ドラゴンクエスト ユア・ストーリーのレビュー・感想・評価
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「そして屍に・・・」
「名前、何にした?オレはプックル!」
「パパス・・・ゲマ!!許さん!!」
「ブルーイーターとレッドイーター超強ぇ~」
「エスターク10ターン以内に倒すと仲間になるみたいだぞ!?」
(これは当時、広まったデマ)
・・・Vが発売された92年、小学生だった私は、毎日が友人たちとのドラクエ談義に盛り上がっていました。
この時のドラクエVに費やした熱量は、体験した世代でないとわかりづらいと思いますが、物凄いものだったのです。
期待をして初日に観に行きましたが、Vが大好きだから、キャラの造形や印象の違い、物語の重要な部分の省略・・・これらに様々な思いはありつつも、寛容してのみ込みました。
しかしラスト間際の展開、「その瞬間」が訪れた時、私はまるで冷たいかがやく息を喰らったかの如く、氷ついてしまいました。
今まで積み上げてきたストーリー及び、鑑賞する私たち観客の思いに対して、それらを全て無にする・・・これがいてつく波動か。
恐るべし大魔王の真の正体は、このような展開にした脚本でありましょう。
Vが大好きな私にとっては、大変残念な作品になり、鑑賞後はただの屍になりました。
いつか勇者が現れて、Vの親子三代に渡る壮大な物語の映像化を見せてもらいたいです。
ドラクエである必要がない
SFC版は世代ではありませんがドラクエ5はPS2版、DS版をプレイしました。
現在11まで発売しているシリーズの中でも1番大好きで思い入れのある作品です。
SNSでもちらほら危なげな雰囲気は感じてはいたものの好きなゲームの映像化とあればたとえ俳優を声優に起用していても、鳥山先生の絵でなくともファンとしては気になるのが当たり前です。内容は想像を絶する程に酷いものでしたが。
こちらの記憶が間違ってるのかと錯覚する程の改変に次ぐ改変、ガバガバな設定。
全てをぶち壊すラスト。
DQ5が好きな人間が幼少時代を全部カットして
プレイするんですかね。
ビアンカと共に過ごした幼少期をカットしておいて「何でも言い合える相手が〜」とかどの口が言うんですか。
個人的に一番許せなかったのが“アレ”が自らを「ミルドラース」と名乗りエンドロールにも「ミルドラース」と記載されていた事です。ただのマネキンじゃねーか。
「ゲーム好きな奴らはこうやってゲームって素晴らしい!ってやれば喜ぶんだろ?」って思考が丸見えです。オタクに媚びるために適当なコスプレする国会議員と同じ思考回路。薄っぺらい。
「山崎貴監督だから」ではなく「DQⅤの映画だから」見に行った人間たちにアレを見せようとする魂胆が到底理解出来ません。
というかドラクエでもFFでもポケモンでもなんだって良かったしドラクエである意味が無い。
監督がああいったメッセージを世に発信したいというのは勿論自由だと思います。しかしそうであれば0からご自分で話を作れば済む話であって他人の褌で相撲を取らせてもらっておいてやる事では無い。
口直しにDQⅤをやり直そうと思います。
「山崎貴」しっかりと名前を覚えておきます。一生忘れません。
もはや違う映画
まず結論から言うとほんとにひどい映画。
良かったところを挙げるとすれば、モンスターやキャラのグラフィックがとてもよかった。あとは戦闘シーンも迫力があって良かったと思うがほんとにこれくらいしか無い。尺の長さ上仕方ないとは思うが省きすぎ。まずお化け退治まで全カットだし、その後の妖精の村もカットされ幼少期が秒で終わるため始めてドラクエ見る人はパパスがすぐ死んじゃって感情移入しづらい。その後もマリアの存在も消され、エルヘブンやグランバニア、天空城や天空の剣以外の装備は存在しないことになってドラクエ5 とは違う作品となっていた。なんか脱獄後ぷさんに助けられるし。後は娘もいなかった事に、、、
後は感動するサンタローズが滅びてるところと終盤でパパスとマーサが会うみたいなシーンも無かったのは悲しかった。
そして本当にクソだったのが最後のカスみたいな実はVRでした落ち。本当に悪い意味で裏切られる結果だった。いっそのこと2部作とか3部作にして原作に忠実に作り直して欲しい。
酷い手抜き
DQ5のストーリーをベースに1本の映画にするということはまず不可能で端折って描いていくことは仕方なく、その点でプレイ経験あることが前提になっていることは諦めていましたし制限がある中よく頑張ったなという感想でしたし、結婚のところはソワソワしたし、ゲマとの最終決戦ではリュカいけーーーー!ってワクワクしました。
だからこそラスボスのくだりが残念でなりません。いきなりウイルスが出てきてこれは仮想現実なんだよ、君も大人になって現実見ようねって…で、主人公がゲームの思い出は確かな現実だ!って…
いやいや知ってるし。わかってるし。今更そんなやりとりされてもポカンです。それをオチに持ってくるのはまぁいいとしてボスを倒して結局エンディングはVRのキャラと平和になってよかったねーこれから幸せな思い出作ろうって…お前たちプログラムやん!すぐ終わりやん!思い出作れないじゃん!
