ドラゴンクエスト ユア・ストーリーのレビュー・感想・評価
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監督が破壊神だった
まずは自己紹介。私バリバリのフローラ派です笑
とはいえ自分の意にそわぬ展開だからの低評価ではございません。
途中までは楽しかった。だいぶ端折ってはありましたが別にいいです。それよりドラクエの世界をみられたのが嬉しかった。フローラは可愛いしビアンカも美人さん。映像も綺麗だし音楽も最高だった。
だがラストがダメ。コンピュータウィルスとかどうでもいい。楽しんでいたドラクエ世界のリアルが誰かのプレイ動画だった。こんなの納得できないでしょう。
まるでヒーローショーの楽屋裏を見せられた気分です。
信じていた世界がリアルではなかった。既に使い古された設定。しかも従来のファンが1番嫌がる展開だとわかっていたはず。なぜそれをやったのか泣
たぶん監督はファンが1番嫌がることをしたのでしょう。ドラクエは好きだけどそれに群がるファンが嫌い!!まるでコンピュータウィルス製作者と一緒です。
最後はもっともらしいセリフで終わりましたけど言い訳にしか聞こえません。これはユア・ストーリーではなくヒズ・ストーリーです。
口汚いことばかり書きましたが本当は監督の言わんとすることもわかる気がするのです。ですが!!そういうのは御自身のオリジナル作品でやってください泣
追記
STAND BY MEドラえもんを観て激怒していた友人の言葉をなぜか思い出しました。エンドロールがドラえもん達のNG集だったらしく『まるでドラえもん達が演技していたみたいじゃない!!』と言うのです。
なんか引っかかって調べてみたらドンピシャ!同じ監督でした。たぶんそういうのが好きな人なんでしょうね
心の中で悲鳴と絶叫
いてもたってもいられず初レビューします。
初日に鑑賞し、終盤までは本当に楽しめた。美しい映像と音楽。やっぱり映画館で観て良かったと心底思った。あの終盤までは。。
監督のエゴ満載、「こんなラスト思い付いちゃった」的なノリで原作未プレイの思い入れゼロの監督がこねくり回した最悪の結末。
原作ファンへのリスペクトも愛もない。そもそもゲームファンを遠く、上から目線で見下ろしてる。
「あのドラクエを映像化」っていう触れ込みでしたよね。でもあの結末なら、どうしてドラクエでやる必要がある?あのラストを観て誰がこれから純粋に幸せな気持ちでゲームができる?
本当に監督、オファー断ってほしかった。映像と音楽は美しいのに、あの結末かと思うともう二度と映画館で見られない。
涙が出ます。
興醒め甚だしい
たぶん、ふつうにやっても儲からないから、って判断なのだろう。日和ってああいうユアストーリーにしたんだろう。その判断への監督の抵抗がとても素晴らしくて、キャラクターが生き生きしていて、絵が生きていて、とにかく全てが生きていて、それなのに、それなのにあのユアストーリーで、そのコントラストがあまりにもすごくて、強烈で、とんでもなく反発的で、だからこそこんなにも凄い駄作ができたのだと思う。
もう心が痛くてパンフレットが見れません。
悲しい!ドラクエという名前で客寄せしないで!
