神と共に 第一章 罪と罰のレビュー・感想・評価
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2019/12/30鑑賞
韓国の地獄巡りに参加 うーん、49日以内に地獄潜り抜けてまた生まれ変わるってキツい世界だなぁなんて観てましたが、最後のシーンに全部持ってかれました。 あの息子と母の演技を超越したボロ泣き必須のシーンに持ってかれた。 アクションも良いけど、韓国の仁というか、孝というか、そうした反日イメージ以外の良いところを見つけられた気がしました。 気は強いけど、根はとても優しくて、情に溢れてる国民なのかなって思いました。
罪と自己犠牲
Webコミックの映画化故、漫画チックな作風や演出、大袈裟な演技や展開は否めない。
しかしながら、日本映画は韓国映画にハード・サスペンスどころかVFX大作でも一歩劣る事を痛感してしまう。
ユニークな世界観や設定とたっぷりの見せ場と要素でお連れする、韓国冥界エンターテイメント!
人は死後、49日間かけて地獄の7つの裁判で生前の罪が裁かれる。
その7つ全てで無罪を勝ち取れば、生まれ変わる事が出来る…。
韓国の死後の世界ながら、生まれ変わり、地獄、閻魔大王など、日本とも通じる。万国…と言うより、東洋共通。
殺人、怠惰、嘘、不義、裏切り、暴力、天倫…地獄で受ける7つの裁判はカトリックの7つの大罪を連想。
世界各国の死後の世界を併せたような、冥界設定が面白い。
消防活動中に殉職した消防士ジャホン。
彼の前に、3人の冥界の使者、カンニム、ヘウォンメク、ドクチュンが現れる。
彼らが言うに、ジャホンは生まれ変わり確実な稀な“貴人”。
3使者もまた、ジャホンを含め49人を生まれ変わらせる事が出来れば、彼ら自身も生まれ変わる事が出来る。
前途洋々かと思われたジャホンの7つの地獄の裁判であったが、幾多の困難や怨霊の襲撃を受ける…。
まず目を引くのは、そのビジュアル。
火と炎の定番地獄もあれば、荒れた砂漠、水や氷、地獄とは思えないのどかな地獄も。
それらがVFXを駆使した、オリジナリティーとユニークさと圧倒的なビジュアルで拡がる。
このVFXを駆使した壮大なスケールのスペクタクル映像が本当に見物。
そこに、時折繰り広げられる『ドラゴンボール』的な超人アクションやソード・バトルが迫力あり。
様々なクリーチャーも登場。
これらだけでも日本映画よりレベルが高く、ハリウッド映画にも劣らない。
ユーモアもいっぱい。善人の塊のようでありながら所々抜けてもいるジャホンもさることながら、性格もそれぞれで、軽快なやり取りや掛け合い、ネットや『プライベート・ライアン』も鑑賞している人間臭い3使者のキャラがやはり立っている。
ビジュアルやアクションやユーモアもいいが、スリルや感動のドラマこそ一番の見所。
貴人のジャホンに掛かる罪の疑いの数々。彼は本当に貴人…? 実は、それらには理由が…。
ジャホンや3使者を襲撃する怨霊。その驚くべき正体は…!
ジャホンが自分以上に気に掛けるのは、現世に残してきた母と弟。
冥界巡りや裁判の並行と共に、ジャホンと家族のドラマが語られていく。
それは単に、感動的なものではない。
時に悲しく、時に辛く、そして時には衝撃の告白…。
ジャホンの“罪”は全て、仲間や周囲の人々、そして何より家族を思って犯した事。
そこに、否はあるのか…?
己の罪と対峙する亡者のドラマが、より深く感動的に展開。
生前のジャホンを調査する為、カンニムは現世へ。
冥界でジャホンと2使者に降り掛かる危機また危機。
果たして、ジャホンは貴人として生まれ変わる事が出来るのか…?
3使者はやり遂げる事が出来るのか…?
とにかく、これでもか!…ってくらいの見せ場や要素や展開を詰め込み、最後まで飽きずに楽しめる。
レビュー書き出しの指摘の他に、難点もあるにはある。
幾ら何でもジャホンは善人過ぎる。
各裁判で、ジャホンに疑い→実は…の同じパターン。最後こそ一番の感動を呼ぶが、途中途中は捻りがあるように見えて捻りナシ。
が、
完全無欠の人間など居ない。
が、欠点や否含めて、その人間の全て。
どう生き、何を残してきたか。
同じように、完全無欠の映画も無い。
チープさやベタも含めてその作品の面白味。
本作など、まさにそう!
