空の青さを知る人よのレビュー・感想・評価
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最近のアニメ映画として最高の完成度
最近のアニメ映画は見終わった後になぜ?って思って考察サイトや原作のネタバレサイトを見て調べる必要があるものが多い。
つまり、その映画単体ではストーリーを理解しきれないものが多いと言える。
しかし、この映画はそれがない。それでいてストーリーが薄いのかというとそういう訳ではない。
感情描写が上手いので感情移入もしやすいのでとても面白かった。
ラストが好き。
結構前から知って期待していました。
見た感想としては好き嫌いが分かれそうな作品だなぁと感じました笑
個人的にはとても面白い作品でした。
主人公あおいはあまり性格が良くなく(気にかけてくる友達を無視したり)好きなベースばっか弾いて進路もあまり深く考えずにいる人間臭いキャラであまり感情移入出来ませんが個人的には好きです。
そして一方姉のあかねは優しすぎる。(優しすぎるのもアレですが)
多分あかね視点からの物語だったら多分大分違った作品になるのかなぁと思いました。
最後にシンノですがこのキャラも現代版では捻くれておりしけたおっさんですが若い頃はスターになる事を夢見つつあかねの事を本気で考えていました。
ですがやっぱり何もかも捨て1人で東京に行って辛い事も沢山ありシンノは変わってしまった。
それでも最後は前を向いてあかねと幸せになれたから良かったです笑
物語の結末としてはこれも賛否両論だと思います。
とてもモヤモヤ感がある結末ですがとても綺麗な終わりだと思いました。
吉沢亮
何はともあれ吉沢亮くんて凄い!
本人のあの顔で、この声この演技がどうやっても結びつかない位、キャラクターにピッタリはまってたし、こんな人も居るんだなと感心しながら見てました。
今思い出すと、どっかで聞いたことあるようなストーリーだったけど、岡田麿里の力なのか、見てる間はそんなこと考えなかった。
あおいのキャラクターは魅力的でした。言葉選びも独特で、自分には新鮮だったし、今の子供達の言葉や行動って、こうなのかな?(ホントはどうだか知らないけど)て、思うようなリアリティーがあった。
残念なのが、背景美術が好みでは無かった。
写真か?トレスか?と思うような、そんな絵が、逆に気になって。
どうせ綺麗な風景を見せるなら、アニメなんだし、もう少しだけ誇張した綺麗な風景で良かったんじゃ?
自分が盆地の風景の、なんとなく閉鎖的の感じに思い入れが無いから、響かないだけかもしれないけど。
タイトルの「空の青さを知る人よ」の「青さ」も感じられなかった。
「井の中の蛙──」は名言だなー!と思うけど、スクリーンからは青さは全然感じられなかった。
ストーリーは青くさいけど。
今回は終始世界が狭く、クライマックスでもスカッと広げようとしてるみたいに見えるけど、自分にはその盆地の暗さというか、こじんまり感というか、寂しさというか?そんな雰囲気がして残念だった。
クライマックスで世界がスカッと広がれば、エンディングで「ん?」て思わなかっかも。
あと、しんのが暇を潰すのが困るような発言をするので、トイレはどうしてるのか?とか、たまに筋トレとかしてるのか?とか、変なこと考えてしまった。
切ないけどほっこりした気分になる
前前作品からして、これは絶対泣かされる映画と心して観たけれど、今回は最後一気に感情が込み上げる感じではなく、後半くらいからじわじわくる感じです。内容は生き霊?が登場したり、特別凝っている訳ではないけれど、丁寧に心情が描かれていてキャラクターに共感できるので、後半くらいから胸が軽~く締め付けられる状態が続き、所々泣いてしまいました。全体的にずっと切ないばかりではなく、会話に面白いところもある。絵は背景が実際の写真のようにきれい。空を飛んでる気分になれるほど爽快なシーンがあった。そして最後エンディングロールをみてほっこりできました。私は一人で観ましたが特にカップルで観るとよさそう。マイナス点をつけるところはなかったと感じたので満点。