半年前から楽しみにしていたんです。スマートフォン版DQ5で予習もしてました。ですが、この終わり方は辛いな。最後までドラクエの世界に浸りたかったです。この結末を書きたかったのならば、ドラクエという名前で客寄せしないで欲しいです。
ドラクエ5をやっていない人には感情移入できないだろうなと思うくらい話の展開は早くて、つまりドラクエ5プレイ経験のある人をメインターゲットに据えているとしか思えないのですが、そういう人に対して、こんな結末を見せるなんて、、、と、悲しくなりました。
ドラクエ5以外の作品の音楽もあって、音楽は懐かしかったのですが。。。
いつか、今度は鳥山明の絵で、最後まで世界観に浸れるドラクエ映画版を観たいです。
構成に問題があると思います
わたしはコアなドラクエファンではないので、原作に忠実かどうか等の観点では語れないのですが、それ以前に映画の構成として欠陥があるように思いました。
特に印象に残った点は二つです。
・ラストシーン以降、感情移入できない
わたしはドラクエのファンというわけでもなく、原作のストーリーもよくわかっていないので、原作に忠実じゃないところにも気が付くことなく、例のラストシーンまでは普通に楽しめました。
が、あのラストシーン以降、今まで感情移入できていたキャラクターたちに全く感情移入できなくなるし、今まで積み上げてきた悲しさくやしさが、まったく解放されないまま映画が終わっていきます。
原作に忠実云々ということ以前に、単純に映画の構成として欠陥があるように思いました。「ユアストーリーだからありだよね」という話ではなく、ストーリーに構造的な不備があると思います。
(わたしは父さんの仇である黒幕をちゃんと倒したかった)
・「大人になれ」に対するフォローがない
表現が適切か分からないけど、子供のころから慣れ親しんだものって、自分にとっての故郷というか、自分を構成する一部というか、自分の核の部分だと思っていて、大人とか子供とか、ゲームから大切なものを学んだ(たしか映画の中で主人公が言っていた)とかいう次元のものじゃないと思っています。
「大人になれ」と言われて観客たちの中に生まれた負の感情に対して、映画の作り手側は、我々にとってのドラクエってこういう位置づけのもので、大人とか子供とかいう次元の話じゃないんだよ、ということを強く表現して、観客たちの負の感情を救う流れにしないと、映画の構成としてダメだと思うのですが、救う表現が弱い。
そのため、観た人は自分の核の部分を傷つけられたままになってしまったんではないかと思いました。
自分たちにとってドラクエをやることの意味、かけがえのなさを観客と共有するための演出だったんだろうけど、表現が拙すぎて、伝わらないどころか、ドラクエファンの方たちを傷つけてしまうという、新しい形の暴力を見た思いです。
また、数十分かけて積み上げてきたものを最後の最後のたった数分で台無しにできるんだというか、そんな少ない手数で今まで数十分面白かった映画を全て無に帰すことができるんだという、逆の感動がありました。
初レビューよかったことと悪かったこと
初レビューです
よかったこと
ピーク時に涙出るほど感情は揺さぶられた
ビアンカ、フローラかわいい
音楽いいね
悪かったこと
ラスト?まじか、まあいいけど、人によってはかなり否定派出るだろうな感。ほかコメみて、やはりか。となる
映画製作の手法はしらんけど、顧客ニーズよりプロダクトアウトした感じかな。ドラクエでやる必要はなかった気は確かにします。
ちなみにやはり涙がでたのは、ビアンカ、フローラの花嫁選択シーンです。両方が可愛すぎて可愛すぎて感情移入してしまった。
最後はモヤモヤ。他のコメントの気持ちはわかります。満員御礼でラストは拍手か!と思われたその時!一同シーンと静寂、え、まじ?となる。
以上です
個人的には100点
酷評ばっかりですが、自分としてはトイストーリー3以来の感動をもらいました。ドラクエナンバーリングは全部プレイ、今回の映画前情報はほぼゼロで観に行きました。ビアンカかわいい、オープニング音楽二回目に使われるところ鳥肌、酷評のラストもはじめは映像同様あたま真っ白でしたが、走馬灯ででてくるシーンは自分にも重なって号泣でした。色んな伏線回収も素晴らしい。こりゃいいもの見せてもらったと、帰ってネットでみんなの感想みると、そんなに評価低いんかとガックリ。自分のセンスズレてるのかもしれませんが、世の中で最もこの映画を評価している1人ですわ。
社会との対決
予告編のバギクロスに惹かれて見に行きました。ドラクエⅤはビアンカ⇨フローラ⇨ビアンカで、三周くらいクリアしています。
賛否巻き起こしておりますが、個人的には良かったと思います。
(ちょっと軽い言葉遣いとドラクエの世界観とで、ややミスマッチ感がありましたが……)
以下、大変に個人的な感想なのであしからず。
大方の感想は他の方の感想にもありますが、端折りつつも映像と音楽で見応えのある作品になっています。
