ドラゴンクエスト ユア・ストーリーのレビュー・感想・評価
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差別すぎるストーリー
同時期に公開したアルキメデスの大戦の監督は山崎貴さんです。
ドラクエ映画と同じ監督です。
この映画、同じ監督といえないほど評価も高く面白いです。
ですがドラクエ映画は史上最低の手抜き映画でした。
この差は何なんですか?差別ですよ。
どうせならアルキメデスの大戦のラストにミルドラースを登場させて主人公と数学対決をしてほしかった。
それをやったら日本映画界の歴史に名を残すことができたのに。
それぐらいやらないと不公平です。
冷静になるまで3日もかかってしまいました
鑑賞してから冷静になるまで日数を要しました。
もうすでにたくさんの批評が出ている中で、わざわざネタバレを含むレビューを書く必要もないかなと思ったのですが、結末を踏まえてもどうしても納得がいかない点が多いので書くことにします。
まず誤解を招かないために記述しておきます。
30代女性です。
DQは父の影響で幼少期から馴染みがあり、それから30年超、ずっと大好きなシリーズです。
とりわけ、今作品の原案であるDQ5は特別に好きで、SFC版はもちろん、リメイクや移植されるたびにプレイしています。
また、今作品の総監督が手がけた「鎌倉ものがたり」が大好きです。
今回の映画でも、CGアニメーション技術や声を演じられた役者の皆さんの演技など、技術の面で私個人としては高評価でした。
好みが分かれますが漫画的な表現もアニメーションだからできるもので唯一無二ですし、そこは高く評価したいです。
大前提として、この作品はDQ5を「原案」とした、DQのみならずゲームを愛する全ての人へ向けたメッセージが込められているものです。
最後をにおわせる伏線も、それまでに感じる違和感も、全て「オチ」を見れば説明できるものですよね。
その説明を理解しても、何故こんなに多くの人が納得できないのか。
考えてみたのですが、やはり本作の主人公(ゲームプレイヤー)とVRゲームの表現と、自分と自分がプレイしてきたDQ5の乖離が激しいという点に尽きるかと思います。
具体的に書きますね。
・DQ5が大好きなプレイヤーなのに、なぜ初プレイのVRゲームでスキップや縛りをつけるのか。
>自分があんなに凄いゲームハードを目の前にして、かつDQ5のストーリーをちゃんと理解していたら絶対にスキップなんてしません。
そんなもったいないことできません。
映画内で幼少期が爆速で進むことや何故かキラーマシンが出てきたこと、ストーリー展開が変わってたのはこのゲームのバグのせいかと理解する前に、
「なんだよ舐めプかよ」という感情が反射的に出てしまいました。
・主人公(プレイヤー)の人間性が魅力的に見えない。
VRゲームプレイ中は現実世界の記憶は全て消えるという設定でしたので、主人公はゲーム内の苦難を純粋に自分の人生として乗り越えてきたはずですよね。
であるなら、あそこまでヘタレな性格になるでしょうか。
・DQ5のVRゲームなのに、なぜ他ナンバリングの楽曲が多用されているのか。
>DQシリーズの楽曲はそれぞれに意味と意義があります。
流れるだけで、そのシーンで何を表しているのか語れるほど雄弁なものです。
DQに詳しければ詳しいほど、「何故ここでこの曲が流れるの?」と首を傾げてしまいます。
これもオチを見ればバグのせいかと理解できますが、映画作品として効果的だったのか疑問です。
この他さまざまな疑問とツッコミが、あのラストシーン中に次々に浮かび上がり、混乱し、
「ゲームの世界も自分の大切な人生なんだ!それを否定する権利なんて誰にもない!」
という、キャッチコピーにもある
「君を、生きろ」というテーマにたどり着くまでに感情移入が間に合ってないのが原因だと思います。
人間は「混乱」や「理解できないこと」を反射的に「怒り」ととらえることが多々あるので、酷評が相次ぐのもそのためかと…
逆に、主人公と同じテンポで感情移入できた人にとってはとても感動的なストーリーだったと思います。
正直羨ましいです。
