「パターン」ザ・ネゴシエーション Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
パターン
ソウル市警の交渉人がタイで発生した人質事件に当たり韓国の暗部に巻き込まれる話。
韓国映画らしい相変わらずのダメ警察というかダメ班長からの、収束後の発言もお前が言うなという感じや、なんならなぜお前が処分されていないんだという始まり。
人質を軽視するなら最初から征圧すれば良い訳で、その対応はテキトー過ぎるというね。
主人公にしても正義感と意志の強さを感じさせるキャラであるし、やめると言いながら上に気を使った様な訳のわからない存在という。
韓国映画じゃなかったら究極の自戒にも感じるのかも知れないけれど、正義とか先をみたらという部分では違うよね。
今更ながらな交渉術をみせどころみたいにみせているし、ありがちながらな展開だし、みえてくる黒さはかの国らしくもあるし。
二転三転する犯人の真相は悪くはないけれど、善きにせよ悪しきにせよ、ご都合主義がどうしても引っかかる…一応サスペンスだからね。
韓国の俳優に詳しくないのに外観でキャラの立ち位置がわかってしまうのも頂けないし。
寄せ集め感もあるし、題材は悪くないし波もあるのに、意外性や衝撃もないし、けっしてつまらなくないけれど白々しく安っぽく感じてしまった。
コメントする