エンテベ空港の7日間のレビュー・感想・評価
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歴史的事件を多角的に描く筆致、高まりゆくボルテージは必見
序盤から天井を突き破るようなボルテージに度肝を抜かれた。まずもって作品の随所にイスラエルの現代舞踏を効果的に盛り込んでみせたところが面白い。一見、ミスマッチにも思える技だが、徐々にその抽象的な表現性が、世界の中で孤立する国家、そして集団の中における個人を様々な形で投影していることに気づかされる。 なおかつ、このハイジャック事件を、犯行メンバー、機内乗務員、イスラエル政府、特殊部隊といった様々な視点から多角的に描き、それぞれの抱える葛藤を「これでもか」というほど炙り出してみせたところがなんとも圧巻。主演のダニエル・ブリュールとロザムンド・パイクの心の揺れ具合も見せ場がたっぷりだ。 監督のジョゼ・パジーリャは、『エリート・スクワッド』を始め、臨場感みなぎるアクションやサスペンスにおいて事件の最前線にいるようなダイナミズムを感じさせる逸材。やはり彼の作品にハズレなし。見て損はない秀作である。
絡み合わない3つの視点
本作のハイジャック犯のような確信犯の多くは、同じ方向を見ていたとしても個人の理想や熱量に違いが生じるものだ。行動が行き過ぎれば言い過ぎるほど個人の間のわずかだった差は広がり始める。 つまり、同じ出来事に遭遇しても考えていることが同じにはならないということだ。 そして本作は、同じことを考えないということを広げ、ハイジャック犯、イスラエル政府、現地に赴く兵士、の三つの視点で描いた。 同じ「ハイジャック事件」に関わった人々であるが、見ているところは全く違うのだ。 ハイジャック犯は、自分たちの思想、理想、そればかり考えて、自分を含めた目の前の人間を見ていなかった。 イスラエル政府は、国際政治的なイスラエルの立場しか考えていない。その政府の中にあっても個人の政治闘争に利用することしか考えていない。彼らも結局、人間は見ていないのだ。 最後に作戦に参加する兵士は、自分と恋人のことだけだ。彼はある意味で単なる仕事であるともいえるわけで、恋人のことしか考えないことは普通といえば普通だ。しかし、彼は本当に彼女のことを見ていたのだろうか。 多くの登場人物たちが自分の都合しか考えていない中で、舞台に上がる兵士の恋人に観客全てが注目するエンディングは印象的だ。 彼女が最も見てほしいと思っている兵士はその場にいない。 実在の事件を元にしたこの物語で、本当に見なければいけなかったところはどこなのだろうか。しっかり見定めないといけない。 これは、どんな事柄についても同じだろう。本質を冷静に見つけ出すことが大事なんだ。
対話なき争い。この世界にもアルミンがいれば、、。
個人評価:4.0 成功を収めたというサンダーボルト救出作戦を犯人側から描く。どちらの側にも言い分と正義があり、葛藤しながら物語は進む。この物語に雄一ないのは対話。最後にポツリと呟く台詞が心に残る。 コンテンポラリーの舞台と、このハイジャック事件を比喩した演出。これが素晴らしく秀逸で、作戦開始と舞台の開演を同時に描く。これは鳥肌ものだった。 イスラエル建国まで、ユダヤ人が祖国を失い約2000年。終わらない争いの一つのエピーソード。 この世界にもアルミンがいれば、、。
憎しみの負の連鎖…
パレスチナ、イスラエル和平交渉は行われていないというのが監督の意図。ハイジャク犯をモンスターとして描いておらず、人質の命は守る、恋人を想うなど、普通の人間として描いているのも意図するところ。しかし、あまりにもこの史実に残る人質救出作戦を淡々と描いているため、淡白だった。
死者25人以下なら成功?