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ここまで書いて分かることは、「この作品はDQ5原案だが、DQファンやゲーマーの多くに共感を得るには表現が足りない」ということです。
また、「DQだけでなく普段ゲームやアニメに触れていない人が見ても話がわからないじゃないか」「好感を持てる意味がわからない」という意見も見えますが、そもそも普段ゲームやアニメに触れてない人たちは、その世界に「現実感」をもって没頭していないので当たり前のことです。もっと客観的に作品と向き合うことができるのです。
自分の夢にゲーム画面やアニメの画面が出てこない人達です。
ゲーマーやオタクには信じられないかもしれませんがそれが現実です。私もオタクなので書きながら胸が潰れそうです。
しかしながら、純粋にこの映画を面白いと思うことになんの違和感もないですし、それで良いと思います。
オチを見て「あんなに話しが早く進んだのはこういうことだったのか!」「あの画面はこういう意味だったのか!」「ゲームから学ぶことも人生に生かされることもたくさんある!」と理解して興奮するのはなんの間違いもありません。
感動を大切にしてほしいです。
映画というのは娯楽なので、一部のファンだけでなく、より多くの人々が楽しむべきだと思います。
全てを踏まえた上で、この映画のメッセージを伝えるためにDQ5を原案にする必要があったのか疑問です。
というか、DQ5を原案にせず、オリジナルのVRゲームの世界で同じ内容を繰り広げていたら、もっと成功したと思います。
映像技術や役者さん方の演技に満足していたからこそ、残念でなりません。
そういう意味で星は1つです。
次回作ではもっと一般大衆向けなプロモーションを期待します。
最後に、これは単純に物語への疑問なのですが、フローラはなぜ「じこあんじ」をとく薬を用意できたのでしょうか?
キャラクターはすべてAIという設定なのでしょうか?
それともあれもバグなんでしょうか?
純粋に分からなかったので、どなたか分かる方がいたら解釈を教えて欲しいです。
間違ったドラクエ好きへのメッセージ
ドラクエファンならみんな思うでしょう最後の製作者たちのメッセージに違和感があることを。ユアストーリー…そんなん知ってる僕たちはドラクエをやる時は勇者になってました。自分の名前を付け冒険したんです。それを今さらゲーム=ファミコンしか知らないおっさん達が認めてやるよお前らの時間は無駄じゃないよあの時の君達は勇者だったわ、って言ってきたんです。上から目線で、何様?調べたらドラクエやった事ない監督さん…なんで作った?メタネタがとてもいいアイデア?監督何年目ですか?
あと星5評価の人達へ、何故かあなた達は作品の感想を書く前に低評価の人たちを非難してから話しますね、ちゃんと作品の話しましょ?
良かったと思います!
酷評コメントがあまりにも多いので
普段は書きませんが、レビューしておきます。
自分にとってはかなり面白かったです。
記念品が欲しくなって、7000円以上する
ドラゴンオーブを買ってしまったくらいです。
8月4日に見に行きましたが、入場特典のキーホルダーと
パンフレットはすでに無くなっていました。
ネット上では酷評ばかりが目につきますが
気に入った人も多いのだと思います。
普通つまらなかった映画のパンフ買わないですよね?
話題となっているラストは意外ではありましたが
腹が立つとかそういう気分には全くなりませんでした。
「そうくるか!」とは思いましたが・・・。
でもこのラストのおかげで、幼少期がスーファミの
ゲーム画面でスキップされた理由も全て繋がります!
自分はつい最近ドラクエVRを体験したのもあって
妙に納得してしまいました。あり得るな、と・・・。
そもそもドラクエ5はゲマが宿敵で
ミルドラースは影薄めのラスボスなので
これはこれで全然アリだと思いました。
尺の都合でだいぶテンポが速いです。
ドラクエ5をやったことない人にはきついかもしれません。
音楽もCGもとても良かったです。
ドラクエ5以外の曲も結構使われていました。
ラストで「この道わが旅」が流れてきた時はしんみりしました。
DVD出たら、たぶん買います!