前後編の2部作。
7つの裁判が2部作に渡って描かれ、前編は窮地に!…と思いきや、
後編は前編ラストに登場した謎の神、3使者の過去が明かされるとか。
韓国版「大霊界」
原作未読、ほとんど事前情報を入れずに鑑賞。 映画冒頭で死んだ主人公が、冥界の使者に付き添われて地獄で裁判を受けるというストーリー。 最初は超いい人と思われた主人公だったが、物語が進むうち過去のある事件が明らかになり――という内容なんだけど、そこに韓国社会が抱える問題も入れつつ、最終的には家族の物語に落とし込む脚本の上手さが光る一方で、飲み込みにくい部分も多々あり。 その辺はマンガの実写化ゆへの難しさもあったのかも。 とりあえず、続編も観てみようとは思う。
見直してもなおいい
飛行機のなかでとばしてみたので、続編を見る前にもう一度DVDでみる。漫画っぽいよさと、物凄く深刻な中身がうまくあわさって、全く違和感のないいい話だった。それに、出てくる人がなんて素敵なのか。声もいいし、スタイルもいいし、女性も可愛らしいけど嫌みがなくて、韓国の映画は悪いところが見当たらない!
冥界めんどっちい、、、。
Bacchus(別レビュアー)師匠のタイトルの意味理解出来ましたw 吹き替え鑑賞。 ビル火災事故にて子供を救う為事故死したジャホンが、死人徳最高ランク「貴人」として死後の世界で体験するお話。 見え見えだけど派手なCGと過去フレッシュジャンプ(廃刊)で掲載されていた「死神くん」を彷彿とさせる死神トリオ(映画では「使者」)で序盤空いた口が塞がらない、、、。 死んだ後、7つの裁きを受ける訳ですが、死後直後「貴人ランク受けといて何故また裁かれるの?」と不思議で不思議でたまりません。💦 こんな裁判オールクリアならば、人間に生まれ変われる条件なんて安すぎないかい?神や仏だろう。 1000年で49人の生まれ変わりに成功すると使者達も生まれ変われるらしく、主人公の裁判手助けします。 語られる死後の情報(冥界設定、使者情報、主人公弟側職場情報)が豊富すぎて、(再確認の為)映像を巻き戻しするのもしばしば。 設定とバタバタアクションが多い&ジャホンの性格良すぎだけにちょっと間口が狭いですが、面白いです。 (2時間ちょっとの映画にはチトきつい。詰め込みすぎ。ドラマ枠の方がいいな💦) 冥界巡りしたい方はどうぞ。 ハマる人にはハマるんやろうなw 一方的な裁判、少しは相手の心汲み取れよww 私は別に人間に戻らなくていいですwww (二章へ続く)
儒教思想を基盤にした韓国冥界ファンタジー大作
序盤から心を鷲掴みにされる。母を想いながら、消防士として人を多数救助してきたジャホンは命を落とし、冥界へ。 彼をサポートする三人の冥界の使者のキャラクター設定も秀逸で7つの地獄の関門を突破していく過程が、ジャホンの生前の行いを反映させながら、重層的に描き出される。 VFXが多用されているが、2時間20分があっという間であった。 韓国映画の実力を見せつけられた大作。
観客の感情をきっちりコントロール
「韓国も仏教なんだ」って驚いたのね。七日ごとに七つの裁判があって四十九日ってのも日本と同じ。日本の仏教は韓国から伝わったから当たり前といえば当たり前なんだけど。
冒頭で主人公が英雄的な死に方をして、そこに使者が現れ「私たち三人で、冥界の裁判であなたを弁護します」ってなるのね。七つの裁判すべてで無罪なら生まれ変われるらしい。使者はこの千年で47人を生まれ変わらせていて、49人生まれ変わらせたら、使者自身も生まれ変われるらしいの。
「ん? なんでいま47人? 主人公を生まれ変わらせたら使者も生まれ変われるって設定が普通でしょ」と思うよね。まあ、第二章があるからなんだけど。
それで裁判を通じて主人公がどんな人か解ってくのね。「なにー! それは許せん」「あ、そういうことか、それは許せる。しかも感動した」ってのが繰り返されて、無罪になってくんだけど。ここの作りは練られてる。
途中で弟が怨霊になって「なんだかな、この展開」と思うんだけど、第二章へのフリね。
