「面白いが、ヒトラー版より脅威を感じない?」帰ってきたムッソリーニ kita-kituneさんの映画レビュー(感想・評価)
面白いが、ヒトラー版より脅威を感じない?
帰ってきたヒトラーのムッソリーニ版。
ファシズムの先駆者だったはずだが、ヒトラーにお株を取られた印象。
映画の方も出演者のインパクトが弱め?
音楽はさすがイタリア!だったが。
演説やTVの演出はヒトラーのほうが、やはり様になっている。
何とも言えない高揚感があった・・・
ムッソリーニも演説は上手かったそうだが、ヒトラーより人間臭い感じ?
取材記者(映像作家)の女性関係へのムッソリーニのかかわり方(シラノ・ド・ベルジュラックよろしく、取材記者のスマホに愛の言葉を勝手に代筆)は、ヒトラーにはない個性と言え、結構笑えた。
ラストの持って行き方は、ヒトラー版のような入れ子構造はなく、リアリティがあるものだったが・・・
やや、おちゃらけ感が増しているようにも思え、「本当は怖い」感が少々薄い気もした。
フィアットのカングーもどきは、ヒトラー版のそれよりいい感じ。
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