やっぱりドラクエ最高です!
涙と血の気が引いた
ネタばれ含みます。
パパスの最期、ビアンカへのプロポーズ、息子の天空の剣の引き抜き、ゴールドオーブ(ドラゴンオーブ)のすり替え時の過去の自分へのセリフ、ヘンリーの参戦等、懐かしさと感動シーンの表現はよく普通に良作じゃんと映画評価なんて宛にならんなと思い鑑賞してました。
最期に天空の剣を投げ込むもゲマに憑依したミルドラース出現に間に合わず再び、ピンチに陥るもパパスとマーサの力を借りて苦戦の末撃破し無事ジ・エンドというのが誰しもが望んだオチでしたでしょうね。
ところがペプシマンとニズゼルファを混ぜたような謎のオリキャラが最期をぶち壊し。血の気が引きポップコーンを画面に投げたくなりました。途中まで感動していた自分に対して「こんなのにマジになっちゃってどうすんの」的な製作者側の悪意ある表現に誰もストップをできなかったのか?
DQ10では世界観を壊すクエストを実装し、ユーザーからクレームを受けて修正するという不祥事がありました。
最近はドラクエっぽい別の何かというか、ドラクエという素材に甘えてドラクエをやった事もない屑が制作に携わりぶち壊すという事を続けて見せられてがっかりしました。
最期悪ければすべて悪しのいい見本。
この監督はSNS上では批判意見をすべてブロックしているので本人届かないですが今後ドラクエには一切関わらないで下さい。
ご自身の完全オリジナル作品でやってください。
やまざきつらぬきよ、名前は覚えました。さようなら
普段このような映画レビューなんて書はないですがそれだけの憤りと怒りが最後の15分ですべて台無しにされイラつきました。
本人はこの悪評を喜んでそうで怖い。はっきり言います。ゴミだぞと。
この金で天気の子みた方がよっぽどよかった。
あくまでユア・ストーリー
ドラクエ5の映画ではなく、あくまでユア・ストーリー(ドラクエ)です。
ドラクエの映像化としては出来のいい部分がいくつもありますが、最後のオチ部分で台無しになります。
天空の勇者やブオーン、ラインハット軍を揃えて臨んだ最終決戦がいきなり「知らないおっさん 対 知らないおっさん」になるという地獄。
しかもビアンカとか好きなキャラクターたちはテクスチャを剥がされる衝撃的な展開の中で「大人になれよ」と言われながら…。
今は!夏休みで!パパの好きだったゲームの映画を!子供と見にきてるの!大人だよばかやろう!
とはいえピンポイントで褒めたい点もあり、ここだけはファンとして流せない部分もありで。
◯良い見所
モンスター、特にキラーマシンがとてもいい(ドラクエ5のモンスターではないが)
ビアンカの乳増量した?
フローラも素敵、堀井さんのこだわりだね
ぬわーっ!
◯不満
ビアンカのリボンは??
「お父さんを大事にするんだよ」のカット。この映画はドラクエ5(親子の物語)ではなくユアストーリー(ドラクエが好きなおっさん、くじけないで)という話
最終武器がロトの剣。天空シリーズとロトは混ぜちゃダメ…(いやこれもこの映画はドラクエ5じゃないというね)
ドラクエ5を壊した
スクエニがこの内容でOK出したのか?