閻魔大王がさばく最後の裁判では「さすがに、それはアカンやろ」って起訴内容なんだけど、子を想う母の気持ちでもってきたね。「現世で許された罪は……」ってルール設定も絶妙。
主人公は生まれ変わってメデタシ、メデタシとなったところで「次は弟だ」と第二章へ。
予想より面白くて、予想より泣けた
予想より面白くて、予想より泣けた 笑えるんだけど、ラストあたりは怒涛の泣きタイムでした ジャホンがどうしても、もう一度だけ母に会いたかった理由、そこまでの出来事、それらが全て明らかになった時、それぞれがそれぞれを想う気持ちがあふれていて、けれど明日はもうこないと分かっていて、涙が止まらなかった しかも、そのタイミングで起きる出来事が、さらに泣かせる あえて言葉にしなかったこと、あえてついた嘘、一見、罪に見える出来事 でも、表面だけでは、主観だけでは、分からないこと それを罪と呼ぶのか? 字幕はよく見かける有名なプロの方なんだけど、カンニムが下界に行く時の字幕が、ちょっと実際の会話と違和感ありました 違う訳の方が面白さがより伝わるのに…ド素人ですが
うーん
見終わった直後は良かったなーって思ったんですけど、、、。 ヘウォンメクがジャホンに口を滑らすシーン、あそこだけヘウォンメク短気すぎない?他ではお調子者ってだけでそんな描写なかった気が、、、あと、リフトほぼ壊れてたけどあれでどうやって次の裁判会場に着いたんだ? あと、これは全体の構成に気になったことで、カンニムが現世に介入しすぎなこととかの物語上の矛盾や謎を次回作に丸投げしすぎじゃないですか?それがあまりにも多いから、次回作で全部スッキリするんだろう!って思えませんでした、、、。 ただラストはちゃんと号泣できました。
第二章で救われるのか??
皆さんのレビューを読んで面白そうだな〜と思って鑑賞しました。 笑えて、興奮して最後は泣けるアクション超大作。 最初はかなりのコメディータッチでなかなかに楽しい! 危険な任務中に死んでしまった消防士。 そこにやってくる冥界からの使者が、 死ぬと言う大変な事態なのに、まるで 「あなたは何万人目のお客様ですよ〜超ラッキー!」 みたいな軽いノリ!!!(笑) 冥界の各裁判システムも工夫があって観てて楽しい。 何と言っても冥界の使者の ハ・ジョンウとチュ・ジフンの二人の 「マトリックス」を彷彿とさせるロングコート姿が めっちゃかっこいい!! ハ・ジョンウなんて「お嬢さん」の時の 超腹黒の悪人とはえらい違い!! で、その上、この冥界の使者の超能力が半端なくて まるで1人Xメン状態〜〜 ビュンビュン瞬間移動するわ、 バサっと腕を振ると大きな武器が出現するわ、 時間も遡れば、透明人間や本物の人間にも化けられる〜〜。 途中で、ちょっと長いかな〜と思うところも 有るには有るけれど、そんなに苦痛じゃ無い程に 中身の詰まった作品でした。 で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては 韓国映画でよく観るイヤ〜〜な感じで超痛そうな描写はほぼ無し! だから安心して観てください!私コレが苦手なの〜。 最後の方で家族物らしく結構な泣かせどころがあって 隣の席の人はグスグス泣いておられましたが 私はどうも最近、真面目に頑張ってても 個人ではどうしようもない事は 国家や社会システムのせいだ!と思えてしまって そこがらみではだんだん泣けなくなっているのです。 ただ、この映画、第2章の予告編が漏れなく付いてるようで それを観ると、Xメン並みに大活躍した冥界の使者たちにも なにやら訳ありで〜 もしかしたら、第2章では 冥界の使者たちに泣かさせるのか〜〜?? ちょっと観てみたいかも〜〜 @もう一度観るなら? 「映画館で観るためにかなりのスペクタクル感が満載!!っす」 2019/10/03 追記 ライムスター宇多丸さんの「アフター6ジャンクション」で 紹介されたのでもっと話題になるかも!? リバイバル上映希望!!
