「所詮他人のセーブデータは価値がない。」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー はるちきさんの映画レビュー(感想・評価)
所詮他人のセーブデータは価値がない。
幼い頃から家族とともにドラクエシリーズを遊んできた。5は幼い頃に拙くプレステで、大きくなってDSで
新しいキャラに首を傾げながらも夜遅くまで冒険した。
鑑賞した後は脱力感がすごくて、席をすぐに立てなかった。例のミルドラースの登場シーンまでは満足度が高いようなレビューが多いが、そこまでのシーンでもわたしのショックは大きかった。
手紙を残していないパパス…
双子じゃない自分の子ども…
ふたり並んで選ぶシーンのないプロポーズ…
ヘンリー王子はマリアと出会わない…
グランバニアに一度も訪れない主人公…
お父さんより未来の奥さんを心配する未来からの主人公…
メラゾーマを唱えているのに演出はメラミ…
回復系呪文の演出はなし…
俳優陣の棒読み台詞…
シーンのない伏線の回収(オーブをゲマに粉々にされるシーンがなかったのに…)
キリがない。
でも1番固まってしまったのは
5じゃない挿入歌の使用…
特に大好きな4の馬車のマーチが馬車のないシーンで
使われた時はショックで固まった。
そして、すぎやまこういち氏の曲でない
違和感のある挿入歌の使用…
思わずすぎやま氏の路線変更を疑ってしまった。
題名に5なんて明記してないけれど
ファンとして期待してた場面がほとんどなかった。
あれだけ膨大な冒険の書をたかが90分程度で
表現するのには所々の端折りがあるのは
仕方のないことかもしれない。
子どもの頃の妖精のところや名産博物館、
ラインハットのニセ太后…
わたしが特に思い出に残る場面がなかったのも、
素晴らしい1つの映画をつくってくれるのなら
仕方のないことだ。
けれど!!!!これは!!!ひどい!!!!
映画が終わってからずっとドルマゲスの様になってしまっている…
堀井氏に「大人になれ」なんて言われたくなかった…
悲しい…悲しい…
やはり、冒険の書は自分だけのもの。
いくら同じ武器や防具を装備していても、
同じお嫁さんを選択していても、
他人がレベルをあげてしまったり
果てにはボスを倒してしまっては無意味なのだ。
kossyさん
コメントありがとうございます✨
敵一体焼き尽くす巨大な火の玉がメラゾーマなのに、バスケットボールくらいの火の玉の演出はちょっとな…って思っただけです笑