「どっと…」工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男 ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
どっと…
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見終わり、疲れた。。ラスト生きてて良かった。互いに祖国のため、それぞれの思いで命掛けの行動を起こした。特に北に単身潜入している黒金星は常に死と隣り合わせで緊迫感あった。金正日に合う直前に自白剤を飲まされるシーン、盗聴器を仕掛けるシーン、リ所長に銃口を突き付けられるシーン、幾度も絶体絶命があった。リ所長にしても、工作員を心底信じ、金正日にまで会わせてしまい、自宅にまで呼んでしまった。家族はどうなったのだろうか。北風工作、権力を保持するためには外敵がいなくてはならない、こんなこと知らなかった。祖国の安全より、権力保持のための組織の命令を聞かず、金正日に命掛けで直談判した黒金星、南との接触で北体制の改革を願ったリ所長、思惑は違えど、共にした思い、行動が黒金星を殺すことができなかった、自分や家族の命がどうなるかわからないのに、双方の思いが素晴らしい。祖国を思った黒金星が国家保安法で服役したのは皮肉だ。実話ベースのこの話を映画化する韓国映画の凄味が伝わってくる。二人を演じたファン・ジョンミン、イ・ソンミンは素晴らしかったし、チョン課長のチュ・ジフンが鋭利な刃物のように怖かった。偽ロレックスと浩然の気タイピンは感動的だった。
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kossyさんのコメント
2021年5月21日
ケイさん、コメントありがとうございます。
深読みしようと思えばいくらでもできますよね。
日本から頼んだとしたら、理由もはっきりわかるし、むしろすっきり。
そうやって色んなことまで考えさせる上手さがありました~