サラボナでの結婚のエピソードもブォーンを絡めてうまく再構築されていて感心しました。
ルドマンも割と怒ったりして、人間味のあるキャラになっているように思いました。
(昔からこのおじさん、聖人過ぎるだろ……と思っていたので)
それで、賛否を巻き起こしているラストのミルドラース(ウイルス)についてですが、僕にはアレが社会そのもののように感じられました。
ウイルスは自らの存在について
「とある天才の気まぐれで作り出された。特に理由もなく、彼はウイルスをばら撒いた」と言及していました。
最初、その言葉を聞いた時……それはもう冷めました。おい、何してくれてんだよ……と。
しかし、ここまで追ってきたので、途中出場する訳にもいかず……最後まで見守ることにします。
すると、彼は言い放ちました。
「いい加減、大人になれよ」と。
主人公はその言葉に抗い、この世界はもう一つの現実だと主張します。
「こいつらは確かに生きているんだ」と。
そして、それに対するウイルスの反応は「馬鹿馬鹿しい」というもの。
ふと、その時に僕にはこのウイルスが「社会」そのものであるように感じられました。
特に理由もなく、気まぐれに他人の人生に茶々を入れる、周囲の人間達と重なって見えたのです。
「いい加減、大人になれよ」
これは、社会から発せられる抑圧のメッセージ……それを打ち破る主人公は、自分にとって間違いなく勇者でした。
そして、映画の最後はfinでは無く、こう締めくくられていました。
「あなたの物語は続く……」
周囲に負けず、自分の人生を生きろ。
そんなメッセージを受け取った気分でした。
最後に……これはあくまでもかなり個人的な感想です。
ひょっとすると、真っ当に……真っ直ぐに生きている人の心には響かないのかもしれません。
映画単体で見れば、この作品はハッキリ言って褒められた作りでは無いでしょう。
しかし、この映画は各個人が見て、どう感じるか……それがYOUR STORYのテーマなのです。
ですので、批判も正解。
(もちろん、ウイルスにやるせなさを感じるという意見も分かります)
それぞれが感じたことこそが全て……そんな映画だと思いました。
ラスト10分前まではよかったが、、、
最後がだめ。
あなたの物語ってテーマなら、この展開が一番ダメ。
物語を楽しんでいる人間を現実に引き戻す、制作側の押し付けでしかないラスト。
本当にガッカリした。星0.5すらつけたくない。
ファンサービスと言ってる方がいましたが、ファンにとっては最後の展開は侮辱でしかないです。
これが監督の狙いならば、大喜びでしょうね。
この監督の映画は二度と見ません。
面白かったです!
っていうやつなんなんだ??正直に言います。わたしは友人3人で見に行きましたが、3人共こんなに面白くない映画と感じたのは初めてでしたね。(1人未プレイ)ドラクエ5を懐かしみ見に行くなら幻滅します。これから見に行く方は全く別のものだということを頭に入れて置いてください。がっかりされる前に言います。今回双子ではなく、男の子(レックス)のみの出演。原作を好きな方は最後の最後に謎のウィルス(笑)に幻滅します。【その描写を描くなら、ビアンカとの幼少時代についてを触れてくれ】と切に願いたかった。ほんとにゴミ映画。金の無駄。この監督のはまじで見に行かねぇわ
ドラクエ5を映画サイズに広げた
山崎監督ならではの泣き所満載、また笑える所や、ゲマの恐ろしさなど、とても面白くリメイクされています。ラストシーン意外な展開に劇場の人全員が驚かされます。
評価の難しい作品
公開初日に鑑賞しました。
もし、これを学生時代のドラクエ漬けだったときに見ていたら、監督をぶん殴ってます。
こちらで★1を付けている方の気持ちも分かります。
私もFC世代で、ドラクエと共に育ってきました。
中でもドラクエ5は、中学生のとき誕生日に買ってもらった宝物の作品です。小説、CDシアター、4コマ劇場などゲームから派生した物語にも夢中になりました。
ビアンカに恋しましたし、モンスターや仲間たちもあのとき確かに存在していました。
それを作り話に夢中になってないで大人になれ、などと言われたら、胸を引き裂かれる思いでしょう。
ただ、一方で、リアルに大人になり、結婚し、自分も家族ができました。
劇中で息子が産まれたシーンや、パパス、マーサの子を思う気持ちなど、親目線で見て感動する部分も多かったですし、たとえ虚構でも思い出はホンモノだというメッセージも伝わりました。
問題は、伝え方の卑怯さなのかと思います。始めから『体験型ドラクエ』の話なんですよ、と。そういう映画なんですよ、と言っておけよと。
あんな宣伝の仕方…ドラクエ5の映画化!なんて、楽しみにしていた人にとって、完全にだまし討ちじゃないか。
どんでん返しのつもりか知りませんが、最悪のタイミングのネタばらし。この陳腐さはなんだと。
あるいは、そこで一気に冷めて(覚めて)、全て作りものだと見せつけて、それでも、僕達はドラクエが大好きで大好きで仕方ないんだと観客に叫ばせたいのか。監督の自己満足な展開に付き合ってられんわ!