VRオチでもいいです。それならちゃんと主人公は現実でもゲームでの思い出を糧に社会で戦ってる。だからみんな勇者なんだ。これはみんなのストーリーなんだ。ってラストをきちんと描いて欲しかった。面白いオチが思い浮かんだから映画化を引き受けた見たいですけど手抜きが酷すぎて感動も何もない。
とってつけたようなオチを(しかも脚本では禁忌のメタ展開)無理やりつけたのでは面白みもなんともない。
総監督のドラクエの仕事を片手間にやりましたって感じがすごく伝わってきて悲しかった。キャラも声もすごく良かったのに…
手抜き仕事をする表現者に価値はないですね。
ゲームは人生最高作品です
人生最高のゲームだからこそ、色んな危ない情報を見て見ぬ振りしながら、自分の目で観たものを体験したくて、お誘いも断りひとりで観てきました。
大好きで気持ち悪いぐらいに愛が深いからこそ、観終わったあとは愕然として鳥肌が立ってしばらく席を立てませんでした。
ネタバレの感想って普段は書かないけれどもう止められない…。
これ、ドラクエ5の映画じゃないですよね?小さい子とお年寄りに向けたPCウイルスを学ぶ映画ですよね??
ストーリー云々より、あんなに愕然と、公然とレイプされている気持ちになったのは初めてです。
あまりに悲しくて、気持ち悪くて、どうしてこんなこと…って言ってしまうぐらいにショックでした。
八木さんは、もののけ島のナキがあったからとても期待していたのに、あれを作った人がどうしてこれを作れるんだろう。
サマーウォーズに影響されたとしか思えないし、どのユーザー層に向けて作ったのかも分からない。
堀井さんがこれを気に入ってることにももはやショックを受けてしまう。
月並みなことしか言えないし、ひどいところを一個ずつ書くのも辛い。
ただ一言、「これはドラクエじゃない」って、信頼できる人に言ってほしい。ただそれだけ。
観賞後の観客のお通夜感
現在、アラフォー。ドラクエ5は父に買ってもらったスーファミでプレイ。今では一児の父です。
ドラクエの映画化と言うことで見てきましたが、酷かった。映画が始まる前ははしゃいでた親子連れは無言でしたし、映画館真ん中中段の一番見やすい席で見ていた若い男の子は、エンドロールを見ずに席を立っていました。
以下、良いところと悪いところ。
良い点
・俳優が主体の声優陣は頑張っていました。ケンコバのサンチョだけはケンコバでした。
・音楽について、5以外のシリーズからの引用について否定的な意見の人もいますが、個人的には気になりませんでした。
悪い点
・ラスト10分。急に寒く、使い回されたVR落ちに場内全体が白けていました。
・石化され久々にあった我が子にビアンカが「一番かわいい時期見逃しちゃった」という台詞を言うんですが、8年ぶりに我が子に会う親の台詞とは思えない。
個人的には上記2点が最後まで響き、低評価です。今回の監督の映画は2度と見ることはないでしょう。
戦闘はワクワク。ネタバレ留意してますが念の為ネタバレ有枠で。
5は幼少の頃に一度プレイして、エンディング前に飽きてやめたレベルの人間です。
賛否両論、一般的には否多めかな。
戦闘シーンカッコよかったし、5の主人公の受難や勇者で無さで人生として共感できるところなど、5らしいところは楽しめた。
恋愛シーンなどは二次創作っぽさを感じてしまい、個人的な好みとしてはイマイチ好きになれない。これは原作が淡白な表現の作品の宿命だろうからしょうがないかな。
どちらの世界を選ぶか、そしてどちらの世界を選ぶか、というアンチテーゼを表現したかったのでしょう。気持ちはわかりますよ。
原作が長い話だったのもあり、ネタの渋滞感はあったと思うけど、変えるところは変えつつよくまとめてると思う。
ベストなまとめというわけではなく、そうまとめるしかないよねという感じ。
個人的な希望としては、人間模様を極力削って戦闘シーンをメインにしたアクション映画にすればワクワクで見られる。
それに加えて、子供編、青年編、息子編、決戦編の最低でも4シリーズに分ければ、渋滞やはしょりすぎ感は防げると思う。
クソ・ストーリー
「とんでもねえ、あたしゃウイルスだよ」と言われた瞬間「ぬわーーっっ!!」となった。
尺の都合もあるし、話を端折ったり、キャラが多少違うくらいは覚悟してて、正直普通に終わらせてくれれば出来が悪くても満足して帰ろうくらいの気持ちで行ったけど…
ドラクエ5の皮を被って客寄せしといて、これ5じゃありませ~んユア・ストーリーで~す、ゲームなんかやめて大人になれよとか、ドラクエというコンテンツを破壊する為にメガンテかましてきたような作品。こんなのドラクエ自体がイヤになるよ…
観てつまらい・時間の無駄・お金の無駄だと思った作品は今までもあったけど、こんな不快感なゴミは初めて。
採点はマイナスつけたいくらいだけど、ゲマの吉田鋼太郎さんの演技と劇場で聞くドラクエ音楽は良かったので0.5。
賛否含め約5000字の感想文を書いたよ!
