劇場公開日 2019年11月29日

ファイティング・ファミリーのレビュー・感想・評価

全63件中、21~40件目を表示

3.0痛快プロレスファミリー

2020年1月13日
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鑑賞方法:映画館

プロレスファミリーを描いた一般的なスポ根ものですがプロレスの設定が新鮮で最後は胸が熱くなりました。家族の絆が心に染みるサクセスストーリー。
2020-7

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隣組

5.0もう、何回泣かせんだよ

2019年12月29日
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鑑賞方法:映画館

ほんとに何回泣かせんだよって感じ。ペイジがWWEの候補生としてアメリカに旅たつときの家族の涙、ペイジが苦しいトレーニングでくじけそうになりながらもやりきったときの湧き上がる熱い想い。そして、夢を諦めきれない兄のザックが最後にすがった希望が、絶望に変わった時のやるせなさ。

みんないい演技してるね。宇宙人ポールのニック・フロスト、けっこう体動いていたけどトレーニングしたのかな。サーセイ・ラニスターが出てるのにはビックリ。お兄さんのザック役のジャック・ローデンはつらくて悔しい気持ちが顔の表情だけで伝わってくる。

主人公ペイジ役のフローレンス・ピューは、役作りも完璧で、女子プロレスラーにしか見えない。アリ・アスター監督のミッドサマーが楽しみ。

音楽がこれまたいい、アイアンメイデンの曲がかかった時にはノリノリになったし、モータヘッドの時は、ミニバンの中でみんなが一緒に歌っているシーンだったから思わずくちずさんでしまった。しんみりしている時は、アコースティックギターのいい曲がかかって気持ちが揺さぶられてしまった。

ロック様もいいこと言ってるね。プロレスに筋書きはあるけれども、ファンは本物であるかどうかがわかる。まさにこの映画そのもの。実話ベースだから、ペイジがスターに育っていくシナリオは決まっている。演じている俳優、脚本、音楽が全てが最高に仕上がっている本物だから、すごく感動する。

ロック様に推薦されてペイジが大舞台にたつ、もう会場のファンと同化したね。手は握りこぶしだし、喉はカラカラになるし、涙を拭きながら応援した。チャンピオンになった時は、興奮も最高潮になった。

エンディングもいいね。夢が叶わなくても、スターになれなくても幸せで充実した人生はある。

コメディとしてもすごく面白いし、見れてよかった。パルコさん、こういう映画をどんどん上映してくださいね。

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bion

4.0ロック様の洗礼

2019年12月25日
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鑑賞方法:映画館

いきなりロック様の洗礼を受けるシーンから始まり、テンションが上がる。
いい役割で登場するロック様、それだけですご〜く良い物を観た満足感に浸ってしまうが、この物語が実話を元にしてるという事でますます胸が熱くなる。