ドラクエファンです。ドラクエをやった事のない友達と見に行きました。また評論はあえて見ずに行きました。
端的にまとめると、ゲームやったことない人を置いてけぼりにして、やったことある人を失望させる作品でした。ドラクエVの映像映えしそうな箇所だけを抽出して切りはりしただけの、人間味やストーリーの感じられない内容の極めて薄い作品でした。
幼少期のビアンカやパパス、ベビーパンサーとの思い出がフックになって、青年期以降でのゲマへの憎しみが増し、それが辛い冒険後押しする活力になるのに、全てほぼカット。監督は、一人旅で言葉の喋れないけど辛い思い出を共有したキラーパンサーに喋りかけた事なんてないでしょうよ。なーんかパパスが言ってたなあくらいの感覚で旅に出て、なんとなく結婚して、魔界の勢力が力をつけてきたから倒したったわの内容では感動できませんでした。
2時間の映画にまとまりきらないのは承知の上で、幼少期を忠実に描きそこに足し算引き算をするだけでも、個人的には100点だし、次作に期待する声も多かっただろうに、ただただ残念です。
幼少期を脳内補完した上で、フローラと剣の下りは圧縮という意味では良い改変でしたが、ヘンリーが助けに来るシーンは疑問でした。親子三代の物語ではなく、ヘンリーとの友情物語になってしまったのはどうかと。どうせなら原作通り、ラインハットが攻め込んだストーリーは残せばヘンリーとのストーリーが濃くなっただろうになぜそこを改変したのだろう。
最後に、副題になった問題のシーン。ドラクエないしRPGと言うジャンル自体を揶揄しているとしか思えませんでした。鋭い視点で切り込んで映画監督の手腕を見せたり主張をしたかったのでしょうが、ドラクエの世界に要らないのはあなたのそう言う視点ですよ。ドラクエをやった事がない人にもわかるように、という意味を履き違えてる。ドラクエVという逸材をリスペクト無しに触った監督になんらかの主張があったとしても読み取る気力はありません。
良かった点を必死であげると、
キャストは違和感なかった。
CGも鳥山明ではなかったけど悪くはなかった。レビューで言われているラインハットの城下町の風景に関してだったり、キャラデザに関しても言える事ですが、ディズニーを意識したデフォルメに近いのかなと思い許容範囲。
音楽は本当に素晴らしかった。
0点にしたい気持ちはありますが、その点を評価し+1点。
予想だけじゃなく期待をカンペキに裏切った
映画を見にきた人がほしいものではなく、ほしくないものをぶつけてきたなぁ。
そもそも皆、DQ5が映画になったものを見たかったわけで、ゲームをやる人・やらない人・好きな人・くだらないと思う人の価値観バトルを見にきたわけじゃない。
自分は、ゲーム好きで毎日なにかやってる。まあかなりいい年だが、そんなことは気にしてない。で、DQシリーズはそれなりに遊んできたし、5はシリーズ中かなり好きな作品だ。
けど、今の自分の好みは違っているので、この映画を見に行くつもりがなかった。
しかし、すさまじく低評価なことからさっさと皆さんのレビュー見て、内容知って、マジかそれと見に行った。
そんなわけだから、オチを最初から知っていた。だから、問題の終盤も「あーこれかー」くらいのものだったけど…。
「大人になれ」。
これは、「ゲームなんてくだらない」って意味じゃない。
「ゲームなんてくだらないものに時間使ってる奴は幼稚でくだらない」って意味だ。
否定してるのはゲームだけじゃなく、ゲームが好きな人もだ。
ゲームが好き、DQが好き、DQ5が好き、アニメや映画など虚構の世界が好き……レンタルで済ます選択、見ない選択もあるのに、それより高いお金を払って劇場にいる、お金を払う価値があると思ってそこにいる観客に向かって、「くだらないものが好きな幼稚な奴」と言ってるってことだ。
たとえその後で「そんなことない!」と言わせるにしても、割に合わない。
ビンタされた人に、思いっきりハグして頭なでなでして、いっぱい優しい言葉かけて、俺はおまえの味方だよ、あんな奴気にすんな、俺がぶっ飛ばしてやるからな!て言うんじゃない。
なんの予兆もなく胸に庖丁ぶちこまれて言葉も出ないで茫然としてるところに、あ、ごめん、痛かった?でもこれ、撫でてあげるためだからねナデナデ…みたいなもんだろこれ。
割に合わない。
というか、全然意味ない。
むしろ完璧に逆効果。
内容をなにも知らず、DQ5の世界、物語を楽しみにーーー鳥山さんではないキャラデザ、2時間におさめるには改変や省略が相当なものであるだろうこと、本職声優ではないメインキャスト…DQが好きだから、5が好きだから、いくついくつもハードルを下げ、それでも楽しみたいと出掛けた人たちのショック、痛み、悔しさ、失望、察するに余りある。
そんなつもりじゃなかった、と制作側は思ってるかもしれないが、まあ、自分たちのやったことの結果だ。
こっちだって皆、そんなつもりで見に行ったわけじゃない。DQ5を見に行きたかっただけだ。
最初に書いたように、自分は当事者とはいえない冷めた立ち位置にいるけど、それでも。
ゲームが好き、物語の世界に遊ぶのが好き、夢見るのが好き、しんどい現実の癒やしをゲームに得ている、そんな同志・仲間たちが傷つき悲しんでいることを思ったら、皆に一言、同意を告げたくなった。
「これはひどい」
と。
これは一体誰向けの映画?