幼稚で理解力が足りないいちドラクエファンが、公開初日に仕事帰りにレイトショーで今作を観てきた。劇場には私以外にも仕事帰りであろうスーツ姿の男性が多くいた。
大した前書きも思いつかないので、とりあえずは覚えてることや所感をつらつらと書いていく。
良かったところも気に入らなかったところも大小書き連ねてみた。
これだけ書いても結局「うるせえばーか」で締める中身のないただの感想文である。
【幼少編】
<ほぼほぼカットされました>
SFC画面のダイジェストについてはあまり言うことはない。
古いドット絵でフローラが追加されてた。追加されてるだけで何してんのかわからなかった。
ビアンカとの冒険もお礼のオーブもゲレゲレとの出会いもちら見せレベルで、ゲームプレイしてなきゃ何が何やらだろこれ。
個人的にはリュカがパパスと剣の稽古してるのが解釈違い。
唐突にラインハットに行きヘンリーと出会い即さらわれる展開。
そして「ぬわー」。あっという間すぎる。泣く暇もない。
ここで不満だったのが「ぬわー」がぬわーだったこと。ただ文字読んでんじゃねえ。「ぬわー」という文字表現になった元の声を出せ。
【奴隷編】
<マリアとヨシュアは抹消されました>
この十余年何度も脱走の相談をしてたけどもチャンスはなくて、マリアを助けたからヨシュアが協力してくれてやっと出られた。
とか何もなしにうんこ塗っただけで逃げられる仕様だった。さっさとやっとけや。
タルアクションが無駄。求めてない。もっと時間を割くべき箇所がいくらでもあったろ。
【ラインハット着】
<太后とデールは抹消されました>
じゃあなんでわざわざヘンリー攫ったん?パパスも王からお守り頼まれてたわけじゃないのになんで単身で助けに行ったん?
めちゃくちゃ大勢いるラインハット兵に任せろよ。
蛙のくだり入れたのは評価する。あの一瞬のヘンリー幼少期に無理くり蛙セリフ一応入れたもんな。
ニセ太后もいないからサンタローズは焼かれませんでした。やったね。
ここまでラインハットやらないならヘンリーいらなくない?「ぬわー」させるための小道具。
【サンチョとの再会】
とことん放置されてた小屋になんで突然サンチョ帰ってきたん?
映画ではサンチョに関する描写全然なかったけど、原作で王は死ぬし王子は行方不明だしサンタローズは焼かれたサンチョのことを思い返すと泣けた。
展開が早すぎるのと情報がなさすぎるから、全力で思い出補正しないと楽しめない。
【サラボナ編】
<アンディとデボラは抹消されました>
フローラ選ばないならアンディ削らないであげてよ。
盾じゃなくて剣でびっくりした。でもたしかに全部集める尺はないからいいんじゃない。
指輪めんどくさいからブオーンとまとめたのもいい。時期違うけど。
フローラとリュカはなんでお互い惚れ込んでんだ?幼少期何があった?全然わからん。リメイク版でも最初にちょろっと出ただけな気がする。
天空の装備目当てに結婚レースに参加する、って後ろめたさはまるっと削除か。いんじゃない堂々とできて。
お転婆度5割増しのビアンカ登場。ビアンカは「あんた」なんて呼ばない。
薬草って食ったらあんななるのか。
つーかホイミ使えるだろ。その後のブオーン戦でじゅもん使ってたしMP無いなんて言い訳は聞かない。
【対ブオーン編】
ふわふわで植物生えてて綺麗だねブオーン。口調もまあかわいんじゃね。バトルシーンいい感じ。パパスの剣大活躍だし。
ゲレゲレも一杯走った。スラりんはなにしてたっけ…。常に可愛いからたぶんここも可愛かったんだろ。ああ、リュカのフリしてたな。可愛いね。
なんで最後ブオーン脅した?優しい眼差しで仲間にしろや。
【プロポーズ編】
喜びフローラ。造形が可愛い。好きな奴が自分と結婚するために命がけで戦って無事帰ってきたんだもんそら喜ぶわ。
ここでやたらとでしゃばるビアンカ。うぜえ幼馴染の典型やめろ。ビアンカはそんなんじゃない。
占い婆とか聖水とかなんだかんだあってルドマンにお断りを入れるところ。ルドマンわりとやさしいやん。
結婚式開いてくれるほどではなかったけど天空の剣くれるし。しかも体面いい感じに取り繕ってくれる。すごい!都合がいい!!
ビアンカは破談報告聞いて少しは喜ぶ素振りするかと思ったけどそんなことはなかった。これはいいビアンカ。
「表向きはルドマンさんの逆鱗に触れたってことになってる」
かーらーのプロポーズ!結婚ワルツ!祝福する住人!
なにこれ全員頭湧いてるの?
「その気に…なっちゃうんだからね…」
この辺なんかベチャベチャして気持ち悪かった。なにそのビアンカ。
占い婆にはびっくりした。なにこのお節介婆…と思ってたらまさかのフローラ。
リュカがビアンカを好きな描写あまりなかったのに…メタ的な事を言うと「じこあんじ」までしたのになんでフローラがこんなことしたんだ?
これまた都合がいい。説明なしにストーリー上都合よく動くキャラばっか。
【結婚後編】
<娘は抹消されました>
うんうん、娘は大筋には必要ないからね。抹消すればモデルもセリフも削減できるね。
で削っていい存在じゃないだろうが。
こちとらDSで4人パーティ組めるようになった時一家揃ってオラクルベリー満喫したんやぞ。教育に悪い…と思いながら幼い双子を連れ回したんだよ。
不満はあれど夫婦ともどもしっかり石にされたのは評価。リュカの表情が良かった。ゲマのゲスさが最高。ビアンカの顔はなぜああなった。
道端で石にされたので石像のまま他人の子供の成長を見守るという残酷な描写はありませんでした。
最初はサンチョが雪払ったりしてくれてたけどすぐにお手入れされなくなったのはなんなのか。人雇って移動させるとかしない?
息子とサンチョが洞窟をかけて出ていってルーラしたのはくすっとした。洞窟内で使うと頭ぶつけちゃうもんね。ギガンテスおまえはなんでルーラできたん?