隣の芝は青い。

同じ道を歩むと思っていた兄妹や、最高峰を目指す仲間、それぞれの立場から描く剥き出しの感情は熱く、そして乗り越え変わろうとするパワーに胸を打たれる。

単純明快な物語だが、ヤンチャな家族とノーウィッチの人々、そして生活の中にあるプロレスの立ち位置が面白おかしく、笑いまくった。

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パプリカ

3.5TOシネ無料サービスチケット鑑賞

2019年12月25日
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鑑賞方法:映画館

スゴい実話です。
兄とコーチが際だっていました!
仲の悪かったチームメ-トもよかったです。

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かん

3.5期待以上

2019年12月22日
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鑑賞方法:映画館

最初はスポコンものと思って観はじめたが、親子、兄弟愛に加えて、一見、華やかに見える女子プロレスラーの凄まじい努力が垣間見れた。エンドクレジットも良い。

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hanataro2

4.0足四の字固めで落とされるなら本望です❗

2019年12月20日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

上映館少ないですね。

お父さん役はスノーホワイトに出てた、小人の戦士の俳優さん❗メイクほぼ同じなので、分かりやすすぎ。
小人の人だとずっと思っていましたが、普通に大きい人で、誤解だったようです。
フィジカルの強さはやはり大きな魅力だとしみじみ思いました。
WWEにすぐ出れて、すぐ勝ってしまって、ストーリー的には呆気なさを感じましたが、最後、実際の写真と説明が流されて、実際の話に忠実に、しかも似ている俳優さんを選んで作られたんだなと理解しました。盲目の少年にプロレス教えて、プロにさせたなんて相当な情熱と忍耐がいることです。リスペクトはこのプロレス一家と真面目な映画作りしたスタッフにですね。主役の女優さんは相当訓練積んだんだと思います。フィジカルに出てました。兄さんの本気のパイルドライバーもろに食ってましたもの。
WWEの最後は兄さんの十八番 ザックアタック でしたっけ❗河津落とし❗

河津掛けは嫌だけど、足よんの字固めで落とされるなら本望です❗

パンフレット買おうと思ったら、この映画のだけ売り切れでした。残念。売り切れだと、よけいに欲しくなるのは当たり前❗

ファイティング・ファミリー 原題は Figting with My family です。だって小さなプロレス小屋で、親対子供のタッグ戦で客呼んでるんですよ❗

北斗・晶、佐々木健介一家なら可能かも。

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カールⅢ世

5.0プロレスファミリーの絆

2019年12月17日
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泣ける

笑える

幸せ

プロレス(WWE)で一夜にしてスターとなった女性ファイター、ペイジの実話をもとに、プロレスを通して固い絆で結ばれたイギリス北部のプロレス家族を描いたヒューマンドラマ。
プロレス一家の笑いあり、泣きあり、そして感動ありの作品。
ドウェイン・ジョンソンが、本人役で出演。
当時、まだ女子プロレスの知名度が低く、モデルやチアリーダー出身の美人でスタイル抜群の女性でパフォーマンスを盛り上げようとしていたなか、真逆の女子プロレスラーペイジが、どのようにして頂点に立てたのか?
過酷な練習と並々ならぬ努力を繰返し、時には挫折もし、でも家族の大きな支えが力となり、とうとう彼女を頂点にのし上げてくれた、感動の実話。
アメリカプロレスのことはほとんど知らなかったけど楽しめる作品。

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クララ

3.0☆☆☆★★★ まさかの実話(´ω`) 〝 低所得者が楽しむエンター...

2019年12月14日
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☆☆☆★★★

まさかの実話(´ω`)

〝 低所得者が楽しむエンターテイメント 〟

アメリカでのプロレスに対する位置付けとはそんなところ。

更に言われるのが…。

〝世間から忘れさられた人間の拠り所〟

まあ!何しろアメリカンプロレスを象徴する存在なのが《 W W E 》だけに。そう言われてしまうのもしょうがないっちゃ〜しょうがないんですがね〜(-.-;)

そもそもWWEとは…と、説明したところで。「アレでしよ?プロレスなんだから!」って言われるのがオチだからな〜WWEだけに(¬_¬)

未だに世界で1番プロレスが進化している日本でさえ「プロレスってアレでしよ?アレ!」って言われ続けているくらいなんだからな〜ʅ(◞‿◟)ʃ

「あんたのオツムはいつの時代で止まってるんだよ!」

…と、言ってやりたい気持ちをグッと抑えるしか無いのがプロレスフアンの悲しいところ。
大体、そんな事を言う人はそもそもプロレスを見ないんだから!

そんな人を相手にして、《新日本》を脱退したレスラー達から《UWF》が生まれ。そこから《Uインター》《リングス》《藤原組》に分裂して、更に分裂して《パンクラス》や《キングダム》が生まれるんだよ…等と言ったところで、プロレスに興味が無い人には【プロレス】【格闘技】【セメントマッチ】【シュート】の違いは分かる筈も無く…。

………………はて?俺は一体何を言っているのだ?

実は今、宝島社から出版されている「完全版 証言 UWF 1984ー1996」を読んでいる真っ最中なんですわ(u_u)

《W W E》がプロレスと言えるのか?はとりあえず置いといて。

「プロレス最高〜!」 ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

とだけは、ハッキリと言っておきたいのである。
だからこの映画もプロレスフアンとしては見逃せないのであります。

〝 わたし、プロレスの味方です。〟

あ?これは村松だった!

