「祖国のために、、、」工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男 マッターホルン2さんの映画レビュー(感想・評価)
祖国のために、、、
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韓国は見るたびに感じるけど、ちゃんと演技のできる俳優が多い。多分、我が国の演技のスタンダードが演技力とは異なるところにポイントがおかれているものだから、むしろ我が国のように、ちゃんとした演技をしないでも、映画やドラマが成立している国が稀有なんだろうけど。
とまぁそんなことはおいておいて、二つの祖国の悲劇と希望が過剰な演出なく、コツコツとシーンを積み上げて描かれていて、好感の持てる映画だった。
ラストでは、意外に冷酷な上司、ほっとする再会と、物語に決着はつくものの、昨今の情勢を考えると、過去の政権のあら探しはやめて、腐敗を産み出さない、権力一点集中を少しでも減らす、法律作りをすればいいのに、と、切実に思う。こんなに素晴らしい芸術の国を、恨だけの国にしてほしくないなー。
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