「原作モノ最低レベル」かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦 背中にエンジンさんの映画レビュー(感想・評価)
原作モノ最低レベル
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なにゆえに集英社と原作者はこれにOKを出したのか?
原作は現在ラブコメのトップクラスの人気作で、掲載誌の大黒柱。今更、実写化などでプラスになる事など無いだろうし、原作未読でキャストのファンと言うだけで見た観客は原作に手を伸ばす事は無いだろうレベルの酷さ。
自分も一切期待無く・・・・むしろ何処まで酷いかと言った怖いもの見たさでクーポンの割り引きでレンタルしたが、予想を遙かに超える(下回る)酷さだった。
小説ならばキャラや風景はかなり読者のイメージによって違いが出るが、コミックだと明らかに描写されている。全キャラが原作からかけ離れている。橋本環奈をかぐや役では無く、藤原書記に変えていただけで随分と変わっただろうが、メイン二人に橋本環奈とJの売り出し中を置いておけば、タレントのファンは満足でしょ。感が滲み出ている。
それでも役者は頑張ったと思う。あのシナリオと演出で頑張った。可哀想なのは藤原書記役の子だ。原作では空気を読めない(あえて読まない)キャラだが、映画では単なる頭の弱い子にしか見えない。脚本と演出が酷すぎる。
前半は原作のエピソードを繋いでいるだけだから、「酷いなぁ」と思いながらもまだ見られる。が、後半は妙な改変を混ぜて来たから酷い酷い。学祭で映画撮ってみましたレベルだ。
もともと、実写には向かない内容であるのは原作を読んでいる人間には分かるが、だったら最初から実写にするなと。
原作未読でこの映画を観た人はレンタルでも良いから、原作を読んで欲しい。原作はちゃんと面白いから、
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