…でも、リュカを演じる青年が、誕生日にドラクエ5をもらって大喜びする場面、夢中でゲームをする場面は、やっぱり涙せずにおれなかったのです。
今や現実の方もなかなかに波乱万丈で、学生時代に比べたらゲームの比重も相当変わってしまいましたが、あの日ゲームで冒険した思い出はいつまでも色褪せません。
この映画を見て、やっぱりドラクエが大好きで、ドラクエと出会えた人生で良かったと思えたんです。
満点の映画ではないです。
人を選ぶ、難儀な結末です。でも、私は好きです。
ほかの方のレビューにもありましたが、自分でどう捉えるかですね。
因みに映像、声優は個人的に大満足です。
映画作品として観に行くなら絶対におススメしません
以下、私個人が感じた点を殴り書きしており長文な為、
お時間の無い方やご興味の無い方はタイトルをご覧ください。
これがすべてを物語っていますので頭の隅にでも置いて頂き、回れ右して下さい。
私は普段こういうレビューサイトは観る専だったのですが
怒りのあまり書かずにはいられないと思い今回初めてレビューさせて頂きました。
初めに前提として、私は全てのナンバリングタイトルをプレイしている訳ではありませんが
ドラクエシリーズは大好きです。Ⅴもプレイ済みです。
映画に関しては邦画はほぼ観ませんが、月に平均4~5回シアターに足を運ぶ程度には好きです。
その上でレビューさせて頂きます。
●映像
ビジュアル面はよいと思いました。キャラデザについてもゲマの表情とかいい感じの狂気感が出てて素晴らしいと感じました。
特に不評が多かったビアンカとフローラの二人ですが、私は悪くないと思いました。
ビアンカの髪のボサボサした感じとか結構好きです。この辺は好みの問題ですかね。
映像の全体的な感想としては所々まだ甘いかなと思いました。
人物や魔物たちのモーションが固かったり、ライティング、演出面等もう少し頑張って貰いたかったかなと感じました。
予算少なかったのかな。
●キャスト
相変わらずプロの声優さんを採用しないその威勢にはいい加減慣れてしまったのであまり言う事はありません。
強いて言うのであれば唯一本業の方で、声優界のレジェンドでもある山寺宏一さんのキャスティングですかね。
スラりんほとんどしゃべってませんでしたね。
こういうのを声優の無駄遣いと言うのではないのでしょうか。なんか腹立たしいです。
・・・あ、ゲマ役の吉田鋼太郎さんの演技は素晴らしいと思いました。
●音楽
既存曲の使いまわしがほとんどでしたね。しまいにはV以外の曲も流される始末。
ドラクエの音楽は大好きではありますが、折角の劇場作品なら
もう少しオリジナルにアレンジしたものを用意してもよかったのではないでしょうか。場面毎に音調を変えるとか。
所々場面に音楽がマッチしていない箇所が目立って変な笑いが出てしまいました。
予算少なかったのかな。
●脚本
さて、今回私が不快だと感じたほとんどの要因である脚本に関してです。
開幕は見覚えのあるゲーム画面から始まりました。
ドラクエファンはこういうのが嬉しいんでしょと言わんばかりのスタートを感じさせられました。
嬉しいんですかね?少なくとも私はこういうのあまり好きではありません。
イマイチ内容が頭に入ってきませんし、初見さんは戸惑うのではないでしょうか。
展開は少々違和感を感じる程度に早いです。
ゲレゲレとの再会場面など少々雑に思えてしまいましたがここは尺の問題等で仕方ないとは思います。
終盤辺りまで「東宝のアニメ映画じゃこんなもんなのかなぁ」くらいの心情で鑑賞してました。
期待通りであるかと言われればウソになりますが、よい所もあったし
大好きなドラクエのキャラ達がCGで動いている所を見られただけでも感動ものだったので
捨てたもんじゃないなくらいの作品になるはずでした。
・・・そう、ラストを迎えるまでは。
ミルドラースの例のセリフで一気に冷めてしまいました。
多少なりドラクエの世界に浸れていたのに現実に引き戻されました。
たったこのワンシーンですべてが台無しになりました。
・・・監督はこの作品で何がしたかったんです?
