「トラウマレベルの青春ホラー」サマー・オブ・84 shi-naさんの映画レビュー(感想・評価)
トラウマレベルの青春ホラー
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80年代の音楽や映画が大好きで、予告を観てから公開が待ち遠しかった作品。
爽やかな青春ホラーかと思っていると、ダークな終盤からのエンディングで後味は悪かったです。
個人的に、90年代に人気だったアリシア・シルヴァーストーン主演の「ダリアン 美しき狂気」を思い出す後味の悪さでした。
ハッピー・デス・デイ/ハッピー・デス・デイ 2Uのようなハッピー要素もある映画だと思って観てしまい肩透かしを食わされました。
熱烈な80年代オマージュに貫かれたジュブナイル映画とのことで、この作品へのクリエイター陣の愛がとても伝わります。
80年代当時に作られた作品と言っても通用するほど、リアルに時代を再現されており一瞬にしてタイムスリップさせられました。
観やすくて面白かったです。
やっぱり80年代っていいなぁ…。
犯人は早めにわかりますが、犯人を追い詰めるまでの少年4人のギリギリな活動に、ひやひやが止まらずエンディングまで飽きずに引き込まれてました。
デイビーと残された親友たちとの仲は壊れてしまったのだろうか
犯人の言葉通りデイビーはいつの日か対面する日が来るのだろうか
だとしたら子供たちばかりを狙う犯人なのだから、その日は近いということなのだろうか
スッキリはしませんが、これがデイビーの思春期の終わりでした…。
ニッキーとのほろ苦い一夏の思い出も、デイビーにはその年の出来事を思い出したくない過去になってしまうのだろうと思うと…。
犯人はなぜ連続殺人鬼になったのか、ウッディは殺されなくても良かったのでは…などしっくりこない部分があった。
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