「切ないね」ある女流作家の罪と罰 Franciceさんの映画レビュー(感想・評価)
切ないね
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以前はベストセラー作家だったが、いまでは落ちぶれてしまい、有名人の手紙を偽造して高値で売る犯罪者になってしまう。
途中、犯罪者ではあるが善の気持ちまではなくしていなく、また手紙を偽造する事にはプロ意識があり、なんだか憎めない部分もある。
その微妙な具合を、見事に演じきっているメリッサマッカーシーが素晴らしい。
デンジャラスバディやゴーストバスターズでももちろん素晴らしいですが、今回の演技は特に素晴らしいです!
リチャードEグラントもその演技に華を添えるように名演でした。
裁判官の前で自分の気持ちを曝け出すメリッサマッカーシーが切ないんです。
自分が最高の仕事をしてると思っていたけど、それは自分の悪いところにはフォーカスせず、自分と向き直った時には、自分が作家ではないと認識してしまう。
それを人前で話すことがどれだけの事なんでしょう。
切ないですね。
映画の終わり方も良かったです。
メリッサマッカーシーの他の出演作品ももっと見てみたくなりました。
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