〝 (プロレスに)選ばれし者の恍惚と不安、2つ我にあり 〟

ちよ!ちよ! これは前田だ!

………う〜ん! やっぱりこれが1番プロレスらしいな!

〝 何コラ!タココラ! 〟by 長州力

2019年12月8日 TOHOシネマズ日比谷/スクリーン3

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松井の天井直撃ホームラン

4.5笑いと涙のバランスが最高

2019年12月13日
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前半は微笑ましい(&ちょっと迷惑な)家族の姿が描かれる。
しかし、主人公がWWEトライアウトに合格すると、作品の空気は一変する。
主人公は辛いトレーニングで疲弊するし、
支えとなるべき兄貴は、成功した妹への嫉妬を抱く。
そして‥想像のとおりの展開。
家族の支えで立ち直った主人公は無事デビューし、初戦を勝利で飾る。
めでたしめでたし。
ってシンプルで分かりやすく、ありがちなストーリーではあるものの、
実話の重み、個性的な家族、プロレスという異世界、主人公の成長‥‥が笑いと涙がバランスよく配合され、良い作品に仕上がっている。

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みっく

4.5周りに翻弄されていませんか?

2019年12月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

自分の夢を実現するのは自分
自分に巡ってきたチャンスを活かすのも自分
自分が自分であり続けることの大切さ
自分ではそんなこと重々承知しているのに
自分を見失うこと多々ある自分には
ずしり重みのあるセリフが満載だった。

イギリスの底辺家族の暮らしぶりを
あっけらかんと笑い飛ばし
ラストには爽やかな涙まで流させてくれる
実は単なるおふざけ映画かと思ってたが
とてもとても心に残る大満足な一本でした。

後半どんどん輝きを取り戻すペイジ
そしていじけた生活の中でもがくザック
いずれも胸に沁みる演技だったが
なんといってもモーガン!
小出しにその真の人物像が明かされ
おいしいキャラこの上ないったら!

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しげぴい

3.5プロレスサクセスストーリー

2019年12月12日
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鑑賞方法:映画館

結末が分かっているだけに、安心して楽しめますね。
プロレス全く詳しくなくて、見終わってからグーグル先生ウィキ先生にいろいろ教わりました。
なんとなくストーリー自体は予想のつく内容ながら、トライアウトに選ばれなかったお兄さんとのコントラストが、ひとつの肝ですね。これが実話ベースで、お兄さんの気持ちが分かるだけに切ないなあ。
最後のハッピーエンドまでがお約束で。

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ペットはマメルリハ

4.0観てみるもんだ!

2019年12月11日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

プロレスっていいじゃん!
観賞を思案していたのですが皆様の☆☆☆☆レビューに後押しされ
全くのプロレス素人の私でもそう思える作品に出会えさせていただけました🍀
皆さん!ありがとう🎵

こんなにも気持ちの良い実話ストーリーなら本当に本当に大歓迎ですよ!

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ねもちゃん

3.0普通に楽しい

2019年12月11日
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普通に楽しい

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hachi

3.5懐かしの姿

2019年12月10日
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一時期、TVでWWFを放送してた時があり、夢中になって見ていた。その時、ザ・ロックの人気絶頂期で、映画では当時の懐かしい現役時代の勇姿が見られて嬉しかった。
で、映画なんですが、結論から言えば、王道というかオーソドックス。悪く言えば、ありきたりなサクセスストーリーでした。まぁ、それぞれのキャラが立っていて、内容自体も悪くなかったので満足のいく映画でした。

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オクやん

3.5うーん・・・。

2019年12月9日
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鑑賞方法:映画館

同じプロレスファンの友人が「中盤以降、泣きっぱなしだった」と言っていたけど、自分はあまり刺さらなかったな。
確かに実話として面白い話ではあるんだけど、なんか肝心な部分が描けてなかったような気がします。
それは主人公のスーパースターとしての魅力。
なんで主人公が抜粋されたのか、俺には、よくわからなかったな。