それなり良かった ラストは肯定
「かつて勇者だった世代」へ送る共感覚
という意味では失敗してしまったのかもしれない(?)
ゲーム「ドラゴンクエスト5」の映画として、
1本の映画尺にその全ての要素を配置し、ハイテンポで見せるさまは素晴らしいの一言に尽きる。
要素も過不足なく、最大の見せ場「花嫁の選択」についてもきちんと描けていたと思う。
CGアニメの出来としては、デザインがやや芋っぽいのと、俳優陣吹き替えということで、導入こそ違和感があったものの、アクションが多めの本作に関しては没入してしまえば気にならない。
問題のシーン・・・というか「かつてドラクエ5を遊んだ貴方」の物語(YOUR STORY)というこのテーマについては、もやもやする原因になってしまっているのが残念。
意外性とは裏切りのことではない
決してつじつまが合わないとか、セリフが棒過ぎるとかいう難点はないので、出来が悪いわけでも、つまらないわけでもない。
『friends もののけ島のナキ』のチームが制作していて、脚本こそ山崎貴臭がありましたが、実質八木竜一監督作品だし、CGは白組なので、コミカルな動きやかわいい表情は良かったですよ。
でも、ゲームユーザーの思い出を刺激して、純粋に「あの感動を再現」…
みたいなふりをして宣伝を繰り広げたくせに、その気持ちを裏切る最後の展開はないんじゃないかな?
いや、細かいことを言えば、冒頭に出てくる文字フォントもゲームのものと異なるし、使われてる音楽も「Ⅴ」じゃない曲が多いしと、原作への愛を感じない。
全体に「雑」「粗い」という印象でした。
過去に観た作品の中では、『実写版ガッチャマン』が近い。
そのほかに、メタ構造を取り入れる『レゴ・ムービー』や『ソードアート・オンライン』『レディ・プレイヤー1』をやろうとして、効果的でなさすぎて『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』 と、『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』になっちゃったというたとえも近いかも。
予想がつかないラストという意味では『大日本人』『DEAD OR ALIVE 犯罪者』などが比較に向いてるかもしれない。
超絶ブリブリ大便作品
滅茶苦茶腹が立つ。
その経緯を誰かに届けないと腹の虫がどうしても収まらないため、駄文であるが、書かせていただく。
この映画にはずっと期待していた、私は今大学生だが、幼少期に親が持っていたps2版のドラクエ5をプレイして、中学生の時にds版、更にこの映画が公開されると知ってからスマホ版をプレイした。プレイするたびに感動させられるポイントが違うし、それを感じるたびに主人公とは全く違う人生だが自分も成長していて、主人公も感じる事が変わってくるんだろうな、とか、彼の立場を想像してみると自分では耐えられないと思ったり、とにかく僕はドラクエ5が大好きだった。
だからこの作品が発表された時は予告を観ただけで涙を流したし、映画好きな僕にとっては公開が待てず、結婚相手はどっちなのか調べようとしたりもしたが、辞めた。なぜならそれだけゼロの状態から楽しみたかったからだ。
フタを開けると便器。
いや、最後に監督に下痢をスプレーされたような気分だった。
終盤までは気になるところもあったが、ドラクエをやった事がない人もいると思うし、子供にも見やすい展開かな?と思って何も文句は出なかった。
終盤にミルドラースを「えいっ」みたいな軽い感じで殺してた所も許容した。
問題は劣化版ペプシマンみたいな意味の分からんキャラが降ってきてからだ。
