「曲だけでも観る価値あり」ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
曲だけでも観る価値あり
大学に進学する娘、17年間経営してきたレコード店を閉めようとする父。そんな2人のジャムセッションから曲が生まれ、2人の未来にどう影響を与えるのかって話。
取り立てて大きなアクシデントは起こらないし、驚きの展開もない。親子が特別心を通わせたって雰囲気もない。正直これ!という明確なラストが待ってるわけではないが、そんな淡々とした結末が妙に心地いい。
たぶんそもそもの曲のよさが影響している。しかもその曲の制作過程を観てきた観客からすると、言葉になっていない2人の気持ちを深読みしてしまうことも後押ししているのだろう。地味だが良作だった。
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