そしてストロスの杖(物理)
娘いないもんね。装備できないからこれはもう掲げずに投げるしか…じゃねえよ笑ったわ。
天空の剣抜くシーンは文句なしにかっこよかった。装飾が剥げていくとことか中身の部品が開くとことかあとBGM。
めちゃくちゃ盛り上がった。
あとビアンカがゲマに捕まって交渉持ちかけられたのをじゅもんで攻撃するとこは良かったな。
メラゾーマだかベギラゴンだかどれだったか正確に覚えてないけど。こんなにいい女なんだから石化シーンの顔はもうちょっとどうにかして欲しかった…。
ってかビアンカ攫ったのってマーサとテレパシー会話させるためだけ?リュカで良くね?息子の嫁より息子自身のほうが交渉に向いてるし。ゲマ…。
【ドラゴンオーブ編】
レヌール城のくだりでゴールドオーブとドラゴンオーブまとめたのはいい。
でもいきなり欠片だけ出すなよ唐突すぎるだろ。ゲマが破壊するシーン入れとけ。
そんで「ロボット」っておもくそメタルハンター(モンスター)じゃねーか!ロボットって表現いらなくね。
妖精は羽虫みたいで気持ち悪いけどポワン様はきれいだった。
この辺はスラりんががんばってくれたし可愛くてお気に入り。
オーブのすり替えシーン見られてよかった。パパスと会話してくれたらもっとよかった。
オーブゲットしたあとの場面展開が潔くていいね。時間ないしね。
【対ゲマ編】
場所名がわからん。あれどこ?魔界じゃないでしょ?
「天空の剣を投げ込むと扉が閉じる」
ここまで色んな改変は受け入れてたけどさすがに失笑してしまった。
ストロスの杖に引き続きまた物理。乱暴過ぎない?
開けるのはじゅもんで閉じるのは物理。もうちょっとかっこいい設定にしてよ。
と思ったけど最後らへんでブオーンが投げてくれるのは気が利いてた。
船といったらルドマンだからフローラが来てくれたのかと思ったらキャラ崩壊してるヘンリーだった。いらねえ。
まじでただのお嬢様で終わったのかよフローラ。ビアンカと対で杖構えてるポーズはなんだったんだ。
ラストバトルでブオーン出てくるまで存在忘れてたわ。結婚後の帰省出産の時とかいたっけ?
マーサが駆け足で死んでリュカの悲しみの描写すらままならないまま「ゲマァァア!」
正直ゲマとのバトルシーンはかっこよかった。バギクロスもド派手だし鎌たたっ斬るとこは「よっしゃやったー!」ってなったよ。息子と一緒にバリア打ち破るのも胸アツ。
ミルドラースが復活するか、このまま無事封印できて終わりか、ってところで。
【オチ】
突然世界が停止してリュカだけ動ける状態に。そこに現れたのが
「天才ハッカーのきまぐれウイルス」
なにそのシェフの気まぐれサラダみたいの。まだゲマの方が信念あるよ。
「おれはアンチウイルスソフトだー!!」
黙って機械語で処理してろ無能。
「ゲームだって本物だーーー!」
ただただ虚しい。「うるせえばーか」並みに中身がないし響かない。
この展開がとても受け入れがたく気づいたらスクリーンではなく自分の膝を見つめていた。
キャラが石膏みたいになったのは思いの外ショックだった。
いや、今こうして長文感想を書いてしまうほどに大ショックだった。
その後キャラがいくら動いて喋っても人形にしか思えなくなった。
こんなコンテンツのぶち壊され方は初めてだ。
ビアンカの石化を解いた時の会話で
「一番可愛い時期を見逃しちゃった」「これからはずっと見られる」
イケメンな返しだなー!と素直に感心したのにゲームのエンディングを迎えたらすべて終わるというメタで台無しになった。
散々言われているがこの結末はどんでん返しではなくちゃぶ台返しだ。
ドラクエⅤのキャラクターでドラクエⅤのストーリーをなぞっておいて、ファンタジーな世界観を構築してから最後に全部ぶち壊した。
「クエスト」「じこあんじ」「設定」「今回は」が伏線だ?制作側の表現力不足を「伏線がわからない馬鹿が文句言ってる」で済ますなよ。
「なるほど。天空の花嫁、じゃなくてユアストーリーだもんね」なんてしたり顔で納得できるようなもんじゃない。
原作があるもので、原作の世界観を最後の最後に「作り物」扱いなんて。魔王だってこんな世界の滅亡のさせかたしない。
今作が原因で昔プレイしたドラクエⅤが汚されることはない。それはそれこれはこれ。
しかし公開初日、ドラクエの映画を夢中で見ていた私の心は叩きのめされ踏みにじられた。私と同じく会社帰りに鑑賞しにきていたであろう彼らはどうだったのだろう。
ショックを受けすぎて会場の雰囲気を感じ取る余裕もなかった。
今日は8/6だ。もう4日も経つのに悲しみとやるせなさを引きずったままこんな乱文を書いている。
高評価レビュー内で「批判してる奴はこどおじだ幼稚だ大人になれ」と言われても「このショックがわからないやつがなんか煽ってくる」とぼんやり聞き流すだけだ。
映画サイトのレビューを見て同じ気持ちの人を見つけて共感ボタンを推しても気は晴れない。
私には少々性格が捻じ曲がった夫がいる。ドラクエⅤ未プレイの彼は退屈のあまり途中寝ていたらしいがウイルスとアンチウイルスの下りで吹き出していた。
そしてあの日以降ことあるごとに「大人になれ」と煽ってくる。
「テクスチャ剥がれた瞬間にキャラが死んだと思い込んだお前は、ゲームをプログラムだと言った天才ハッカーと同じ考え方だ」
「別にキャラは死んでない。もともと生きてないんだから」
「ゲームは本物だって反論した主人公は、死んだなんて思わずまた動き出したキャラたちを受け入れてただろうが。作品の趣旨を理解しろ」
「自分が気に入らない展開だったからってそれ以降の全てを拒絶するなよガキが」
