「丁寧に観るべき良作」ワイルドライフ Ordinary Guyさんの映画レビュー(感想・評価)
丁寧に観るべき良作
予備知識なく暇つぶし程度に選んだ、実はそんなに期待していなかった作品だけど、丁寧に観ると、良さがよくわかる。
未熟な両親に翻弄される聡明な子ども、その一家の顛末がただただ辛い前半、唯一心を打つ写真屋の美しい言葉が、最後に効いてくる。余計な描写を加えず、すっきりとミニマルに、少年の心情を表現して終わらせるラストが絶妙で、観てよかった、と素直に思わせてくれました。
しかし、あれだけ被って、屈折しないで優等生の息子はミラクル!
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