「前半だけなら間違いなく☆5です。」ファイブ・フィート・アパート Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
前半だけなら間違いなく☆5です。
"You can kiss the possibility of new lungs good-bye."
この映画とは関係ないが、実際にこの難病にかかった恋人同士のことを取り上げていた番組があったが.....。しかし、実際の結末は?
冒頭のシーン。クリストファー・プラマー主演で2016年日本公開の映画、「Remember」とクリソツなものが出てくる。映画の掴みとして、視聴者を少し驚かす意味も含めて必要だったのか?
You think that's cute ?
Do you think it's cute ?
Letting your friend borrow your room
for sex is disgusting, so, no.
You don't like sex ?
No, I like........sex. I like sex.
前半の出会いのシーンや難病を患っているのに、人に対して明るく接し、同じ病気で苦しんでいるのに少し投げやりなところのあるウィルに対して、真摯にまた真剣に諭すステラの人柄などを観ていて微笑ましいし、しかもシナリオ自体も流れるように進んでいた。そして、この映画が難病を扱っているけれども、あまりジメジメした音楽でなく、Kygo Miguel-"Remind Me To Forget"やSelena Gomez - "Nobody" などの聞きやすいものを流していたが、途中からいかにもステレオタイプのシナリオになり、個人的には興ざめをさせられてしまったし、ある視聴者が、"物語を詰め込み過ぎている"と指摘していることもうなずける。つまり、やりすぎ感が出てきてしまっているように感じた。
そんなことを言っても、amazon.comではレンタル配信が始まっていて、80%以上の視聴者が☆5をつけているので受け入れられているのは間違いがない。
主演のウィルを務めたコール・スプラウス は一卵性の兄弟がいて2005年のディズニー制作のシットコム「スイートライフ」に兄弟一緒に出演していて、よちよち歩きの時から芸能一家なのがわかるが、YouTubeで見ると、いかにもハリウッド流の対応が初々しさにかけているし、主演のヘイリー・ルー・リチャードソンにいたっては、肌の露出の多いものを着ているし、しかもはしゃぎ過ぎていたのを見てしまい興ざめをしてしまう。(ポー役のモイセス・アリアスさん も「スイートライフ」に出演されています。)
You need to lighten up.
It's just life...............It'll be over before you know it.
キラキラした言葉の連発だったのに.........
文学や芸術に特化した、特に映画に関しての隔週新聞紙、Chicago Readerのコメントがわかりやすかった。「ぎこちなさが、”愛をはぐくむティーン映画”のジャンルとして前提条件でないにしろ、二人が一緒の時の人気ぶりが、かえって多くの映画関係者が、"これはフェイクだ”と確信する。」
絶対に二人のプライベートを映しているYouTubeをみないことをおすすめする。