個人的に最も記憶に残るハイジャック事件は過激派の犯行によるものが多い中、1979年の日本航空ハイジャック事件。犯人は単独で、所持金数10円。思想的背景無し。ニュースを聞いた途端に笑ってしまい、それをもとに曲まで作ったという楽しい思い出。犯人は今何をしてるのだろう・・・? このエンテベ事件についてはほとんど記憶にないけど、ハイジャックが頻発していた70年代だから、ふーんといった感じで聞き逃していたに違いない幼い俺。イスラエルとパレスチナの対立にしても、難しいので知ることを拒否っていたに違いない。試験に出ないし・・・ 珍しく、テロリストたちと対応する政府の両側の心理描写を描いていたことに好感が持てる。また、ドイツ人がテロ犯に加わっていたこと。ダニエル・ブリュールとロザムンド・バイクは意識の差こそあれ、なぜパレスチナに加担しているかがわからなくなっている点がいい。まぁ、作者の想像の域を越えないのではあるが。 死者数が少なく、軍事制圧成功例として国威高揚させるだけではなく、永遠に続きそうな中東問題に喝を入れるような描き方も興味深い。制圧したところで国家間の紛争は止まらないのだから。 ダンスは面白かった。サンダーボルト作戦に参加する兵士の恋人サラが一人だけ突っ伏してしまう演技は色んな解釈が出来そう。また、細かいところだけど、ラビン首相一人だけが挙手するときにナチス式ではなかったのも興味深いところ。
エンテベ空港事件
このハイジャック事件はよく知らなかった。他にもこのハイジャックの映画があるようだけど観たことはない。今回観るにあたって検索してみた。イスラエル建国にあたってのパレスチナの心情、過去に遡っての民族と宗教の根深い問題は2020年の今でも解決していない。解決は出来ない様に思える。 ハイジャック犯に2人のドイツ人がいた事に驚きもある。本人達には命を懸けて革命に参加する意義があったんだろうが、理解はできない。 映画の感想としては緊迫感もあるように思えてよかったのではないかな。ウガンダのアミンも、あんなイメージ、似ている。 ただ、舞台のダンスシーンの意味が良くわからない。メリハリとして良い気もするし、別に無くてもいいような気がする。
(イスラエルは)ナチズムを受け継ぐ国だ
映画「エンテベ空港の7日間」(ジョゼ・パジーリャ監督)から。
何度も映画化されたハイジャック事件なのだろうが、
私にはどうもピンととこないまま、事件が解決してしまった。
どうして「イスラエル」がこうも標的にされるのか、
その理由が知りたくて、ヒントを探しているのだが、
ちょっとだけ、見つかった気がする。
「(イスラエルは)ナチズムを受け継ぐ国だ」
こう洗脳された革命家たちの、イスラエル憎しが増長され、
戦闘モードに入るのかもしれない。
それにしても、毎回感じるのは、ハイジャックをしてまで、
達成したいことなのか、ということ。
こればかりは、平和な日本人の私たちには、
たぶん理解できないし、上っ面だけかじったところで、
その精神的なことまでは、腑に落ちないに違いない。
今も現実に世界のあちこちで紛争が起きているけれど、
申し訳ない・・やっばり理解できない。
ただ「3度映画化されたハイジャック事件」って、
世界の人々を魅了する何かがあるんだろうなぁ。
テロリスト側に感情移入しそう。。
事実を基に作られた作品。 テロリスト系の映画と言えば、最近観たインドのムンバイにあるホテルを舞台とした同時多発テロの作品が記憶に新しい。 本作はそれとは違いテロリスト目線が多目。展開も淡々としていて緊張感やスリル感は低め。 テロリスト側に感情移入しそうで観賞中はそれが気になってたまりません(笑) リアル感を出したかったのか、ドキュメンタリー風の生々しい展開がスピード感やハラハラ感を殺してしまっていた感じで記録映画の様な雰囲気でした。 出だしのシーン。 間違えてミュージカル映画を借りてしまったと勘違いするから気を付けろよ( ´∀`)
皮肉を込めた実録クライムドラマ
過去に何度か映画化されたエンテベ空港ハイジャック事件だが、本作はハイジャック犯(テロリスト)側に主軸を置いた作りにしている点がポイント。 中でも、冷徹さと脆さが同居した主犯格の女性を演じたロザムンド・パイクがイイ。特に終盤での電話シーンは圧巻。 もう一人の主犯格でナチを嫌悪するドイツ人男性を演じるのが、過去に何度もナチス将校を演じてきたダニエル・ブリュールというのも面白い。 オープニングとクライマックスで挿入される舞踊団のダンス。 初見ではどういう意図か分からなかったが、ジョゼ・パジーリャによると第二次世界大戦前後のパレスチナへのユダヤ人の流入を意味した踊りで、いまだ和平交渉が行われていないイスラエルとパレスチナへの皮肉を込めたとか。 リメイク版『ロボコップ』でもアメリカを皮肉っていたパジーリャは、クセモノ中のクセモノ監督だ。
アメリカとイギリス合作で、なんで「エンテベ」?
バットシェバ舞踊団「エハッド・ミ・ヨデア」というダンスで始まる本篇。「俺、間違ったシアターに入っちゃった?」なんて、一瞬不安になりましたが、「あぁ、この訳わからん具合がイスラエル映画だわ」なんて一人で納得。でも、これ、アメリカと英国の合作ですからw
このコンテンポラリー・ダンスは「イスラエルとパレスチナが互いに傷つけ合っていること」の比喩的表現であるそうな。ごめんなさい、解説されても、やっぱりよく判らない....