全く意図が読み取れません。
意外性を出したかったのかわかりませんが
エンターテインメント作品を提供する人間として
作中で客を現実に目覚めさせる(あるいは夢を壊す)行為は絶対にしてはならないと私は思います。
ましてや大好きなドラクエの初映画でこんな事して欲しくなかったです。
鑑賞している方々を侮辱していると思われても仕方ないと思います。
脚本に対してここまで怒りを覚えたのは初めてですよ。
●最後に-まとめ
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
正直レビュー書いてて自分でも悲しくなってきました。
高評価の方も何名かいらっしゃるようなので
あくまで私個人の意見として見て頂ければと思います。
本来なら星すら付けたくない所ですが
この一つ星はキャラデザ担当の方々と
ゲマの素晴らしい演技を演じて下さった吉田鋼太郎さんに。
もう一度言いますが、私は多くの作品を観てきましたが
映画でこんな不快な気持ちになったのは生まれて初めてです。
この作品を他人には恥ずかしくて勧めたくはありません。
多分私はもう東宝作品の映画は観ませんが
作品に関わった責任者の方々には今回のを教訓に
今後いい作品を制作して頂けることを願います。
100点満点で0点どころかマイナス100000点
原作ゲームは25年以上前からリスペクトし続ける作品でリメイクも含め子供ながらに何回もプレイした名作です。公開初日に見に行きました。
※あまりに衝撃的すぎて、心が落ち着くまでの時間をとって書いています。
・あと戻りのできない喪失感。
・いや、これをドラクエ5でやっちゃダメでしょ。
・何のために制作されたのか全く理解できない作品。
・全ドラクエを愛する人の顔面にクソを塗りたくるために制作された作品? (映画にもそういうシーンがありましたね。まさか視聴者に対する伏線とか言わないですよね?)
・全ドラクエを愛する人の向けた宣戦布告。
・制作者は絶対サイコパス。
・はじめて映画を見ながら本気で「だめだこれは夢であってくれ」と思った作品。
・0点どころかマイナス100000点。
・原作ファンなら精神に多少の異常をきたしそうなレベルのトラウマ感。
・映像と音楽だけは良かった。
・令和史上最大最悪の映画に初年度で出会ってしまった感。
ゲームファンとして悲しさしか残らない
DQの原作のストーリーをかなり忠実に再現し、映像も素晴らしかっただけに、あのラストに愕然としました。
ドン引きし、ストーリーから頭が離れてしまい、置いてきぼりにされた観客たちがただ茫然と映画館のシートに座っている光景が目に入るだけ。
ほぼ夢オチ。そんな演出は画期的でも目から鱗でも何でもないです。ファンタジーと現実を繋げて風穴をブチあけたつもりなら、その穴はRPGというファンタジーを愛する人たちの心の奥底にある大切な感情まで貫通させてしまいました。
夢オチ的な演出は失望の代表です。誰かを傷つける落ちを考えた監督は本当に優しさがないなという想いしか残りませんでした。二度と見ません。
これは酷い。
ラストのくだりで「作り物の世界」と認識させられてからは、何の共感もない作品となりました。
リピーターはいないでしょうね。
問題箇所をカットして、ゲマ倒す→エンディングで公開した方が単純でいいと思います。
この手の映画にひねりはいりません。
なぜ全力を出さないのか
僕自身、小学校低学年の頃に始めてドラクエⅤをプレイし、感激し、夢中になっていたのを覚えています。
その頃はレベル上げの重要性に気付けず、最後のダンジョンには辿り着いたものの、ミルドラースがどうしても倒せなくて。
高校生になってリメイクが発売され、改めてプレイした時にクリア出来た感動は今でも覚えています。
そして今回、この映画が公開されると知ったときは、楽しみで仕方ありませんでした。