上記のセリフの最後に必ず「大人になれ」が付く。
唐突な世界崩壊に激怒せず、ウイルスとアンチウイルスを受け入れて、VR展開にしたり顔するのが大人なのか。
私にはそれができなかった。
楽しめなかったのは幼稚で理解力が足りないお前のせいだと言われても、「そうか私が悪かったのか」とはならない。「うるせえばーか」だ。
本作はどちらかというと面白い。だがそれ以上に最悪だ。
「後半は見応えあった」
今年80本目。
後半は見応えありました。
ドラクエVはスーパーファミコンでやりましたが、結婚相手は自分はフローラ選んだ記憶があります。
中々昔ですからどちらを選んだか忘れている方もいますよね。
作品はドラクエV最後こんなストーリーだったかなって、常識を覆してきた展開が良かったです。
女性声優の有村架純、波瑠がいいから若干前半退屈ですが、2人を堪能して後半のクライマックスに向けての40分が醍醐味かなと思います。
ビアンカへのプロポーズだけ
5の主人公がこんなにヘタレなのはギャップがありすぎて辛かった。個人的には、残酷な運命に翻弄されながら懸命に立ち向かう人物像を抱いていたので。ビアンカについても正直、違和感が強い(ちょっとうざい)。フローラはまあこんなもん。オチはなんかもう、呆然としてしまった。ドラクエを子供時代にやった人で、ストーリーを覚えている人にしか意味がわからない。間違っても子連れで見に行ってはいけない映画でした。
ファンタジーの皮を被ったSF
ファンタジーではなく、SFだと思って観てみると割と面白い視点で作られた映画だと感じました。
また、タイトルも「ドラゴンクエストV」ではなく、あくまで「ドラゴンクエストyour story 」であり、ゲームとは別物として制作側も考えているのでは?
その前提がなければ、散々な前評判の通りの残念な映画になってしまいます。
劇中劇としてのVは物語をちょっと端折り過ぎですかね。もう30分長ければ主人公に感情移入できてラストの展開ももっと面白かったな、ということで、星4です。
近い将来、主人公と同じようにVRでVをプレイしてみたいですね。
ドラクエ好きを全員見下し馬鹿にした歴代最低映画
始まった時からドラクエファンとして違和感はあった。しかし、長いストーリーを上映時間に収めるための創意工夫が見て取れ、日本の3D映画としてはクオリティの高い表現に感嘆さえしていた。1人のドラクエファンとしては、ドラクエの世界が3Dで作られてキャラが動いているだけで嬉しかった。すぎやまこういちの音楽も、何度聞いてもやはり良いなあと、映画の細々な問題など気にならなかった。
と、最初は肯定的にとらえていたが、最後の10分ほどが最悪過ぎた。
「今までのは全てVRゲームで、お前が愛した人たちはただのデータだ。」などと急に言われても…
さらに、ゲーマーを肯定するような表現があり「ゲーマーは居て良いんだよ」って言われてるようで「お前に許可なんか貰わんでもええわ!」と思った。
本当にこれがドラクエを作った人たちが手掛けたものなのか…?
「存在の許可」なんて、見下しているから言えることで、大変に失礼で傷ついた。
もうね、携わった人全員に謝ってほしいくらい笑
もうこの監督の作品は観ないし、声優にすら反感を覚える。
よく止めなかったな…ドラクエ愛とかいう以前に、人としてクズなことに加担したんだぞ?
恥を知れ!!!!
ドラクエを語ったエゴ作品
まさかレビューを書きたいが為にサイト登録するとは!!、、それくらい心に衝撃を受けた映画でした。もう見て2日経つのに(笑)
先ず、映画を最後まで見た上でレビューを満点にしている人達はドラクエ5に対しての思い入れがそこまで強く無い人達なのは明確ですね。ゲームの中でドラクエはまあ好きよ~的なレベル。
スーファミ時代に衝撃を受けドラクエ5そのものが好きな人達、多感な青春時代の思い出、思い入れが強い人達にとっては怒りを通り越えて悲しみの感情が強くなる作品でしょう。
CG、音楽、駆け足展開は許容の範囲内だし、声の仕事がメインじゃない俳優女優人によるいまいちなアフレコもまぁ良しとする。
寧ろ中盤くらいまでは膨大な内容のドラクエ5をよくまとめて表現してると感心しつつ物思いに耽っていた。ドラクエ5の世界がそこにはあった。
だけど酷評のラスト。
無惨にもドラクエ5の世界を破壊する後半。
映画館がどよめき白けるラスト。
終演後にこんなにも館内で「ありえない」「ないわー」「最後辞めて欲しい」「これは酷い」「現実いらない」と聞こえた映画なんてあっただろうか。。
懐かしい思いを馳せて映画館に「ドラクエ5」を見に行く世代は立派な大人達。現実も世の理も分かっている人達。その上で映画を「ドラクエ5」をその世界を楽しみにし浸る為に映画館まで足を運んだし運ぶんです。そんな人達に何をどうしてわざわざ声を大にして「ドラクエ5はバーチャルの世界だよ」なんて改めて表現する必要があるでしょうか。
「大人になれ」なんて愚の骨頂。そんな分かりきった事を伝えられる為に金を払ってない。
その後「だけどそんな作られた世界でもそれはそれで本当の世界」的な事を言われてまとめられても、人為的に付けられた切り傷をあたかも自然に付いてしまっていた傷として傷を付けた張本人が手当てしに来た感じで酷く気持ち悪い。DVの手口みたい。
「映画内容」としてだけならありだと思いますが「ドラクエ5」としては有り得ないですよ。他でやって下さい。ラストのせいでドラクエ5と言う名を客寄せパンダに使ったただの金儲け作品となった。勿体無い!!