1970年代はマルクス・レーニン主義の中の、極左過激派によるテロやハイジャック「も」繰り返された時代。この1976年のハイジャック犯が要求した解放者リストの中には、1972年にテルアビブ空港でチェコスロバキアのチェスカー・ズブロヨフカ国営会社で開発されたアサルトライフル、Vz 58を乱射し26人を殺害した「日本赤軍」の岡本公三の名前をあったとされています。つまりは、私たち日本人にとっても、全く縁の無い話では無いってこと。
1972年5月、ベルギーのブリュッセル発、テルアビブ行きのボーイング707を4人のテロリストがハイジャック。イスラエル政府に逮捕されている仲間317人の解放を要求しましたが、イスラエルはこれを拒否。ハイジャック犯を制圧し93人の人質の解放(乗客1人が銃撃戦で死亡)に成功した履歴が、「エンテベ」の背景にあります。
奇襲作戦の代名詞とも言える「サンダーボルト作戦」の場面には、コンテンポラリー・ダンスの公演が重ねられます。が、ダンスを称える観衆の拍手とサンダーボルト作戦の成功が重なる所で、ちょっと気分複雑。
リアルなサンダーボルト作戦では、102人の乗員・乗客が救出され、3人の人質が、突入部隊の誤射によって命を落としています。かなり後に、突入部隊が叫んだ「伏せろ」の言葉がヘブライ語であったため、これを理解できなかった者の行動が遅れ、誤射されたとの証言がありましたが、映画の中では描写されていません。映画の中では、ドイツの過激派組織RZのメンバーが「伏せろ」と叫んでいました。また、テロリスト制圧後も、イスラエルの部隊はウガンダ軍と交戦を続けていますが、そこも描かれていませんでした。
言って良いかなぁ。
確かに、一般人を巻き込んだテロはダメです。悪です。いかなる理由があろうとも。でもね。パレスチナ問題はパレスチナ問題なのであって。このサンダーボルト作戦が、さもイスラエルの勝利、正義の勝利と言わんばかりの演出には、ちょっとだけ違和感を感じました。あ。RZメンバーには同情無用ですけどね。
この日は、プライベート・ウォーとエンテベのハシゴ。ロザムンド・パイクの連荘。今年、パイク5本目です。「社会性のあるテーマでアクティブな女性役のパイク」のイメージが固定化してしまいそうでw
ちなみに、どうでも良いけど一応突っ込んどくと、アミン大統領車はメルセデス・ベンツ600のリムジン。Eクラスじゃないから....
ダンスのシーン必要?
実際にあったハイジャック事件を映画化したもの。1976年に、こんなことが起きたなんて知らないから、ふーん…そうなんだあ…という印象。どこまで事実に忠実に作られているかは分かりませんが、悪くなかったと思います。 ただ、ダンスのシーンは、どうも腑に落ちない。コンテンポラリーっていうんですか…とても素敵だったと思います。でも、あのダンスが、実際の事件をどう揶揄しているのか、一人だけ倒れるのは演出なのか、失敗なのか、全く分からない。なんだか、ダンスの挿入が、映画に水を挿しているようでした。せっかく素敵なダンスなのに…。
押井監督ファン、伊藤計劃クラスタ必見の作品
ドイツ赤軍派とパレスチナ解放を期すテロリストがフランスの航空機をハイジャックする。目的はイスラエル政府に収監中のテロリストを釈放させること。イスラエル政府は人命と政府の威信を守るために厳しい選択を迫られる。 押井監督ファンの大好物、おっさんたちの会議がいい。特にペレス国防大臣。デーブ・スペクターの底知れなさだけを抽出して増幅したような演技はまさに眼福。 イスラエル政府は軍隊出身者が多いから、制服組との打ち合わせも実務的に見える。特殊作戦専門の部隊長も今後のキャリアと政治を横目に見ながら作戦案を提示する。それに隠微な反発を見せる軍首脳と国防大臣。さまざまな思惑が渦巻く中、果たして政府は作戦実行を決断できるのか。こういう政治のスリルは大好き。 まとまれないのはテロリスト側も同じ。先進国の恵まれた環境にいる若者の抽象的な理想は、パレスチナ側のテロリストをいらつかせる。このシチュエーションは日本の赤軍派を思い起こさせる。チェ・ゲバラの奇跡が多くの若者を誤らせたんだね。 かように人生の選択は本当に難しい。 アバンタイトルでのダンスを演じる女性は、突入部隊に属する兵士の恋人である。劇中では軍人を恋人にすることの苦悩が描かれる。 テロリスト側にも迷いはある。特にドイツ赤軍派のメンバーを演じたロザムンド・バイクの『鳴らない電話』の演技が本当にせつない。 政治サスペンス映画の傑作
日本人にはパレスチナ問題は理解しにくい