大人になってしまった
せつない気持ちになった。小学生か中学生のとき、大人になった自分に向けて手紙を書いたのを成人してクラスメイトのお母さんから受け取ったときの気持ちを思いだした。こんなはずじゃなかったのに。一緒に受け取った行かなかった同窓会の写真のクラスメイトの写真を見てまた切なくなった。
この話はこんな大人になってるはずじゃなかった人ほど刺さる気がする。単純に見えて複雑に絡み合った感情のもつれとか、都会への憧れとか。
しんのの明るく希望に満ちた様子としんのすけのくたびれた様子とか、あおいの反抗的な話し方とおだやかなあかねの優しさとか。ファンタジックな物語とリアリティのあるセリフ、秩父の美しい風景。あいみょんさんの曲の歌詞がまた切なさを加速させる。例年より暑い秋。空は青くて、でも秋の匂いがする。帰り道、ガンダーラの歌詞をスマホで調べていた。
素直な気持ちこそ無限の可能性
非常に温かく勇気を与えてくれる作品ではないか。
この作品に出てくる登場人物の多くのものが自分の気持ちに素直になれず、心は苦しんでるんだよね。
ただ決して素直でないことが自分勝手なわけではなく、人のために押し殺してるわけだからとても感情移入しやすい。
そんな中過去から18歳のしんのが現れるわけだ。彼にとっては未来なんだが、作品の時間軸でいうと過去に当たり皆が失いかけてる素直で真っ直ぐな気持ちを持っている。その姿にあおいが変わり、正嗣も変わり、そして現在の慎之介やあかねが変わっていく、まぁストーリーとしてはわかりやすく王道だが、とても見ていて共感を生む。
特に過去のしんのと現代の慎之介がぶつかり合うところは素敵だ。人って中々変わるのが難しい。変わる事が正しい、自分にとってはプラスと分かっていても中々その一歩が踏み出せないものだ。じゃあどういうきっかけで変わるか、
もちろん愛する人や、友達、家族だったり外的な部分から変わる事もあるが、やはり最後は自分自身なんだよね。
どんなに人から影響されようが、自分自身が心から納得しないとやはり変わる事はできない。
過去の自分とぶつかる事が本当に出来ればどんなに幸せな事なんだろう。きっと彼らは幸せだったのではないか。
その瞬間から慎之介も吹っ切れ素直な気持ちになり、あかねのために行動しはじめ、最後は皆んなが自分の気持ちに素直になりエンディングでは皆んなが幸せな姿に見えた。
あおいが素直にしんのに気持ちをぶつけた後、しんのが外に出て空を飛ぶシーンがある。
そこで素直な気持ちこそ、無限の可能性を秘めてる事を感じた。
まぁ今の若い子たち皆が皆ではないと思うが、やはり内向的だったり自分の気持ちよりも相手のことや周囲の環境を優先し、いわゆる空気を読んだ行動言動は多い気はする。
もちろんそれはそれで大事だが、やはり自分の気持ちに嘘をついては可能性は薄れてってしまう。
素直な気持ちが常にプラスと出るかはわからないが、仮にマイナスに出てもそこから省みることはできるのではないか。自分の気持ちを偽ることからの失敗はなにも生まれないの様に思える。
劇中であかねがまだまだ31歳は若いよ、これからだよという言葉がある。
年齢含め自分で可能性に蓋を閉じず、素直な気持ちこそ大切だということに改めて気づかせて前向きに劇場を後にすることができた。
「天気の子」に満足できなかった人、この映画はお勧めですよ!
「君の名は」を観た時、とても面白く、なかなか興奮が収まらまかったが、今夏に公開された「天気の子」は物足りなさを感じました。
もし、同じような感想を持つ方が、いらっしゃいましたら、是非、この映画を見てみ下さい。決して損はしないと思います!
