「後半の展開がなきゃ、星1.5だった」カニバ パリ人肉事件38年目の真実 マエダさんの映画レビュー(感想・評価)
後半の展開がなきゃ、星1.5だった
基本カメラがずっとズームで佐川を写している。
しかも、フォーカスをあえて合わさずにぼやかしているので、途中人間の顔が抽象画のように見えてくる。
佐川は病気で途切れ途切れにしか喋れない、一行話すのに1.2分かかるレベル。
過去の資料に比べると、思ったより反省しているようにも感じられるのだが、彼の言葉から得られる情報量にはあまり期待できない。
前半はそのような長回しが延々と続くので、正直寝てしまった。
後半の弟さんの告白はなかなか衝撃映像。
資料としても価値があるのではないか。
よくぞ言ってくれた、という感じ。
最後はかつて共演した女優との邂逅で終わり。
正直、後半のための映画。
1時間で収められる。
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