「アニメ作品なんか見てねーで、もっと勉強しろや。」とくだらない監督の意見を押し付けられてる様な気がして本当に腹が立った。
なんやあいつは。
ドラクエ5が大好きで公開を喜んだ気持ちも、視聴前にチラッと口コミを見たらあまり良くなかったけど、「僕はどんな映画でも楽しめるし」と思っていた気持ちも、映画館に持ち込んだこの映画に対する期待、考え方、敬意を全て監督のクソで塗り潰された。
誰に向けてのメッセージやねん、そもそも映画を観に行く時やゲームをする時には、誰もがその「非日常感」を期待していく。その中で細かい描写がリアルであればその作品のキャラに共感しやすいし、自分はその境遇に無いからこそ感動するところもあり、影響される様な事だってある。そんなフィクション作品の中でゲームなんかせず、現実を見ろ?馬鹿かよ。
僕が劇場からでてはじめにグーグルの検索欄に打ち込んだ文字は「ドラクエ映画 監督 ○ね」だ。
調べれば、山崎監督はドラクエどころかRPGすらやった事がなく、なんなら少し見下した様なコメントを書いていた。
ふざけんなよ、金を返せよ。こんなのがエンターテイメントとか言われて、大勢の人をがっかりさせた金で食う飯は美味いだろうなぁ!!!!
僕がこの映画に対してた思いをクソバターを塗ったくられ、トースターでまる焦げにされた。アンパンマンもびっくりやわこれは。
最後の方はただの文句になってしまったが、映像は素晴らしい、フローラとビアンカめっちゃかわいい。ゲレゲレはもふもふしたい。
出来れば見た事、いや、この映画の終盤だけを記憶から永遠に抹消したい。
ドラクエが好きであればあるほど傷つく誰得大便ブリブリ映画。
この口コミを書くためにわざわざ登録までしました。有難うございました。
地獄⋯けれど人による
この映画がこれほど賛否両論になったのは、人によって許容ラインが違うからだと思います。否定してる人も許せないポイントは千差万別なので。
個人的には、以下の3点が大きいです。
1.キャラ改変
ヘンリーの口調。おそらく幼少期カットによって印象に残らないだろう王子様設定を観客の心に残すため(最後で出てくるからね)の「余」。そしてリュカの敬語。
結果、ヘンリーとリュカの親友設定が壊滅!悲しいのう。
王女の存在消失は⋯許せぬとしか⋯こちらは制作費の都合ですか???
サブキャラでショックが大きかったのはこの2人。
2.花嫁候補平等化による弊害
堀井さんから花嫁論争を再び盛り上げて欲しいとお願いされたからでしょう、ビアンカに関するエピソードが激減。悲しいのう!
キャラデザの変更は全く気にしてません。めちゃくちゃ魅力的でした。
でもリボンの話は無いし、大人ビアンカがどんな生活してる人なのか説明は皆無だし、リュカの態度は悪くて二人の間に絆は(男女として以前に友人としても)感じられないし、綺麗な滝の洞窟でのしっとりした冒険がブオーン退治になるし、「お前」呼ばわりだし⋯
確かに元々のストーリーはビアンカが正規ルートであることをひしひしと感じさせるものでフローラ派からすれば不公平だという思いがあったのは分かりますけど。
じゃあフローラのエピソード増やせばいいじゃないですか。ビアンカのターンを削って、かわりにやたらダラダラ引っ張ったのが占いオババのターンってどうなんすか?ここも全然納得できない唐突な流れで終始ポカーンでしたよ。え?フローラは一体どうしてそう感じたの?って。
そんで結局ビアンカなんかーい!!って誰もが心で叫んだことでしょう。
ビアンカの涙に「良かったね⋯良かったのか⋯?」と、この時点でモヤモヤ爆発。酷いのう!