因みに後半内容を抜けばドラクエ5として許せる範囲内で星3、5くらい。後半入れると星0なので間をとってこの星の評価です。
ミッキーは「大人になれ」とは言わない
ミッキーに中の人はいません、アイドルに彼氏はいません、ピカチュウはピカチュウとだけ鳴きます、プロレスはガチです。
この映画に対してはほとんど高評価ですが最後のオチだけは残念でなりません。
私は
SFCのドラクエ1〜6プレイ、そこまで思い入れは無いと思う。
事前に賛否両論、酷評は聞いていた。
ネタバレはオチが酷いこと、主人公がモブ?、テクスチャーが剥がれる、辺りを少し見てしまった。
酷評がどれほどのものか逆に楽しみで見たので初見殺しの目には遭わなかった。
映画館は滅多に行かないが、このために見に行き映画.comに登録した。
●高評価
・知らない曲もあったがBGMは懐かしい。
・フローラ可愛い、ザ・お嬢様って感じでなくて良い。
・プロポーズは泣いた。
・宿敵としてゲマやジャミとゴンズが頻繁に出てくるのは良かった。特にジャミの嫌な敵キャラの演技など素晴らしい。妻を奪われ悲壮な顔のまま石化する主人公も良いし、怒りをあらわにしたまま石化したビアンカも、それをつまらないと吐き捨てたゲマも良い。
・天空のつるぎを抜くシーンが素晴らしかった。
・過去に戻りパパスを見るシーン。「パパスの息子だからね!」泣いた。
・ビアンカの石化を解いて息子と再会。「1番可愛い時期を見逃しちゃったね」「これからだよ」
●割と良かったところ
・名前がゲレゲレ、悔しいが笑ってしまった。
・戦闘シーンがしっかりしていて良かった。
・最後にヘンリー達が駆けつけるところが王道でよかった。ゲマを親子で倒すところも。
●個人的な要望
・ビアンカとの少年時代見たかった。
・ゲマはオーブ割れよ。「ベビーパンサーは野生に帰るでしょう」もあると嬉しい。
・ビアンカおてんばすぎない?おてんばな少女時代をカットしたからか、フローラとの対比なのか。姉さん女房感を出して欲しかった。
・結婚前の描写をもっと丁寧にして欲しい。主人公に気のあるビアンカが嫉妬したり、ビアンカのダメなところを話す主人公を見てフローラが察する描写とかもっと丁寧に。ドラクエ5の結婚は重要だよね。結婚式とドレス姿見たかった。
・せめてグランバニアの王子だと明かして欲しかった。パパス亡き後何年も召使いとして働いてくれるし、息子勇者の言葉遣いが丁寧でサンチョさんの教育の素晴らしさが垣間見える。王様設定の説明がないとサンチョさんがただの聖人になってしまう。
・ビアンカの瞳の色はラーの鏡でのみバレるとかだと良かったのでは、ドラクエだし。瞳の色はそのままで良かった。
・過去の自分に「坊や、お父さんを大切にね」も言って欲しかった。
●ダメ出し
・制作側の「面白いだろ?」的なギャグが要所要所にあり寒い、プサンの臭い青年とか引っ張りすぎ。
・ヘンリーへの敬語はまあいいとしてヘンリーの声優の演技がちょっと。
・天空のつるぎを探そうというサンチョの提案を断る理由が弱くてただのヘタレ。10年も奴隷だった恐怖があるとか何か理由が欲しかった。
・おちゃめなルドマンさんが性悪になってしまった。
・薬草は塗り薬では?シリーズで違うのか?
・妖精女王は「私の力ではゲマやミルドラースを倒すことはできません」と言って欲しかった。断り方が「封印出来るけど直接手伝うことはしませーん」って感じで違和感。
・マーサの最後の言葉が「もうミルドラース復活しないよ!」なのはちょっと…
●やめてくれ
・ブオーン退治を「クエスト」?は?
・占いババいらね。他に尺使えたよね?占いババ〜ルドマンに追放されるまでが酷かった。変身したフローラと気付いても「そうだったの?でもテンポ悪くて蛇足」とイライラ。最後にくだらない自己暗示だと知って更に萎え。フローラは可愛い。
・なんで子供1人なんだよ!双子だろ?
・スライムはもっと声可愛いだろ、何がワクチンだ。
●オチについて
こういう作品は童心に返り、昔懐かしい気持ちをそのままに見るものだと思うんだよ。だからこそリバイバルがウケるんだよ。多少変更があるのは仕方ないけど客だってそれを望んで来るわけ。
童心に返りワクワクしているところに思いっきりツバをかけられた感じ。何が大人になれだよ。ドラクエの世界観は壊さなかったのに世界そのものを壊しに来るとは。
前半怪しかったけど結婚してからの盛り上がりは本当に面白かったんですよ。酷評のことなんか忘れるくらい。本当に鳥肌たったし少し泣いた。見に来て良かったと思えた。原作は100分の映画に収まるとは思ってなかったし、そのため少しストーリーを変えるのは個人的にはぜんぜん許容範囲。
そんなにドラクエ5には思い入れ無かったと思ったけど、やっぱりあのオチはショック、萎える。怒りより悲しみ、落胆、幻滅。
ゲマを倒し、天空のつるぎを空に投げてから20分くらい席を外した方がいいかも。元に戻ってから見る。DVDやブルーレイではそこだけカットしたVerを選択できるようにしてあげて欲しい。
オチがまともなら思い出補正込みで星4。
オチがアレだけど他が良いから星1.5。ドラクエでこのオチは星0。
このオチやるなら原作無しのオリジナルファンタジーものでやってくれって感じだわ。
ラストですべてか台無しに
ドラクエ5を2時間に収める為に色々削ったのはまぁ受け入れられるとしても、ミルドラースを封印しようとしたら出て来たのは訳のわからんコンピューターウイルスって何?ドラクエは何処行った?
