「随分と余裕がありますね」モラトリアム Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
随分と余裕がありますね
東京の何もない小さな公園にやって来る道の定まっていない若者たちの話。
毎日公園にいる思い出作り屋と称する男と、その公園とそこに現れるピエロを題材に書かれたモラトリアムという小説で劇をやりたい同郷の自称俳優、ピエロをみるために公園を訪れていたが自身がピエロになりたいと練習を始める女。
彼らの思いや日常を取り留めなく描いているんだろうけど、詩的だったり哲学的だったりするセリフを並び立てセリフで説明するばかり。
帰ろうとした切っ掛けもどこだかわからないし、結局昇りも堕ちもせず、何かが変わったりも動き出したりもせず。
正にモラトリアム。
今の同年代の人には理解、共感出来るのかも知れないが、 自分には映画としての見どころや面白さを感じられず。ただひたすらに監督兼脚本の主張を聞かされた感じ。
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