地獄のてきとー裁判
『猟奇的な彼女』(01)や『永遠の片想い』(03)で活躍していたチャ・テヒョン。最近では『もっと猟奇的な彼女』(16)にも出演していたが、顔が全然変わらない若さなのでビックリ。CGかと思ったよ。それに韓国オールスター映画じゃないかと思うほど、見たことある俳優さんばかり。中でもお気に入りなのは判官役のオ・ダルスでしたが・・・ 地獄の世界観・宗教観は日本人でもお馴染みなので、非常にわかりやすい。殺人、怠惰、ウソ、不義、裏切り、暴力、天倫と7つの裁判長がいて、天倫の閻魔大王が最終的な権限を持っているようだ。最近では『TOO YOUNG TO DIE』(16)なんてのが地獄に堕ちてからの設定だったけど、やっぱりテーマは転生できるかどうか、これはもう全世界共通とも言えるかもしれません。 地獄めぐりツアーが始まっても、どことなく浮かない表情のジャホン。彼は15年前に家を飛び出し、ろう者の母親に会ってなかったので最後に母親に会いたい一心だったため、生きることにも失望しているかのようだった。さらに、彼の唯一の弟スホン(キム・ドンウク)も死んでしまい、怨霊となってツアーも先行き不安となってくる。 泣ける作品だと期待していたのですが、理不尽な死や軍の隠蔽体質などによって、涙よりも怒りのほうが勝ってしまいました。こいつら生かしておいていいの?などと、復讐心に燃えるものだと思っていたのに、予想外な展開を見せてくれました。カンニムの王朝時代のフラッシュバックだとか、生前の記憶がないヘウォンメクとドクチュンなど、さらに新たに登場する守護神?とか、第二章が待ちきれなくなりました。というか、記憶力がないので早く観たいです!
感動もちゃんとある
ただのアクションファンタジーかと思ったら、見事に人間ドラマや家族愛、感動が盛り込まれてて、素晴らしかった。 ポスターのイメージをいい意味で裏切って、人間ぽさがあったし、このエンターテイメント性はさすが韓国映画。
家族に尽くす兄がそうする理由
死んだ人間は地獄で裁判を受けるというのは日本の死後と通じる所もあり、ふむふむと見始めたんですけど、3人のお供が付いてくるというのは意外で面白いです。しかもこの3人が、可愛い、カッコいい、強いとキャラが立ってる。漫画みたいな構成ですが、実際に原作があるんですかね?ロングコートの裾が翻る衣装はすごく良いと思います。主人公が並外れた良い人で、最初は全然感情移入出来ないんですか、なぜ、そんな人生を選んだかが分かる最後の二つの裁判は泣けました。追い詰められて犯さざるを得なかった罪を償うために、人生の最後まで奉仕し続けるなんて。かわいそうで、かわいそうで。しかもそのまま許される事も無く死んでしまうなんて。転生を許されるような高潔な魂の持ち主でも、孤独なままなんてなーと思ったら、最後に母と弟に許されて旅立て良かった。最後は感動でずっと泣いてました。続編は一度は悪霊になった弟の裁判の話のようなので、こちらも楽しみです。
2019-56
韓国、やりよったな。 おもしろい!こんなアイデアを思いつく原作者の方もすごいし、これを映画化しちゃうのもすごい。 CGもいいし、日本負けてらんないよ。 ジャンルは、ダークファンタジーアドベンチャーアクションコメディドラマ? 要は盛りだくさんなんですよ。 死ぬと3人の特殊能力がある弁護士(簡単に言えば)が味方について、生き返るためには7つの裁判をすべて無罪にしなければならない。 RPGが好きな方には、ダンジョンクリアしていく感覚が楽しいかも。 ちょっと中だるみも感じましたが、かと言って裁判の様子を端折られると大人の事情を感じてしまうし、一つ一つの裁判を描いていて良かったと思います。 明らかにお金掛けてるんだけど、たまに感じるおもちゃなCGが逆に好印象。作品の雰囲気に合ってました。 通常時なら、弟とお母さんのシーン、あれは号泣ですね。 私は『泣くな赤鬼』で体中の水分、目から出してしまったようで😭 韓国映画の好きなところは、特に家族愛についてこれでもかってくらい心を突いてくるところ。 もう第2作の予告編で出てるので言いますけど、第2作は弟編。 かつ意味有りげな過去を持つリーダー・義丹(そっくり)と、過去の記憶がない二人も何か明かされるのかな? スホン화이팅입니다!! ※この作品でレビュー444本目。ジワる。
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