さらにはずっと一緒にいたスライムがアンチウイルスソフト?VR?
いやいやこんなのドラクエに求めてないって
天空の剣投げて封印完了→皆の元に帰ってハッピーエンドでしょ!
最後の最後で無駄金になりましたよ
ラスト改善案
物語の構造欠陥がある為、改善点のみ記載します。
メタフィクションは、タイミングが大切です。
ラストのラストでやると、その要素がマイナスだった時のリカバリーの時間がなく、観る人を不快にさせる事がほとんどです。
「マトリックス」とかは、そこが中盤の主題だし。
メタ構造と言う意味なら、近年なら「グリッドマン」とかは良かったです。旧作だと「クレヨンしんちゃん 夕陽のカスカベボーイズ」とか「デッドプール」とかはそれなりに良かったなぁと。
これが「シャッターアイランド」的なサスペンスだったらOKですし、「君に読む物語」的な物語をたどるものであるなら納得も行くのでしょうが……本作はドラゴンクエストなので…。
ドラクエでやるのなら違うやり方があったでしょうよ。と言うのが今回の主題です。
流れは違うけど、ラストが糞と言われる漫画で「代紋TAKE2」があるが、ほぼそんな感じのラストなので、酷評されても文句言えないのでは……。
この脚本構造では、初めから一定層を切り捨てる覚悟だったとしか思えません。
今後、昔語りで「あの映画嫌だったなぁー」的な意味で、記録ではなく記憶に何としても残りたいと言う意志があったのかも知れません。……まぁ、制作者としては分からなくはないのですが……公式でやるのはかなり厳しいし、敵を作り過ぎるかと。
さて、
結局、作り物でしたーって言われる事が悲しいのです。
作り物でも、大切な世界だ! とか言うのであれば、現実とのリンクを大切にするべきです。光のお父さんを見習って欲しい。
むしろ、光のお父さん的な作り方をすれば良かったのかと思います。
ここから、
改善提案です。
冒頭、現実の世界でスーパーファミコンのカセットを入れ、スイッチを入れる所からスタートする。20〜30秒くらいのカットで良いです。そこからテレビ画面へインサート。ドラクエⅤのオープニングが流れていく。
その後、ゲーム画面ダイジェストから3DCGに移り変わる。出来れば、頭の中で現実化して行くように、平面から徐々に立体化(いっそSFCから3DSになり、徐々にフルボイス化していく)とかあると面白いかもしれません。
そうすれば、ゲームの世界を物凄く真摯に、緻密に、そして感情豊かに描いていると捉えられます。
そして、ラストはウイルスではなく、
例えば少年期にゲームをしている事を、怒ってくる親的なものにしてしまう。
その後、兄弟や、理解のある両親と、
この世界だって、大切な世界だから、世界を救おう
と、リスタートする。
ゲームが与えてくれる、物語への想いは、今を生きる力になる。そんな言葉を胸に現実の冒険へと向かう。
(ラストシーンでは少年なら青年、ハードもSFCから3DSになっていたり、現実世界でドラクエのARゲームをやったりしても面白いかも)
ゲームだって大切な世界なんだ、を伝えるなら、最後に裏切るのではなく、最初から、正面から来て欲しかった。
裏切るなら、物語ではなく、そのまま「ゲームを映画」にしたのかーって事や、実写キャストとかで驚かして欲しかった。
普通に考えたら、ドラクエの世界観を映画にする事が大切なのだが、ドラクエとは国民的ゲームである。に踊らされた映画に感じる。
ストーリーではなく、ドラクエと言う構造へのアプローチで作った映画だった。
賛否あるだろうが、制作側の原作への向き合い方に、私は疑問を感じました。
追伸
Яは、キリル文字で自分を表すとか言う考察を見たが、個人的にはトイザらスよろしく、子供の書き間違え感を出したように感じる。結果子供のものだよって言うメッセージだったとしたら、これほど不快なものは無いが……まぁ、それは深読みし過ぎだろう。
悲しい・・・。ただただ悲しい。
中学生のころ夢中で遊んだドラクエ5の映画化と聞いて、楽しみしていました。
こんなに悲しい思いをするとは・・・。
映画とあって、エピソードが減ってしまうのは仕方がないところですが、それでも美しい映像、かっこいい音楽、魅力的なキャラクター、大満足だったんです。ビアンカとフローラを両方を立たせるのにこんなアイデアがあったとは!勇者が天空の剣を抜くシーンには恥ずかしながら涙が出ました。最後の15分までは・・・。制作側に悪意がないのかもしれませんが
この結末が必要でしたか?私は普通に終わってくれるだけで大満足でしたよ。
この映画の需要ってどこにあるのでしょう?少なくともドラクエ5に思い入れがあって楽しみにしていた方もたくさんいたはずです。
たかがゲームかもしれませんが、SFC版を遊んだ中学生のころ、DS版を遊んだ頃には子供もいてまた新しい視点で楽しむことが出来ました。当時の思い出ともリンクしているんです。
ゲマとの決戦まで本当に楽しく見ていただけにその反動がきついです。
今でも悲しい気持ちが消えません。
冷静になるまで3日もかかってしまいました
鑑賞してから冷静になるまで日数を要しました。
もうすでにたくさんの批評が出ている中で、わざわざネタバレを含むレビューを書く必要もないかなと思ったのですが、結末を踏まえてもどうしても納得がいかない点が多いので書くことにします。
まず誤解を招かないために記述しておきます。
