとなっていたので「今回もそうなのかねぇ」という予想もありました。
が、実際に鑑賞してみたら、そんな予想とは全然違っていました(笑)。
主人公の女子高生には幼児期の体験があり、それが故郷を離れようとする動機の一つになっていますが、トラウマという程ではありません。彼女自体は孤高を気取る年代特有の描き方がなされていますが、嫌味な要素はありません。
また、この作品ではバイキャラの姉の存在が際立っています。主人公に悪態を吐かれた時の表情やかつての恋人を舞台に送り出した後の涙など、ほぼセリフ無しでの心情表現には舌を巻きました。「実写版ならば最優秀助演女優賞」モノです。
主人公を慕う男の子や姉に気のあるその父親、主人公の同級生のビッチ系の女の子、そして大物演歌歌手と、その他のキャラの描き方も秀逸。小説同様「佳作は行間を読ませる」を実感しました。
押し付けがましさが無く、主人公の成長を感じられる傑作です。
あの花、心が叫びそして空の青さ
長井龍雪らしい作品でした。
過去作が好きだった人には堪らなく今までより少しセンチメンタルな感じをしました。
相変わらずの埼玉を舞台に少し不思議な、でも、ありそうな話し
安定していて監督には今後もこのような作品を作っていってほしい。
空の青さかー
アニメらしい非現実ストーリー
でも過剰すぎず、わかりやすくて見やすかった
俳優の声優陣がうまかったのもあるんだろうな
高校時代の俺が今の俺を見たらどう思うのか
少しは頑張ったって褒めてくれるのか
ただただがっかりされるかな
でもまぁ俺もまだ諦めてない
まだまだ30代、好きなことも好きな人も
全力で。まだまだ頑張ってやらなきゃな
と元気をもらえるそんな作品。
人生いろいろあるけど
暗い気分の時は空をみあげて、
その青さを、その綺麗さを確認しよう
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