ただWWEの新人育成のトレーニングがどんななのか、映画とはいえ見れたのは面白かった。
そしてロック様ことドウェイン・ジョンソンは流石、スーパースターです。

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Syouiti

5.0良かった

2019年12月8日
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リトルダンサーのような感じで良かった

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まこと

3.5プロレスファンには嬉しい1作

2019年12月8日
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だけど、実際の女子プロレスはもっと熱い試合を見せてくれる。
こんなモノではない‼️

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ムーラン

3.5アルドリッチから38年

2019年12月7日
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実話だそうな。ロバート・アルドリッチ監督の「カルフォルニア・ドールズ」(1981年)がアメリカ女子プロレスをテーマにした映画としては白眉であった。あれから38年。ほぼ独占ガリバー団体となったWWEが製作にも名前を連ねて、実在スター女子レスラーの物語を映画化。大舞台の試合という同じクライマックスを持ってきているが、実話(スターレスラーとして君臨)として成功が確定してる未来へのスタート地点である本作と、華やかだが、そこがどん詰まりのゴールなのかもしれないという切ない「カリフォルニア・ドリーム」の違いがなんとも言えない。

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t2law

4.5安易なストーリー

2019年12月5日
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安易で 出来過ぎなラストだけど 泣いた それは 僕がプロレス者だからだ プロレスに救われた者達の物語だ タイトル通り 決してペイジだけが主役ではなく ファミリー全てが主役 そして 物語を受けて心動かすのが プロレスという現象でもあるのだ

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sunaf

5.0強いて例えるなら女子プロレス版『8 Mile』、涙と笑いに満ちた英国産スポ根ドラマ

2019年12月5日
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英国北部の田舎町ノーウィッチで零細プロレス団体を営むナイト一家の一人娘サラヤは兄ザックと共にWWEのレスラーになることを夢見る女の子。今日も今日とて曇天下の街頭で同世代の女子に鼻で笑われながら興行のビラを配りリングに上がる毎日。そんな折WWEがロンドン興行中にトライアウトを実施することを聞きつけた2人は勇んで応募するが・・・。

WWEの最年少王者となったペイジと彼女を支えたエキセントリック極まりない家族の絆を軸にした涙と笑いが満載の実録スポ根ドラマ。フロリダに渡って早々英国訛りをバカにされるというあるあるな洗礼をきっちり受けて孤立するサラヤ、そんな苦悩も知らずに勝手にノベルティグッズを作って小銭を稼ぐ父母、妻子を養いながら諦め切れない夢にしがみつく兄ザック、優等生にも不良にもなれずレスリングジムに通う少年少女達、様々な境遇にある人々に福音をもたらすのがギターリフ。モトリー・クルー、アイアン・メイデン、モーターヘッド・・・まさかそんなハードロックの名曲をバックに号泣することになるとは夢にも思いませんでした。リフで泣けるといえばラットのRound and Roundに涙腺を木っ端微塵にされた『レスラー』を思い出しますが、プロレスとハードロックの相性がいいのは成功とは縁遠い人達が抱えるルサンチマンをエクトプラズムに変えて浄霊する儀式と祝詞の関係にあるからではないのかと思い知らされます。

ポスタービジュアルでは主役級の扱いなるも実は本人役でのほぼカメオ出演のザ・ロックが漂わせる貫禄、前科者ながらプロレスで更生した父パトリックを演じるニック・フロストの軽妙さ、見た目バリバリビッチな母ジュリアを演じるリーナ・ヒーディがぶち撒ける母性、サラヤ他新人レスラー達を徹底的に鍛える鬼コーチのハッチを演じるヴィンス・ヴォーンが醸す漢気、個性的な助演陣の確かな演技が軽薄に扱われがちなスポ根ドラマに別次元の奥行きを与えています。強いて例えるなら女子プロレス版『8 Mile』、今年ベスト級の傑作をまた観れてしまったことに感謝しかないです。

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よね