30代女性です。
DQは父の影響で幼少期から馴染みがあり、それから30年超、ずっと大好きなシリーズです。
とりわけ、今作品の原案であるDQ5は特別に好きで、SFC版はもちろん、リメイクや移植されるたびにプレイしています。
また、今作品の総監督が手がけた「鎌倉ものがたり」が大好きです。
今回の映画でも、CGアニメーション技術や声を演じられた役者の皆さんの演技など、技術の面で私個人としては高評価でした。
好みが分かれますが漫画的な表現もアニメーションだからできるもので唯一無二ですし、そこは高く評価したいです。
大前提として、この作品はDQ5を「原案」とした、DQのみならずゲームを愛する全ての人へ向けたメッセージが込められているものです。
最後をにおわせる伏線も、それまでに感じる違和感も、全て「オチ」を見れば説明できるものですよね。
その説明を理解しても、何故こんなに多くの人が納得できないのか。
考えてみたのですが、やはり本作の主人公(ゲームプレイヤー)とVRゲームの表現と、自分と自分がプレイしてきたDQ5の乖離が激しいという点に尽きるかと思います。
具体的に書きますね。
・DQ5が大好きなプレイヤーなのに、なぜ初プレイのVRゲームでスキップや縛りをつけるのか。
>自分があんなに凄いゲームハードを目の前にして、かつDQ5のストーリーをちゃんと理解していたら絶対にスキップなんてしません。
そんなもったいないことできません。
映画内で幼少期が爆速で進むことや何故かキラーマシンが出てきたこと、ストーリー展開が変わってたのはこのゲームのバグのせいかと理解する前に、
「なんだよ舐めプかよ」という感情が反射的に出てしまいました。
・主人公(プレイヤー)の人間性が魅力的に見えない。
VRゲームプレイ中は現実世界の記憶は全て消えるという設定でしたので、主人公はゲーム内の苦難を純粋に自分の人生として乗り越えてきたはずですよね。
であるなら、あそこまでヘタレな性格になるでしょうか。
・DQ5のVRゲームなのに、なぜ他ナンバリングの楽曲が多用されているのか。
>DQシリーズの楽曲はそれぞれに意味と意義があります。
流れるだけで、そのシーンで何を表しているのか語れるほど雄弁なものです。
DQに詳しければ詳しいほど、「何故ここでこの曲が流れるの?」と首を傾げてしまいます。
これもオチを見ればバグのせいかと理解できますが、映画作品として効果的だったのか疑問です。
この他さまざまな疑問とツッコミが、あのラストシーン中に次々に浮かび上がり、混乱し、
「ゲームの世界も自分の大切な人生なんだ!それを否定する権利なんて誰にもない!」
という、キャッチコピーにもある
「君を、生きろ」というテーマにたどり着くまでに感情移入が間に合ってないのが原因だと思います。
人間は「混乱」や「理解できないこと」を反射的に「怒り」ととらえることが多々あるので、酷評が相次ぐのもそのためかと…
逆に、主人公と同じテンポで感情移入できた人にとってはとても感動的なストーリーだったと思います。
正直羨ましいです。
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ここまで書いて分かることは、「この作品はDQ5原案だが、DQファンやゲーマーの多くに共感を得るには表現が足りない」ということです。
また、「DQだけでなく普段ゲームやアニメに触れていない人が見ても話がわからないじゃないか」「好感を持てる意味がわからない」という意見も見えますが、そもそも普段ゲームやアニメに触れてない人たちは、その世界に「現実感」をもって没頭していないので当たり前のことです。もっと客観的に作品と向き合うことができるのです。
自分の夢にゲーム画面やアニメの画面が出てこない人達です。
ゲーマーやオタクには信じられないかもしれませんがそれが現実です。私もオタクなので書きながら胸が潰れそうです。
しかしながら、純粋にこの映画を面白いと思うことになんの違和感もないですし、それで良いと思います。
オチを見て「あんなに話しが早く進んだのはこういうことだったのか!」「あの画面はこういう意味だったのか!」「ゲームから学ぶことも人生に生かされることもたくさんある!」と理解して興奮するのはなんの間違いもありません。
感動を大切にしてほしいです。
映画というのは娯楽なので、一部のファンだけでなく、より多くの人々が楽しむべきだと思います。
全てを踏まえた上で、この映画のメッセージを伝えるためにDQ5を原案にする必要があったのか疑問です。
というか、DQ5を原案にせず、オリジナルのVRゲームの世界で同じ内容を繰り広げていたら、もっと成功したと思います。
映像技術や役者さん方の演技に満足していたからこそ、残念でなりません。
そういう意味で星は1つです。
次回作ではもっと一般大衆向けなプロモーションを期待します。
最後に、これは単純に物語への疑問なのですが、フローラはなぜ「じこあんじ」をとく薬を用意できたのでしょうか?
キャラクターはすべてAIという設定なのでしょうか?
それともあれもバグなんでしょうか?
純粋に分からなかったので、どなたか分かる方がいたら解釈を教えて欲しいです。
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