細かい内容は伏せますが、忘れられない恋心、兄弟(姉妹)愛、人生の挫折と希望、登場人物たちが織成す人間模様を、ファンタジー?な設定の中、最後まで一気に観させて頂きました。おにぎりの伏線も良かったです。
あと、作画の綺麗さにも目を見張りました。特に、紅葉の風景や、落ち葉、苔の生え方等、緻密さには驚かされました。
この映画には、「君の名は」と同じレベルで4.5を付けさせていただきます。ちなみに「天気の子」は3点です。
かつてシンノスケが作った歌のタイトル
30代に入った姉と元恋人たちが、新たな選択をする物語。それを傍で見守る主人公が、自己中心から、他者を尊重することを学んでいく。
景色は写実的で、きれいだけど…
2時間は苦痛…なストーリー。ありがちですぐに先がみえた。
さすが、超平和バスターズ
さすが、超平和バスターズ。
作画もとても綺麗で、青春の美しさを描いた作品だと思います。
心理描写も上手に表現されており、とても良い作品だったと思います。
追伸、
本日初日に行ったこともあってか、クリアファイルをいただきました。
あのパーカーがほしい!!是非とも商品化を(‐人‐)
吉岡さんは20代なので、
どうしても30代の声に聞こえないのですが、
それを差し引いても、
途中何度も泣いてしまう映画です。
もう一回見に行ったし、
Blu-rayになったら、絶対に買っちゃうな。
過去に後悔を残してる方へ
「あの花」では過去の存在と出会ったことで
主人公とその周りの友達との確執を回復したが、
今作は青春時代で忘れてきてしまった夢が何だったのか気付かされたような、思い出したような気持ちになる
作品でした。
それにしても失恋は「ここさけ」でもあったが
観てるのは辛いものであります笑
30代になったあの花ファンに捧げた作品!
大人になった私へ。
これは、30代になった自分に送るメッセージのような映画。
あの花やここさけのような、真っ直ぐで心の叫びをダイレクトに発しているのとは、ひと味違った、泥臭くてほろ苦い大人の為の映画でした。
あいみょんの少し掠れた大人っぽい楽曲が、ピッタリと作品に合わさって、心地よいハーモニーを生み出しています。
あの花、ここさけの世代の人たちも、あれから10年ちょっと経って、もう30代。
あの時の青春のような、まっすぐな気持ちになれないと分かっていながらも、その時の夢や希望を捨てきれていない現在の自分を投影しているかのようでした。
だからこそ、過去から現れた、しんの少年の眩しい言葉が実に痛い…。
10代の頃簡単だと思っていた夢や希望が、社会の荒波に揉まれて、打ち砕かれていく感じがすごくリアルでした。
しんの少年の10年後のあの死んだような目が…今も頭の中にこびりついて離れない…。
そして、劇中に登場する言葉。
↓
井の中の蛙
大海を知らず
されど、空の青さを知る。
この言葉は、まさにこの映画にぴったり。
幼い頃の自分は、目の前のことばかりしか見てなくて、世界はこんなにも広いことにも気がつかない。
だから、しんの少年は東京でボロボロになってしまうのだけど、叶えたい夢だけは絶対に諦めたくない。
そんな彼のことを15年近くたっても待ち続けていた、あかね姉さんの太っ腹の強さが素晴らしかった✨
彼は、あかね姉さんの存在が自身にとってとても大切だと気がつかなかったけれど。
でも、今それに気がつけたからこそ、1つ自分の殻を破って大人になったんではないでしょうか?
最後に…。
豪華俳優陣による声優が素晴らしかった!
特に吉沢亮さん!
一人二役で、少年と大人の声を使い分けている感じが素晴らしい!
彼は顔がイケメンだけでなく、声もイケメンであったのか…(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
そして、大好きな吉岡里帆さんの声も素敵でした(*´∀`*)
お姉さんのしっとりと大人だけど可愛い感じ、両方を兼ね備えた声ができるのは彼女しかいない!
そして、若山詩音さんのハキハキとフレッシュな10代の声にも聴き惚れました(*´꒳`*)
この映画の良さを存分に引き出している3人に拍手👏
そして、そこにあいみょんさんの素晴らしい楽曲が合わさったことで、最強のハーモニーを感じました♪( ´θ`)ノ
あいみょんさんの新曲が、作品中だけでなく、エンドロールで聴けたのが嬉しい特典!
色々と豪華なアニメ映画でした(^^)
超平和バスターズは最高だぜ*\(^o^)/*
ぜひ、観てほしい
あの花やここさけが好きで試写会を観に行った。初めは俳優さんたちがなぜ、主役の声を担当するのか疑問でしかなかった。けれど、吉沢亮さんや吉岡里帆さんなどの声はキャラクターにあっていて、感情移入できた。違和感がなくてとても凄いなと思った。物語もぶっ飛んだところもあったけれど、それもまた超平和バスターズ作品の醍醐味でもあると思う。面白かったし、誰かを想う気持ちって素敵だなと感じた。ぜひ、超平和バスターズ作品好きの人には見てほしいし、色々な人に観てほしい映画だった。
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