3.オチ
と言うと一言で終わるけど、このオチの存在によって色々と悪影響が発生してますね。
正直なところオチは副題から覚悟してましたよ。伏線もあったし。それでも酷い。
a.主人公リュカについて
彼はドラクエ5主人公ではなく、単なるゲーマーでした。だから性格も軽いし弱腰だしチャラいし2人の女性両方にプロポーズしてしまう。
クソか!
花嫁選びは結構よかったという意見も見られますが、いやー、理解出来ませんわ。これが個人的に結構きました。序盤からじわじわと⋯HPを削ってきた⋯。
ただ、後半はそんなことも忘れてゲマとの戦いを夢中で見てたんですよ。でも最後のウイルスとの戦いでは、もはや彼は私たちにとって「単なるゲーマー」。
私はほんっと主人公に感情移入が出来ませんでした。ここも人によって大きく評価のわかれるところなんだと思います。リュカという名前に思い入れがある私はひたすら残念でした。
b.ネタバレの仕方が酷い
あのタイミングが。
緊張が最高に高まるクライマックスで、あれは⋯!
見入っていた無言の劇場内が一層静まり返って、頭に???が浮かんでましたよね。最悪のタイミングでしたね!すごろくでゴール寸前にふりだしに戻された感じで。
そして3DCGの崩壊。これすごく辛い地獄のシーンです。他の皆さんもディズニーとかポケモンとかで例を出して絶望具合を巧みに表現されてますけど、まさしくそれ。
ポケモン映画でいきなりピカチュウが真っ白になったら子ども泣くやろ!大人でも泣くわ!!テクスチャまで剥がすか?!
酷すぎるのーう!!!
ほんと酷すぎる⋯制作班よく許したな⋯逆にすごいと思う。プロ意識あるのか無いのか分かんないぞ。
でもね、ジャッキーチェンを見習って欲しい。NGシーンはエンディングで出してるでしょ?
そうしてほしかった。
エンドロールはゲーム画面で静止するんじゃなく、ゲーム機から出てきて現実社会に戻るゲーマーの後ろ姿で〆てほしかった⋯そしたら「エンドロール最後まで見ろよ!」で終わる話だった。
ここまで酷評され⋯され⋯どうだろう?
c.込められたメッセージ
アンチウイルスのスライムと一緒にウイルス退治!
「ゲームも大事な世界なんだクリアの邪魔すんな!」(今回はビアンカじゃなくフローラ選びたいな〜、あとロボット追加よろしくっ幼少期はカットでいいかなっ)
ははは(失笑)
ほんと何とも言えない。
感動するの?これで?我々は何を受け取ったのかな⋯(すっとぼけ)
確かに昔スーファミやってた子供時代は思い出したけど。
で?
もしかして、最近すごく見かける「ゲームに転生したら」系の話を楽しめる層は感動できるんですかね?私はアレ系の話は意味が理解できないんですよ。迷い込むならまだしも転生⋯ファンタジーの域を超えてるでしょ。いや、これは蛇足ですね。すみません。
以上、大きな3点でした。
こだわるドラクエファンにとっては他にもまだまだ許せない雑な作りは存在するみたいです。けれどそれも人によります。楽しめた人もいるんだから。そこは否定しない。
ただ私に言えるのは、多くの人の心を傷つけたのは間違いないということです。
いじめと同じで、やってる方は自覚ないんでしょうね。
そんなつもりはなかったのでしょう。そう信じたいですけど。
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