その日から今や遅しと公開日を待ち続け今日、童心にかえったつもりで鑑賞に望みました。
結論から書いてしまうと、どうしてこんな中途半端なものが世に出てしまうのか疑問でした。
まず、終盤を除く、まだ『ドラクエⅤ』を描いていたシーンについて。
大人の事情で俳優さんや芸人さんを起用しなければいけないのだろうけれど、ドラクエヒーローズで、ビアンカは井上麻里奈さん、フローラは花澤香菜さんのイメージが付いてしまっているので、既に声が付いているキャラクターに関しては、それを尊重して欲しかった。
後は、マリアと脱出の件が無い、ビアンカのリボンの件が無い、娘がいない、など様々改変された部分はあるが、問題は最後のシーンだ。
主人公が、あくまでドラクエというゲームをプレイする1人のプレイヤーだったと解り、ゲーム世界を破壊しようとするウイルスが『大人になれ』と彼を嗜める場面。
恐らく、「大人になること」や「大人になって背負わされる常識」を共通の敵として据え、それを主人公が払拭したシーンにカタルシスの解放を感じて貰おうという意図なんだと思うが、あんな中途半端な演出では視聴者に『公式からゲームを卒業しろと言われてしまった』という印象を持たれてしまうのも仕方がない。
そもそも、上映中に視聴者に現実世界と向き合うことを強要するような展開を描きたかったのであれば、ドラクエⅤを題材にするべきではなかった。
嫁にも子供にも恵まれる疑似体験からいきなり現実に戻されるのは、喪失感が大きすぎる。
姫を救って魔王を倒すだけのⅠでよかった。
あるいは安直だが、エンディングを迎えて現実世界に戻ってきて、達成感と喪失感を抱いた主人公が、現実世界でビアンカ似の運命の人と出逢う等、現実世界に希望を見出せる終わり方を用意しないと、物語にどっぷり浸っている上映中に、現実世界を受け止める意識を視聴者に持たせるのは難しいだろう。
少し挙げるだけでもこれだけ指摘が出てきてしまう今作品。
諸先生方が全力で知恵を絞って生み出したものとは到底思えない。
ドラクエⅤという素晴らしい原作を使用したからには、そしてその唯一の映画化の機会を消費してしまったからには、全力をもってこの作品を名作へと昇華させて欲しかった。
それが、残念でならない。
声のアンマッチとストーリーの継ぎ接ぎが気になった
<キャラクター>
・キャラクターと声がマッチしていない
有名な俳優陣が声を吹き込んでいるが、自分の中のイメージと全然マッチしていないと感じた。パパス、ヘンリー、アルス、サンチョと主要人物で際立った。
・フローラとビアンカが可愛かった
流石にドラクエVといえば花嫁というコトもあり、デザインやしぐさが可愛かった。二人の声は良かった。
・ゲマが気持ち悪すぎ
ゲマの眼とあごが気持ち悪かった。
・ルドマン奇人すぎ
ルドマンがモンスター側に居てもおかしくないほど気持ち悪かった。
<戦闘シーン>
・ブオーンの戦闘は見もの
・バギクロスの使い方に注目
<設定>
・双子設定
女の子供はノイズカットされてしって残念。
・魔物使い設定
魔物が仲間になる設定をもうちょっと出してくれてもよいと思った。
・スラリン
懐かしかった。妖精の試練での扱いには無理があった。
<ストーリー>
・全体的に物語がつぎはぎ
幼少期の自分と出会う部分など部分的には感動できるシーンはあったものの、全体として物語が薄っぺらく感じた。キャラクターの声がそれに拍車をかけていたきがする。もうちょっと上手く音楽使えなかったのかとちょっと残念。
・メタストーリーは意見が分かれそう。
最後にメタストーリーに落とす意味があまり感じられなかった。
スーパーファミコンのソフトのパッケージや、裏をふーふーするシーンが懐かしかった。
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