ライフ・イットセルフ 未来に続く物語のレビュー・感想・評価
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なんだかやけに薄っぺらい
描きたいテーマとは裏腹に演出の古臭さのせいか、私がオリビア・ワイルドが嫌いなせいなだけか、なんだかとても薄っぺらくて既視感のある、一言で切り捨てるならつまらない映画だった。何よりもディラン、ディランとやたら騒ぐ割にはあんまりディランへの深い愛情を感じない、オーよほどディラン好きなのねと思わせるタイミングが一度もない。もしかしてノーベル賞とったタイミングで便乗したかったとか?タイミングがあってるのかどうか調べる気にすらならないが。さらに映画への造詣の深さを匂わせたいのか知らんがパルプ・フィクションてまたメジャーどころ行き過ぎだしそれしか出てこないし。色んな要素が全く混ざり合わなくて、つくづくヘタな映画作ったねとしか思えなかった。最後まで見るの苦痛でしたー。
2つの家族の物語
ボブ・ディランとパルプフィクション
第5章は何年頃の話なんだろうか?3世代という2つの家族大きなうねりの中で、家族の死やトラウマの中で前向きに進む物語。人生の数奇な繋がりも魅力のひとつ。
映画ファンならば第1章が最も印象に残るであろうヒーローというテーマ。主人公たちがボブ・ディラン好きなのはわかるが、あまり知らない曲ばかりというのも特徴。そしてサミュエル・L・ジャクソン本人のナレーションで『パルプ・フィクション』好きをうかがわせるウィルとアビーの様子が映し出される。ユマ・サーマン風のウィッグと心臓注射のシーンには思わず声を上げそうになりました。また、映画そのものも使われてた。さらに『レオン』のナタリー・ポートマンも好きそうなところがいい。ちょっと驚きの事故シーン。後から何度も出てきます・・・
2章から4章までは本来中心となるロドリゴとディランの家族を客観的に描いたもので、多分彼らが結ばれるんだろうな~と予感させる。1章のようなスリリングな編集もないし、ちょっとだらだらしてしまう。サチオーネ(アントニオ・バンでラス)の孤高な大富豪の心情やハビエルの失念という内面が描き切れてないようにも感じました。
全体的に見ると、やっぱり序盤がもっともスリリングで悲劇さえも感じるし、抗不安薬に頼ったウィルの気持ちが伝わってくる。この調子で進めてくれればいいのに、ロドリゴの成長シーンでは何も感情を揺さぶられなかった・・・。単に数奇な運命(しかも推測できる)を伝えたかっただけのような気がする。
壮大なストーリー。楽しめる。
下高井戸シネマを初めて訪れた。いい感じ。ずっと頑張ってほしい映画館。
ウィルとアビーのカップルに訪れた悲劇。そこに偶然居合わせた少年ロドリゴと彼の父ハピエル、母のイザベル、雇い主のサクシオーネの物語。それらが4章にわたって次々と語られ、もうひとりの登場人物が語る第5章で完結する物語。
冒頭の章でアビー(女性)が卒業論文に選んだ内容は、「人生は、信頼できない語り手」 というもの。人生は、私たちを屈服させる。悲劇は、私たちを簡単に呑み込んでいく。
ストーリーは、その言葉のまま、健康で朗らかな若者たちの人生に、数々の悲劇が、試練がふりかかってくる。やるせないその流れは、アビーが書いたとおりに、次々と彼らを飲み込んでいく … 。 しかし、最終章で語られる通り、「それでも立ち上がって、物語を、前に進めよう」 というエンディングなので、皆様、楽しみにして観てください。
惜しいのは、最終章である5章が、説明に終始している点だろうか。この章まで含めて、”語らずに伝える” ことができていたら、ほんとうに最高傑作といえる出来だったと思うのだが。
(まあ、「贅沢なことを言うな」 という話でしょうね … )
途中からボロボロと涙が、、
序盤は
ん?んんん?てな感じがありセリフ長いなーと呟いてしまった
中盤あたりから、無意識に涙が溢れでてくるシーンが多々あり泣ける泣ける、、
見終わった後の自分のハートがとっても温かくなっていました、、
すっごい良い映画。
良すぎて一言であらすじが書けないというか、、一言でどんな映画って言うのも難しい程に温かすぎる映画。
アビーのお腹の子とバスから見ていた少年が、最後らへんに出逢うんだろうなあーとは何となく途中から予想できた。
その予想通りになってくれーて途中から思ってた笑
この映画にたくさん出てる人物の中でベストな一人といえば、、、サチオーネでしょ😭😭
もうなんなのあのオジサン😭😭😭
金持ちなのに欲を出さず良い人すぎる😭
