「いつのまにか哲学」工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男 marさんの映画レビュー(感想・評価)
いつのまにか哲学
韓国と北朝鮮のことは正直よく知らなかったけど、こんなフィクションみたいなスパイがマジでいたのか…って。
うまく潜入できるかっていうハラハラが序盤と中盤で、終盤には友情が守れるかどうかっていうハラハラになっていく。
国家に翻弄されたとも言えるけど、そもそも"国家"なんて巨大組織になれば当たり前に酸いも甘いもあるわけで。
だから政治屋や官僚がどうとか言ういうより、僕は"個人の幸せってなんだ?"っていうメッセージを強く感じた。
何か成し遂げること?家族とつつがなく過ごすこと?それとも誰かとの絆を深めること?
もちろんそれぞれ単体じゃなく、人それぞれのバランスで成り立つものだよねっていう。
エンタメとしても史実ものとしても、そしてメッセージ性も深い、良い作品だった。
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