「山本美月似のアリシア・ビカンダーが軸」世界の涯ての鼓動 naosan_5.jewelerさんの映画レビュー(感想・評価)
山本美月似のアリシア・ビカンダーが軸
映画の最初がロマンスで、残りはほぼイスラム武装勢力の過酷な虜囚生活でしょうか?イスラムテロ組織について、「彼らは姿を変えた我々の姿だ」と語るなど、アメリカ政府の十字軍的な一方的な断罪を否定する一方で、悪名高い"石打ちの刑"など偏狭な価値観のイスラム武装勢力の、思想警察の残虐さをこれでもかと描写します。綜合すると、アメリカの善悪とは違うヨーロピアンな共同体意識の価値観を考えさせられる、今の時代に相応しい映画です。やっぱり「愛」ですが、単純じゃないところが良い。
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