ロザムンド・パイク主演の「エンテベ空港の7日間」を見てきました。 本作品1976年に起きたイスラエルとパレスチナ過激派の闘争の中起きたハイジャック事件を実話を基に多少脚色して作られた作品。 題材はいいのですが、全編にまるで緊張感がなく、お話だけが淡々と進んでいくし、日本人にとって、イスラエルとパレスチナ過激派との情勢などどんなに説明されても理解出来ない事から少々難があるかな・・・・・ ロザムンド・パイクは安定した演技力で、ダニエル・ブリュールも良い演技なのですが、いまひとつね・・・・映画の迫力と言うのか醍醐味と言うか掴めきれないので、少々残念だったかな・・・・ テロの怖さとかをもっと伝えられると良かったかな・・・・意外にハイジャックを起こした方が、なんか優しすぎちゃって、機械士が、テロリストに「後悔の生き方をしているか」と問われて、結局、後悔した生き方を悟った人のお話だったのかな・・・・ パレスチナ問題って、日本人には馴染みが薄いから、こればかりはね、理解して映画の話を追っかけるのは難しいかな・・・・ また、ダンスと言うか、ミュージカルと言うか、それと話を交差する場面がありますが、あの表現もいまひとつ分からない・・・・ ましてや、エンドロールにもその類が出てくるので「なんなんだ、これは」と思ってしまった・・・・・ ちょっと、楽しみには、残念だったな・・・
何を描きたかったのかがわからない
1976年に起こったエンテベ空港でのハイジャック立てこもり事件を描いた話。ちなみに同じ事件を扱った映画は未見。 ハイジャックと人質が7日間も立てこもるのだから、そこで起こるトラブルや人間関係の軋轢を描くのかと期待していたが、淡々とハイジャック犯の心情やイスラエル政府の混乱が描かれていた。最後のイスラエル軍の突入作戦も特に盛り上がらず。 テロリストの背景がもっと語られるのかと思えば、ドイツ人テロリストの動機なんてわけがわからないし。結局、何を描きたかったんだ?と思ってしまった。 事件の重みがあるから、緊迫感はあっただけにもったいない。
新たな視点からの“エンテベ事件”作品だが
学生だった80年代、新宿の劇場が企画した、未公開B級作品の上映特集で観た「特攻サンダーボルト作戦」や、ビデオで観た「エンテベの勝利」と比べ、ハイジャック犯であるドイツ人を主役に置いてある点が斬新。「特攻サンダーボルト作戦」でも描かれていたが、このドイツ人の犯人は、イスラエル軍の急襲を受け、人質たちを道連れにしようとして、意思の疎通のあった人質(この作品では旅客機の機関長)から、無言でたしなめられ、イスラエル軍と撃ち合って死んでいくシーンが、この作品でも描かれていた。 そこに主眼を置いていないせいか、最後のイスラエル軍による救出作戦の場面が、省略されすぎて、あっさり終わった印象なのは、残念。
【人間性が僅かでも残っていたテロリストが起こしたハイジャック事件を加害者側の視点も取り入れて描きだした作品。現代の世界情勢への警鐘を鳴らす作品でもある。】
《時代を問わずテロリストに同情する気持ちは当たり前だが、全く無い。》 <印象的だったシーン> ・二人のドイツ人テロリストがPFLPのメンバーの過去の苛烈な経験を聞き、自分たちが、頭でっかちな理念のみで行動する似非革命家であると徐々に気付き始め、後悔の念を抱き始めるシーン。 クールマン(ロザムンド・パイク)がドイツに残った恋人に、”壊れた電話”で、自分たちの行動は間違っていたかもしれないが、もう戻れないという気持ちを吐露するシーンが象徴的。 ・ドイツ人テロリスト、ボーゼ(ダニエル・ブリュール)が、イスラエル軍が突入してくる時、銃を捕虜に向けず伏せろ!と叫ぶシーン。 ・イスラエル政府のラビン首相が、サンダーボルト作戦の成功のラインを”過去のテロで失った25人以内だ”と語った場面。この政治家の姿勢は現代でも変わらないと、私は確信している。 ・現在でも悪名高いウガンダの独裁者、アミンの変わり身の早さ。 ・冒頭、半円形に置かれた椅子に座った黒衣を身に纏った男女が立ち上がったり、座ったりという動作を激しく繰り返す前衛的ダンス(一人の女性だけ立ち上がれず何回も突っ伏す)の意味。 ラストに近いシーンで描かれるダンスの動作は同じなのだがダンサー達が徐々に衣服を脱いでいく中で、一人衣服を脱がない女性のみ立ち上がれないシーン。 二人のドイツ人テロリストだけでなく、宗教・政治に絡めとられた人達を揶揄するダンスだと勝手に解釈する。 <40年以上前に起こったハイジャック事件が題材だが、今ではテロリストの所業が自爆テロを含めて、救いようのないレベルまで狂暴化している事実に気づかされ、今更ながら愕然とさせられた作品>
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