イザベルを愛してるのに略奪とか一ミリも頭にないほんとに支えてくれた人、、、😭😭
なんか私もサチオーネに対して感謝でいっぱいだー😭😭👏👏👏👏
曖昧さも素敵
ぽかーん
やや長い
壮大なラブストーリー
余韻を味わう
たまたま上映時間があったのと、先日スターウォーズで活躍のオスカー・アイザックが目に止まり観賞。
なんだか少し日本風の作りですかね。章立てでそれぞれの人物の物語を描いて、1つの点で繋がっていく物語となっている。オスカー・アイザックは、トップバッター。ほとんど一人芝居で、そこそこの見せ場。幸せの絶頂と絶望の色が交錯して1つの時代を次につなぐ。同様のバトンタッチを次々として、最終章に繋げ、全体としてドラマが成立していくところは、なかなか見応えはあった。
後半にアントニオ・バンデラスが出てて懐かしいと思ってたら、「Pain and Glory」という映画で、カンヌで主演男優賞なのですね。失礼しました。
冒頭サミュエル・L・ジャクソンがコミカルに語り出して、あれ、違う映画なのか? と少し不安になったが、この演出はご愛敬かな。ところどころこうしたよくわからない場面はあったのは余計な気はしたかな。
人生は苦難はあるけど続いていくのさ、とディランの歌にのせて物語を紡いでいき、最後にじんわりと話をまとめる感じは嫌いではない。
人生は壮大な物語、まさにナラティブ
ボブ・ディランの数々の名曲に乗せて描いたヒューマンドラマ。 5章節...
幾つかの章に分かれ紡がれるストーリー。 第2章だったか第3章...
幾つかの章に分かれ紡がれるストーリー。
第2章だったか第3章だったかな、
前半は正直なところ、う~~ん🤔
ボブ・ディランも特段好きなわけでも
ないのでこのまま入り込めずに終わっちゃうのかぁと。
そして中盤に入り自分の苦手な
アントニオ・バンデラス……。
ところがこの章がとても面白い展開で
どんどんと引き込まれました。
役どころも良かったのか、
アントニオ・バンデラスに感じていた
あくの強さみたいなものがすっかり消え、
歳を重ねるのも素敵なことだなぁと
思えるほどの好印象に。
前半のちょっと突拍子もないと感じさせる
脚色とは趣を変えたストーリー展開で、
あるシーンで涙腺を刺激され、
この作品の意味するところが
理解出来る頃には泣きっぱなし。
前半があっての一つの作品。
人生は思わぬところで繋がり
人と人を繋げてくれるんだなぁ。
ボブ・ディランを好きになることは
最後まで無かったし
ミラクル過ぎるところもあったけど
彼女の名前の由来は素敵だと思えたし、
作品を観終えて何よりも心が温かくなれたが良かった。
彼女のパンチは爽快!w
幸福な感慨がある
人生は条件と偶然によって成り立つ。本作品は偶然が紡ぎ出す運命を、ふたつの家族のシーンによって上手に描いてみせた。
人は時に思い切った行動に出る。そして大抵の場合、後悔する。或いは行動しなかったことに後悔する。人生は選択の連続であり、タラレバを考えることは時間の無駄だとわかっていても、人は違った選択をしていた場合を考え、後悔する。
人と人とは決して分かり合えることはない。他人に理解してもらえると思うのは甘えだ。そして他人を理解できると考えるのは思い上がりである。たとえ精神科医であっても、鬱病患者を理解できる訳ではない。彼らにできることは薬を処方することだけだ。そもそも人体について医学が解っていることは1パーセントにも満たないというのは、他ならぬ医学界の常識である。ましてや他人の頭の中だ。理解できないのが当然だ。
規則を押し付けようとするセラピスト。自分の居心地の悪さと傷つけられたプライドを家族のためという大義名分で覆い隠す夫。夫の真意を理解できない妻。親の喪失を消化できずに自棄的な行動に走ってしまう娘。自身の不幸な生い立ちを克服して慈悲と寛容さを得た経営者。
本作品の登場人物は典型的な人格ばかりである。物語はわかりやすく、無関係だった筈のそれぞれの人生がいつしか絡み合い、新しい人生を生み出す。人間ドラマとしてとてもよく出来ている。
見ていて苦しいシーンが多いが、それぞれの苦しさがひとつにまとまるラストシーンでは、そこはかとない感動が押し寄せる。人生は語ることが出来ない。語ることができるのは人生そのものだけなのだという哲学は必ずしも肯定できるものではないが、作品としての世界観はすばらしい。人はかくも悲しく生きるものなのだという幸福な感慨があった。
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