KIN キンのレビュー・感想・評価
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1ポンド70セントの銅線集め。廃墟マニアが喜びそうなSF
ジェームズ・フランコってクズ男の役が定着してますね。どうしてこうもダメな奴なんでしょ。イーライの義兄ジミーが6年間刑務所にいたときに、用心棒代として6万ドルの借金。なんでやねん!誰から身を守ったんだ?言いがかりにしても酷過ぎる。
そんな借金のため、いい親父さんだったデニス・クエイドの会社の金を盗んでしまい、たまたま通りかかった親父さんが現場に踏み込んだ。そして銃撃戦。父は死に、クズなフランコの兄も死ぬ。そして逃亡・・・弟イーライを連れて、母の好きだったタホ湖を目指すのだ。
言ってみれば、クライム・ロードムービー+SF。少年イーライの成長物語でもあり、またもや犯罪に関わってしまうジミーの懺悔物語。そして、未来?異次元?からの追手、フランコの仲間たちとの攻防。ダンサーであるミリーとのほんわかした関係と、盛りだくさんな内容でした。
ミリー役のゾーイ・クラビッツはレニー・クラビッツの娘なんですね!今後の活躍にも期待です。で、「KIN」って何なのさ・・・
なんで?
アニメの第一話って感じ
未来銃を使う少年はその後
古臭いほど懐かしい
懐かしい70〜80年代SFアクション映画テイスト。
白人家庭で養子となった14歳の黒人の少年が、廃虚でバズーカー並みの破壊力があるビームライフルを拾う。
刑務所から出てきた馬鹿兄貴が、悪人に作った借金を返済するため、父の事務所に金を盗みに入ったところを父に見つかり、悪人が父を撃ち殺してしまう。
止めようとしたはずみで馬鹿兄貴は、悪人の身内を射殺してしまい、悪人たちに追われる羽目に……
ってな感じで、馬鹿な兄貴の悪事に巻き込まれた黒人少年が、逃走するロードムービー。
いつ超兵器をぶっ放すかを見守る感じのお話しでもあり。
ずっと「一番最初に死ぬべきはこの兄貴だよな」とイライラする羽目に。
撃ちまくれ!!
序章
今作のターミーネーターの1000倍面白い。
T-2でトレーニング
養父と二人デトロイトで暮らす14歳の少年が廃工場で近未来的な武器を拾うと共に、刑務所から出所してきた兄貴のトラブルに巻き込まれて行く話。
強盗で6年間服役している際に用心棒代としてギャングのボスに6万ドルの借金をつくった兄貴が、それを返す為にギャングと共に盗みを企て、それが元でデトロイトからタホ湖に向けて逃避行することになるストーリー。
アナログ感と若干の閉塞感がある流れに、ちょっと浮いた感のあるSF要素が断片的に差し込まれながら進行していき、期待値ばかり高まり中々話が進まない印象を受ける。
追われることに対しての緊迫感を受ける描写も出発時だけだし、あるところで急に悟りを開いちゃった感じもあるしね。
結果として物語としては面白いしドンパチもあるけれど、目新しさはないし、SFやアクションとしてのみどころと言える様なものもなくて、ドラマとしてのSFと主人公の巻き込まれを楽しむ作品という感じかな。
少年がレーザーガン片手に逃走するSF青春ロードムービー
デトロイトで養父ハルと暮らす14歳の少年イライジャは父には内緒で廃墟に忍び込んでは壁の中の配線を剥がしてはジャンク屋に持ち込んで小遣い稼ぎをしていた。いつものようにとある廃墟に忍び込むとそこには奇妙な装備の男達が倒れていた。数日後また廃墟を訪れると男達の姿はなかったが、そこに残されていた見たこともないレーザーガンを持ち帰ってしまったことからイライジャの身に危険が迫る。
一応SFアクションと謳っている作品ですがリボルバーを謎のレーザーガンに置き換えた逃走系ロードムービー。何かをしでかしたらしい兄ジミーに言われるままに着の身着のままで西へと逃げる道中は妙にノンビリしていて迫力不足、イライジャがレーザーガンをシレッと使いこなせてしまう辺りに漂う『ザ・プレデター』に通じるB級なご都合主義も鼻につきますが、アルを演じるデニス・クエイドとジミーを追う狂犬のようなチンピラ、テイラーを演じるジェイムズ・フランコが辛うじてサポート。クライマックスで展開されるSFテイストに溢れた強引なちゃぶ台返しには意外と見応えあってなんとなく満足出来るレベルには仕上がっていましたがどことなく『アウトサイダー』っぽい感じの演出は残念ながらスベっていました。
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